天文11年(1542年)12月26日、三河岡崎、岡崎城で竹千代(後の徳川家康)が松平家八代、松平広忠の嫡男として生誕しました。それより逆上ること約50年程前、戦国室町時代の末期、奈良大和郡山の地から、三河岡崎、根石ケ原の投(ナグリ)の郷(現在の岡崎市若宮町)に移って来た深田一族は、両替商、表具屋、仏具師等、いろいろな商いをしながら、次第に栄えていきました。
江戸時代、東海道三十八番目の宿場、岡崎宿の東の入口、岡崎二十七曲りの起点にあった深田家。時は、元禄に入り庶民文化も益々栄え、岡崎宿の商いも盛んになり、一族が使う酒を私的に造っていた酒を商いとして、元禄3年(1690年)頃から売り出したのが始まりです。元禄といえば、五代将軍徳川綱吉の時代、かの有名な事件、赤穂浪士、吉良邸討ち入りが、元禄15年12月14日なので、それより12年前の創業です。
屋号「丸石」の由来は、初代三太夫の墓が、一抱えもある大きな丸い形をした石で出来ている為、それをそのまま、丸石の商号、社名としたとも言われています。
(サイトから引用)
そんな「丸石醸造」さんに行ってきました。
酒蔵の中は自由に見学できました。
順路のはじめは瓶詰場です。
次は、酒米を蒸す甑(こしき)です。
酒米を蒸す蒸米機(奥の方)や、蒸した米を冷やす放冷機もあります。
洗った酒米を水に漬ける浸漬タンクも見えます。
壁のパネルでは、お酒ができるまでの工程がわかりやすく説明してあります。
ここは麹室でしょうか。やっぱり、立ち入り禁止でした。
酒母室の前を通って・・・
醸造タンクが並びます。
順路の最後は、ヤブタの搾り機の前で「蔵の隠し酒(上撰・純米酒)」の試飲販売です。
蔵の東側にある長誉館では、ふるまい酒がありました。
その傍らでは、どて・おでん・お団子・焼きそばや甘酒などもありました。
座って楽しめる場所もあり、皆さん楽しそうです。
2階では三味線も楽しめます。昨日は津軽三味線「桑原慶秋」、今日は「三友会」です。
最後はお土産コーナーです。日本酒のほか、リキュールや吟醸まんじゅう、ケーキやかりんとう等いろいろあります。
じつは、この蔵開き。昨日(2月5日)からやっていたのですが、金曜日に飲みすぎまして二日酔いで来ることができませんでした。そのせいか、知り合いに一人も会えず、ちょっぴり寂しかったです。
やはり、次からは初日に行こうと思いました。
ちなみに、次回は「長誉春祭り」2011年4月17日(日)だそうです。
報告:H