日本酒の会 sake nagoya
「定例会」報告
日時:2024年9月21日(土)
場所:和彩盆 大彦(名古屋市中村区名駅五丁目)
テーマ:秋の夜長に飲みたいお酒
参加者:33名
今回のお酒(順不同)
銘柄 / 種別 / 使用米・精米歩合 |
製造 (産地) |
購入 価格 |
把握する 銘柄取扱店舗 |
参加者のコメント | 酒 № |
花邑 純米吟醸 酒未来 酒未来 ・ 50% |
両関酒造 (秋田県) |
7,667 (1.8L) |
オオタケ | ごく薄い黄緑色の酒色。爽やかな甘い香りがある。上質な甘味、バランスのよい酸味がありフルーティ。中盤からはしっかりしたコクを感じ、最後はじんわりくる旨味と甘味の余韻を感じる。 | 1 |
楽器正宗 混醸 雄町 無濾過無加水 備前雄町77%、国産米 ・ 60% |
大木代吉本店 (福島県) |
3,760 (1.8L) |
酒泉洞堀一 | ごく薄い黄緑色の酒色。僅かに発泡感がある。バナナやリンゴ、マスカットの香りがある。強い甘味と程よい酸味で濃厚。だが、バランスがよくほろ苦さもあり、意外とすっきりしている。甘味が浮くという意見も。 | 4 |
二兎 純米大吟醸 愛山四十八 生 愛山 ・ 48% |
丸石醸造 (愛知県) |
4,400 (1.8L) |
酒泉洞堀一、 オオタケ、 荒川商店、 酒正 | ごく薄い黄緑色の酒色。発泡感がある。リンゴの香りや接着剤の香りがある。しっかりした甘味ときっぱりした酸味がある。炭酸感からくる辛味やほろ苦さから後味はスッキリしている。日本酒らしい味わいで安心感がある。熟成感を感じる、ぬる燗でやりたいという意見も。 | 2 |
寫楽 純米吟醸 酒未来 一回火入れ 山形県産酒未来 ・ 50% |
宮泉銘醸 (福島県) |
5,082 (1.8L) |
吉田屋 | 透明の酒色。ブドウや青リンゴのエレガントな香りがある。しっかりした甘味、透明感のある酸味・旨味があり陰影に富む。バランスよく、ゆったりとまろやかな飲み口で、甘味がまったりと消えていく。僅かに熟成感を感じるという意見も。 | 10 |
竹葉 能登を醸す純米酒in赤武酒造 能登産ゆめみずほ ・ 60% |
数馬酒造 (石川県) |
3,600 (1.8L) |
吉田屋 | ごく薄い黄緑色の酒色。バナナや桃、メロンのような香りがある。心地よい酸味と甘味でフルーティ。優しい味わいながら程よいコクもあり、味を単調にしない。すっきりしており、程よい余韻を感じる。熟成感を感じるという意見も。 | 3 |
萩乃露 純米大吟醸 十水仕込 雨垂れ石を穿つ 慈雨 愛山 ・ 50% |
福井弥平商店 (滋賀県) |
5,280 (1.8L) |
酒泉洞堀一、 知多繁、 名槌屋 | ごく薄い黄金色の酒色。僅かに甘いフルーティな香りがある。甘味と共に酸味がしっかりしており爽やか。中盤からは程よい旨味も感じられる。やや濃いめだが、飲み口はどこまでも優しい。 | 6 |
浦里 純米酒 生酛 茨城県産米 ・ 65% |
浦里酒造店 (茨城県) |
3,520 (1.8L) |
知多繁 | ごく薄い黄緑色の酒色。微かにヨーグルトのような香りがある。入口は優しいが甘味が強く程よい酸味を感じるさせる。中盤からはしっかりしたきれいな旨味を感じ、ほろ苦さがコクを感じさせる。燗を試してみたいという意見も。 | 5 |
黒澤 純米吟醸 無濾過生原酒 長野県東御市信州ファーム萩原産美山錦 ・ 55% |
黒澤酒造 (長野県) |
3,520 (1.8L) |
酒の岡田屋、七里酒店 | ごく薄い黄緑色の酒色。香ばしい香り、接着剤をイメージさせる香りがある。厚みのある甘味としっかりした酸味、辛味があり濃く、インパクトがある。中盤からはしっかりした旨味そして強めの辛味、苦味・渋味でキレ感を作りながら余韻が続く。 | 8 |
和田龍登水 山恵錦純米酒 生酒 山恵錦 ・ 55% |
和田龍酒造 (長野県) |
3,520 (1.8L) |
丸内酒食品 | ごく薄い黄緑色の酒色。上白糖のような強い甘味と押さえた酸味がある。中盤は透明感のある穏やかな旨味が現われ苦味を伴いながらキレ感を形づくる。熟成感があるという意見も。 | 7 |
吉田蔵U 石川門 生酒 モダン山廃 石川県産石川門 ・ 60% |
吉田酒造店 (石川県) |
3,740 (1.8L) |
吉田屋 | ほぼ透明の酒色。僅かに炭酸感がある。乳清やヨーグルトを思わせる香りがある。爽やかな酸味が中心でカルピスのような乳酸系の飲料をイメージさせる。従来の日本酒のイメージには納まらない味わい。旨味は少なくさっぱりしていので、肉と合わせたい、白ワインを想起させるという意見も。 | 9 |
(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください
(コメント)
9月の定例会お楽しみいただけたでしょうか。
名駅・泥江の初めての会場で、また曜日時刻ともいつもとは異なる開催となりました。大きな混乱もなく開催できたことを幹事として先ず感謝申し上げます。
ここで一つお願いがあります。幹事は毎回1時間くらい前から採点票を配ったり、報告ページ作成のため瓶の写真を撮るなどの準備を行っています。しかし、時に段取りが悪く準備に手間取ることもしばしば。ブラインドでの試飲なので、店のレイアウトによっては酒のラベルを隠すため瓶に新聞紙を巻くこともあります。できれば開会20分ぐらい前からの開場とさせていただきたいのでご協力をお願いします。
さて、10月1日が日本酒の日ということもあり、日本酒関係のイベントや蔵開放が続いています。9月も下旬となりやっと少し涼しくなりイベントに参加するにはよい時期となってきました。皆様も是非そんな行事にでかけて、お気に入りの1本に出合ってください。
さて、次回はいつもの第三金曜日の夜。中区丸の内「和食処おか」の1階での開催となります。丸の内界隈にお勤めの方は昼食でお世話になったことも多いことと思います。お酒は勿論、どんなつまみが出てくるのか楽しみにしながら第三金曜日をお待ちください。(T)
今回の会場は大彦(だいひこ)さん。
美味しいものイロイロ
お造り
秋刀魚
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