日本酒の会 sake nagoya
「定例会」報告
日時:2024年8月23日(金)
場所:割烹 みどり(名古屋市中区栄三丁目)
テーマ:夏の夜に飲みたいお酒
参加者:25名
今回のお酒(順不同)
銘柄 / 種別 / 使用米・精米歩合 |
製造 (産地) |
購入 価格 |
把握する 銘柄取扱店舗 |
参加者のコメント | 酒 № |
くどき上手 純米大吟醸 Jr.の超高精白株式会社 生詰 山形県産米 出羽の里 ・ 29% |
亀の井酒造 (山形県) |
4,620 (1.8L) |
吉田屋 | ごく薄い黄金色の酒色。白桃を思わせる甘い香りがある。甘い入口で旨味もしっかりしているが意外とさっぱりしている。艶やかで甘く華やかだが、ほんのりした苦味、アルコール感がキレ感を作り最後までスッキリして楽しめる。 | 10 |
鍋島 特別純米酒 生原酒 国産米 ・ 55% |
富久千代酒造 (佐賀県) |
3,630 (1.8L) |
酒泉洞堀一 | 微発泡。柑橘系の香り、フルーティな香りがある。まったりとした甘味と仄かな酸味をしっかりしたアルコール感が支える。ほろ苦さも程よく、ダレさせない。 | 5 |
七賢 純米生酒 なま生 国産米 ・ 70% |
山梨銘醸 (山梨県) |
2,640 (1.8L) |
酒泉洞堀一 | ごく薄い緑色の酒色。僅かに炭酸感がある。グリーンを思わせる香り、メロンのような穏やかな香りがある。パワフルな甘味があり、優しくスッキリした旨口の一本。最後は苦味や渋味を纏いながらまろやかに引いていく。やや重いという意見も。 | 7 |
巻機 無濾過生酒 AKATSUKI 国産米 ・ - |
高千代酒造 (新潟県) |
3,520 (1.8L) |
酒泉洞堀一、 オオタケ | 微発泡。微かに濁りがある。ブドウの香りがある。甘味と爽やかな酸味があり、グレープフルーツジュースのよう。最後は口中に酸味と苦味を残し消えていく。酸っぱい匂いが気になるという意見も。 | 1 |
烏輪 緑のたいよう 無濾過生原酒 広島県産八反錦 ・ 80% |
旭鳳酒造 (広島県) |
3,300 (1.8L) |
調査中 | ごく薄い黄金色の酒色。しっかりした甘味があるが強いアルコール感もあり、キリっとした辛口の印象。しっかりした苦味を感じさせながら、さっぱり、スッキリと消えていく。僅かに古酒感があるという意見も。 | 3 |
神雷 生酛純吟 無ろ過生原酒 広島県産千本錦 ・ 55% |
三輪酒造 (広島県) |
3,410 (1.8L) |
調査中 | ごく薄い黄金色の酒色。粘性がある。フルーティな香りがある。程よい甘味、しっかりした酸味がグレープフルーツジュースをイメージさせる。アルコール感もしっかりしており、辛口で最後はほろ苦さとともに長めの余韻を感じる。熟した香りがあるという意見も。 | 9 |
北島 純米吟醸無濾過生 大入ひっぱりだこ 近江産契約栽培吟吹雪 ・ 55% |
北島酒造 (滋賀県) |
3,190 (1.8L) |
富屋酒店、 オオタケ、 酒正 | 透明の酒色。グリーンを思わせる香り、メロンのような香りがある。落ち着いた甘味、酸味ですっきりした印象。ボディも程よく中盤からは僅かな苦味、辛味が感じられ消えていく。 | 6 |
若駒 雄町90 無加圧採り 無濾過生原酒 雄町 ・ 90% |
若駒酒造 (栃木県) |
3,520 (1.8L) |
知多繁、 森正商店 | 微発泡。薄濁り。マスカットや木の香りを感じる。甘味と瑞々しい酸味があり、果実を思わせる。きりっとした炭酸感もあり、軽めでスッキリと消えていく。 | 8 |
飛囀 鵠(HAKUCHO) Type A 秋田県産秋田酒こまち ・ 50%/60% |
飛良泉本舗 (秋田県) |
3,950 (1.8L) |
酒泉洞堀一 | ごく薄い黄緑色の酒色。甘味とレモンを思わせる酸味があり、アルコール感は低く爽やかなジュースのよう。後味は苦味と酸味を残しながらスッキリと消えていく。中盤ではしっかり米の旨味を感じる。 | 2 |
早瀬浦 純米滓酒 浦底 海の女神 国産 酒造好適米 ・ 55% |
三宅彦右衛門酒造 (福井県) |
3,960 (1.8L) |
サケハウス | 薄濁り。僅かに木の香りがある。甘味は少なく滓からくる辛味、強いアルコール感が印象的。キレ感強く、後半はグッとせり上がってくる苦味が深いコクを感じさせる。 | 4 |
(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください
(コメント)
夏の夜に飲みたいお酒お楽しみいただけたでしょうか。
さて、立秋が過ぎて日中はまだまだ暑いものの日が暮れると少し涼しくなってきました。古来人が何に秋の訪れを感じるかと言えば
秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風のおとにぞ おどろかされぬる
と古今集の一節にもあるように「風」に感じていたようです。では私たち日本酒ラバーは何に感じるのか。今酒販店にはまだ8月というのに、ぞくぞくと「ひやおろし」が入荷しています。酒販店の冷蔵庫が「ひやおろし」で一杯になるころには秋も本番です。(T)
(お知らせ)
実は、8月定例会の開催日当日に会場の割烹みどりさんから残念なお知らせがありました。改装工事のため、当分お休みだそうです(もっと早く言ってよ)。
ついては、次回定例会の開催日、会場については現在調整中です。
決まりましたらトップページでお知らせしますので、ご了承ください。
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