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日本酒の会 sake nagoya 「酒蔵見学」(鹿野酒造)の報告
とき:2010年2月20日(土)
酒蔵 鹿野酒造(石川県加賀市八日市町イ6)
http://www.jokigen.co.jp/
宿泊 民宿「與市郎」(氷見市窪2557-2)
https://yoichirou.com/
<1日目>
今年も毎年恒例の日本酒の会sake nagoyaの合宿の時季がやってまいりました。
今回の旅の目的は北陸地方の酒蔵めぐりと旬の魚を味わうという企画です。
合宿当日の朝、JR名古屋駅 特急しらさぎの車内に今回の参加メンバー10名が集合しました。
前日は日本酒の会sake nagoyaの定例会(テーマは燗酒)が行われていた為、少し眠たそうな参加者も居ましたが全員定刻通りに集合することが出来ました。
さて、目的地へ向け列車が動き出しました。
毎年合宿の移動手段といえば車だったのですが、今回は列車でのんびりと風景を楽しみながらの旅となりました。
そしてもちろん列車内での楽しみといえばこれです(笑)
ちなみにお酒は「貴」「鯨波」「玉川」の3種類です。
まだ旅は始まったばかりなのでゆっくり味わいながら頂きました。
もちろんこの後の蔵見学がメインなので飲み干したりしませんよ。
岐阜を越え滋賀県に入った辺りで車窓は一変しました。
外は一面の雪景色、猛烈に吹雪いている場所もあり目的地の天候が気になります。
しばらく経って福井県に入ってから徐々に天候は治まってきたので安心できました。
そうこうする内に約2時間半が経過し、「加賀温泉」での乗換えを経て「動橋(いぶりはし)」駅に到着しました。
丁度時刻はお昼時。動橋駅の目の前にある「白川食堂」で腹ごしらえです。
なんでもこちらのお店は昭和6年創業で加賀市内でも一番古いうどん屋さんだそうで、
最近では「牛乳ラーメン」、「ソースカツ丼」が評判なんだそうです。
さっそく「牛乳ラーメン」と「ミニソースカツ丼」を注文してみました。
「牛乳ラーメン」は色は真っ白いのですが、食べてみると塩ラーメンがベースとなっており思ったよりあっさり。
スープの味はあっさりしたクラムチャウダーのような感じです。
結構食べると癖になる味。なかなか美味しいB級グルメだと思いました。
「ソースカツ丼」はしっかりとカツがソースに浸かっていて見た目真っ黒ですが、ソースの味は塩加減は丁度良く甘みのある味。
共に美味しく頂きました。
(写真はミニではなく、レギュラーのソースカツ丼)
お腹も満たされたところで、いよいよ目的地の鹿野酒造に向かいます。
鹿野酒造は山廃造りを得意としている「常きげん」という銘柄のお酒の蔵元さんです。
日本酒ファンならご存知の方も多い農口尚彦杜氏が杜氏を勤めている蔵です。
JRの線路沿いをゆっくりと歩きながら進むと、周りの景色は稲刈りの終わった一面の田んぼ。
田んぼの奥を見渡すと霊峰白山がそびえ立つ加賀平野の景色。
まさにこういう場所でお酒が造られているのだなぁと思いを巡らせながら蔵へ向かいます。
途中線路脇を見ると数名の集団が居たので、様子を見てみると三脚にカメラを持った鉄道ファンの集団でした。
丁度蔵へ向かう道中が絶好のビューポイントのようです。
寒空の下じっと列車を待つ鉄道ファンも、酒蔵へと歩く我々も目的は違えども同じように趣味のためにこの場所に訪れた旅人でした。
15分程度歩き、ようやく鹿野酒造に到着しました。
趣があり、年代を重ねた木造の建物。そして目の前には大きな杉玉。
玄関のガラス戸を開け蔵の中へと向かいます。
入り口は直売所になっており、常きげんのお酒やグッズなどがならんでいます。
声を掛けると奥から奥様と社長が出てこられて、我々を出迎えて頂きました。
そして早速スリッパに履き替えて蔵見学をさせて頂きます。
蔵の中を社長直々にご案内して頂きます。
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