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日本酒の会 sake nagoya 「酒蔵見学」合宿(京都・伏見)の報告
とき:2012年3月24(土)~25(日)
酒蔵:齊藤酒造(京都市伏見区横大路三栖山城屋敷町105)を中心に
ウェスティン都ホテル京都 『地酒フェスタ~京の地酒とうまいもん~』
【京料理 魚三楼】
昼食の会場である魚三楼に着いた。
格子を巡らした格調のある外観の店だ。
渋い暖簾が入り口にかけられている。
暖簾の右側に銘板があった。
見ると「鳥羽伏見の弾痕」と書かれている。
銘板の右の格子戸の傷は、鳥羽伏見の戦いの際に、付けられた傷だそうだ。
『右側、格子に数條ある痕跡は鳥羽伏見戦(1868年)の弾痕です。幕末の慶応4年1月3日,4日に此処伏見で薩長士連合の新政府軍と幕府軍とが大激戦をくりひろげました。世に言う鳥羽伏見の戦いです。(明治維新の最初の戦)
幕府の大政奉還の泰上、朝廷の"王政復古の令"の直後朝廷側が決定した第15代将軍慶喜の辞管、納地(一切の官職と幕府領の返上)は、幕府を怒らせ、京へ攻め上って参りました。新政府軍は、これを鳥羽伏見で迎え撃ち、伏見では一大市街戦が展開され、幕府軍は敗れ、淀、大阪方面へ退却しました。
この戦乱で伏見の街の南半分が戦災焼失、街は焼野原となりましたが、幸いにして、この建物は弾痕のみの被害で焼失を免れました。
店主謹白』
伏見は、歴史のある都、至る所に歴史が刻まれている。
暖簾をくぐり中に入ると、雛飾りと生花がある。
おもてなしの心。
部屋は2階なので階段をあがる。
階段を上がると、中庭と外は高層建物と蔵が見える。
部屋は広々とした個室で、気持ちが良い。
お茶が出されており、テーブルには、お盆にグラスと茶碗がセットされている。
お昼限定のサービスメニューの花籠御膳が運ばれてきた。
小鉢が五弁の花のように並んでいる。
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