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日本酒の会 sake nagoya 「酒蔵見学」合宿(京都・伏見)の報告
とき:2012年3月24(土)~25(日)
酒蔵:齊藤酒造(京都市伏見区横大路三栖山城屋敷町105)を中心に
ウェスティン都ホテル京都 『地酒フェスタ~京の地酒とうまいもん~』
サービスメニューのお品書きはないので、以下、適当に内容を書く。
下段右:
海老の蒸し物、海老の味と香りがする。当たり前だが重要なことだ。
器の中は、烏賊と筍の木の芽和え。筍と木の芽が季節感を出している。
ちまきは笹の葉で白玉と漉し餡を巻いて蒸してある。手を掛けてあるのが料亭の証。
下段左: 揚げ物
天ぷらとシシトウと椎茸。天ぷらは、海老しんじょうの揚げ物とカリカリとした食感のもの。
カリカリしたものは湯葉かなと思ったので仲居さんに聞いてみると、京都でトユバというものだそうだ。樋の形をしている湯葉なので、そう名付けられたそうだ。
中段右:
蓮根、鰆の粕漬けの焼き物、椎茸、だし巻き卵。
春の魚である鰆の粕漬けはほんのりとした粕の風味が口に広がって美味しい。
中段中:
五弁の花の芯に当たる場所は、酢味噌和え。
蛍烏賊は季節のもの。蒟蒻は赤と普通の黒、赤蒟蒻は関西らしい。葱ぬた。
中段左: 煮物。
えんどう、干し湯葉、筍、花麩、里芋、寄せ豆腐に木の芽が添えてある。
アッサリとした味の関西風の味わいに、季節のものの香が感じられる。
上段: お造り。
季節柄桜鯛としておこう。食感に新鮮さと鯛の旨味が感じられた。
量は少ないが鯛の旨さを楽しむことができる。
締めの御飯:
筍の炊き込みご飯の木の芽添え。漬物は奈良漬と胡瓜のしば漬け。
吸い物:
菜の花、鯛、蓬麸のお澄し。吸い物のお椀の中にも春が一杯である。
デザート: 苺、オレンジ、白ワインのゼリーにミントの若葉。
料理のお供のお酒は、月桂冠の純米酒「京山水」の燗酒。
なかなか押しのある味わいで渋味がある。
熱燗にすると、甘味もあり酸が膨らみ渋味も消え食中酒として良い感じになる。
魚三楼は、流石に老舗の料亭だった。
我々が頂いたものは昼のメニューでも、最も安い3150円の花籠御膳(松)だったが、素材も会席で使うものが用いられ手抜きは感じられなかった。
料理の一つ一つに季節感が感じられたのは良かった。おすすめできる店だ。
「京料理 魚三楼」
公式ホームページ: http://www.uosaburo.com
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