やきとり吉兆さん主催の而今を楽しむ会に参加させていただいた。
吉兆さんは、名古屋市則武にある焼き鳥屋さん。うまい鳥と多くの日本酒が楽しめる。
而今は、やわらかな甘みと上品な香りでお気に入り。一通り飲んでみたかった。そんなわけで、参加となった。
今回は、なっき~氏と参加したのだが、定員20名の会なのに、くま@牛乳さん、Iさんなどなど定例会でお顔を拝見する方が多かった。
さて今回の而今、木屋正酒造さんである。木屋正酒造さんは、三重県名張市にあり、150石(而今100石、高砂50石)を生産。専務&杜氏の大西唯克さんは、4年間の食品関係の会社勤務を経て酒造に取り組む、 31歳の好青年。17年全国新酒鑑評会金賞。ダンチュー4月号でも取り上げられ大ブレーク中の忙しい身である。会の進行役の酒泉洞堀一さんによると「生」はうまみとかおりの調和。「火入れ」はボディがあり、火入れ技術の高さを感じさせる味とのこと。
堀一さんの開会の言葉のあと、大西さんのあいさつ、吉兆・中田さんのお話がありさっそく試飲が始まった。お酒は、それぞれ少しずつ杯に汲まれ、大西さんが説明をする形で進行する。大変丁寧な説明でありがたい。落ち着いて試飲する。
出品酒について
いつものことであるが、後半は酔っ払ってしまい、メモが不十分である。
一通りの試飲の後、吉兆自慢の鳥料理を味わう。鍋と心臓、レバーの刺身があったが、大変おいしい。大西さんからは、「食中酒を目指す」というお話だったが、いささか重く、存在感がありすぎる。而今全体の印象としては、やはり生が際立っておいしい。きれいな甘み、バランスの取れた上品な香りがすばらしい。お話を伺うと丁寧な造りをしたいので、量は増やせないとのことだった。
仕込み水は、軟水の井戸水とのことである。軟水系のお酒はたとえば、愛知県の蓬莱泉のようなお酒が思い浮かぶ。筆者としては、一度、軟水と硬水のお酒を飲み比べてみたいと思った。
今日、買いに行ったが売り切れ大人気である。
今後の更なる飛躍を期待したい。
(報告:T)