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2008/3/9 第24回地方銘酒を楽しむ会 鵜呑会(うのかい)に参加しました。

 

24回の文字が語るように長い歴史を持つ会であるが、迂闊なことに知らなかった。情報通のN氏に情報をいただき、幹事の「酒のうかい」さんのホームページを見て、一度は参加すべきと思い、今回初参加となった。

【日時】:平成20年3月9日(日曜日) 13:00~16:00
【場所】:春日井市商工会議所
春日井市鳥居松町5-45(春日井市役所の隣)
【参加料】:3,000円 定員100名

【イベント内容】

12:30 受付
13:00 落語講演会 春風亭柏枝 
14:00 利き当て会(白真弓4種類)
15:00 試飲会(大吟醸・山廃・純米・本醸・生酒・原酒 120銘柄)
15:30 抽選会
16:00 残酒チャリティ(売り上げは慈善事業団体に寄付)

JR中央線春日井駅で降り、春日井市役所までは20分程の道程、天気も良いので歩くことにする。
駅前を国道19号線方面に歩き、地蔵川の橋を渡り川に沿って南に下る。以前水害を引き起こした地蔵川は浚渫され深く掘り下げられ、コンクリートの護岸に変わっていた。
交通量の多い通りに出たので右折し、鳥居松方面に向かう。
広い通りに面した商店街は殆ど店を閉めている。鳥居松に近くなると漸く人の姿が目に付くようになった。

会場の商工会議所は市役所の隣にあり直ぐ分かった。
会議所入り口には既に多くの人の姿が見えた。
中にはいると正面にテーブルがありお酒と利き猪口が置いてある。利き当てらしい。

左に受付があり、会費を支払うと、今日の出品酒の一覧と吟醸券3枚を渡される。

吟醸券3枚は1枚に付き吟醸酒1杯と書いてある。初めてなので使い方を聞くと、壇上の酒については量が限られているので、1枚に付き1杯になっているとのこと。壇上の酒とは一覧表に○印の付けられた銘柄だそうである。

1時になると寄席が始まるので、左奥の部屋にはいるように説明がある。

会場には紅白の幕が掛けられており、目出度い雰囲気である。

【落語講演会】
まず、鵜呑会の会長さんの挨拶があり、幹事の鵜飼さんの挨拶が終わると、落語の講演である。

高座に上がるのは、春風亭柏枝師匠である。

プロフィールを師匠の公式HPより転載する。

春風亭柏枝(しゅんぷうていはくし)
本名 竹内秀男
生年月日 昭31.5.30生 双子座 O型
出身地 茨城県古河市
略歴

昭和50年3月  栃木県立栃木高等学校卒業
55年3月  東京経済大学経営学部卒業
  --2年間サラリーマン生活--
57年5月  七代 春風亭柳橋に入門
 (前座名、べん橋)
61年9月  二つ目昇進(七代 柏枝を襲名)
平成 6年5月  真打昇進

主な演目

芝浜・ねずみ・御神酒徳利・二番煎じ・お見立て・親子酒・代り目・錦明竹・子ほめ・堀の内

主な寄席への出演

新宿末広亭・浅草演芸ホール・池袋演芸場・国立演芸場・お江戸日本橋亭・お江戸広小路亭・他

この鵜呑会での出演は今年で9回目だそうで、長い歴史がある。
今年の9月には、名跡の春風亭柳橋を襲名されるそうであり、大師匠である。

今日の演目は「御神酒徳利」である。
何をやっても運の良い人、何をやっても運の悪い人がいる。
出来れば運の良い人に回りたいものだが、御神酒徳利の主人公は運の良い人である。
「御神酒徳利」のあらすじは「吟醸の館」HPに詳しいのでそちらをご覧下さい。
http://ginjo.fc2web.com/96omikidokkuri/omiki_d.htm

運の良い人には良い大明神が付いている。
良い大明神とは、あげまん、山の神大明神と言うのが落ち。

突然、登場人物になりきった噺家の術中に落ちて、話に引き込まれてしまうのは古典落語の世界である。

【利き当て会】
落語が終わると、利き当てである。
白真弓4銘柄の利き当て。
1本に付き4個のレギュラーサイズの利き猪口が用意され、各人毎に結果を投票箱に入れる。
幹事の説明によると難しいそうである。
【試飲会】
利き当てが終わると、いよいよ試飲会である。
会場は入り口の利き当て会場の右側の会議室である。

会場は舞台付きの広い会議室である。
会場には白布がかぶせられたテーブルが10個くらいあり、その上にお料理と酒が並べられている。お酒の番号は振ってあるが、番号順に並べられてはいないので、飲みたいものが決まっている人は捜して歩く必要がある。

料理は各テーブルに置かれている、1ヶ所に集中していないので混雑が回避されて良いし、個人別でもないので無駄がない。過去の経験が生きているやり方のように思われた。

メインのお皿の他に、漬け物派の人のために、漬け物3種類が置いてある。
日本酒に漬け物も当然のことながらよく合うのである。


大根の沢庵。べったら程甘くはないが甘めの浅漬け。


大根の粕漬け。甘味は抑えたものである。


梅干し。相当に塩っぱい。これを口にしてから飲む酒は、甘口に感じてしまう。