日本酒の会 sake nagoya
「定例会」報告
日時:2024年7月19日(金)
場所:割烹 みどり(名古屋市中区栄三丁目)
テーマ:夏に飲みたいお酒
参加者:21名
今回のお酒(順不同)
銘柄 / 種別 / 使用米・精米歩合 |
製造 (産地) |
購入 価格 (容量) |
把握する 銘柄取扱店舗 |
参加者のコメント | 酒 № |
本金 /純米吟醸 美青(みお)うすにごり 無濾過生原酒 /長野県諏訪産美山錦 ・ 55% |
酒ぬのや本金酒造 (長野県) |
3,190 (1.8L) |
調査中 | 薄濁り。微発泡。瑞々しい酸味と発泡感が力強い甘味とベストマッチ。中盤からは辛味とキレ感、そしてほろ苦さが口中を爽やかにする。よく冷やして楽しみたい。 | 9 |
羽根屋 /純米吟醸 煌火 生酒 /国産米 ・ 60% |
富美菊酒造 (富山県) |
3,400 (1.8L) |
酒泉洞堀一、 吉田屋 | ごく薄い黄緑色の酒色。微発泡。バナナの香りがある。果実のような甘味と爽やかな酸味がありジューシー。濃淳でしっかりしたコクを感じさせる甘味の余韻が続く。やや重いという意見も。 | 10 |
菱湖 /純米大吟醸酒 生 /備前雄町 ・ 50% |
峰乃白梅酒造 (新潟県) |
5,500 (1.8L) |
知多繁 | ごく薄い黄緑色の酒色。粘性がある。強い甘味を僅かな酸味が裏打ちする。濃厚でまったりとした飲み口。最後は微かな苦味を伴う甘い余韻が続く。よく冷やして飲みたい。 | 1 |
寒菊 /青海(おうみ) -Summer Sea- 無濾過生原酒 /国産米 ・ 55% |
寒菊銘醸 (千葉県) |
3,080 (1.8L) |
酒泉洞堀一 | ほぼ透明の酒色。微発泡。リンゴやマスカットを思わせる甘い香りが華やか。ライトで夏っぽくジューシー。辛味もしっかりして味をダレさせない。 | 5 |
府中誉 /純米吟醸 直汲み 渡舟 /茨城県産短稈渡船 ・ 55% |
府中誉 (茨城県) |
3,944 (1.8L) |
調査中 | ほぼ透明の酒色。パインを思わせる香りがある。しっかりした甘味と辛味、バランスの良い酸味があり、最後は苦味を伴いながらスッキリ切れていく。やや飲み疲れるかも。 | 6 |
松みどり /純米 しぼりたて生原酒 /長野県産美山錦 ・ 55% |
中澤酒造 (神奈川県) |
3,190 (1.8L) |
徳丸商店 | ごく薄い黄緑色の酒色。粘性がある。木のような香りがある。甘味が強く濃厚だが強いアルコール感がキレ感を形づくる。スモーキーという意見も。 | 3 |
松の寿 /純米吟醸 無濾過生原酒 /夢ささら ・ 55% |
松井酒造 (栃木県) |
3,740 (1.8L) |
オオタケ | ごく薄い黄緑色の酒色。フルーティな香りがある。最初は強い甘味を感じるが比較的すっきりしており、やや個性的な味わい。最後はしっかりした苦味で締めくくる。 | 2 |
〆張鶴 /吟醸 生貯蔵酒 /国産米 ・ 50% |
宮尾酒造 (新潟県) |
3,500 (1.8L) |
吉田屋、 酒の中島屋 | ほぼ透明の酒色。香りは低く微かに甘味を感じるが水のように透明でミネラル感も感じられる。穏やかでスッキリした辛口。最後は僅かに甘味を残しながら苦味で締めていく。味が薄い、平板という意見も。 | 7 |
萩乃露 /特別純米 十水仕込 雨垂れ石を穿つ /渡船二号70%、山田錦30% ・ 60% |
福井弥平商店 (滋賀県) |
3,465 (1.8L) |
酒泉洞堀一、 知多繁、 名槌屋 | ごく薄い黄緑色の酒色。僅かに接着剤の様な香りがある。穏やかな入口でふくらみのある甘味を感じる。バランスの良い辛口でさっぱりしたキレを感じる。最後は苦味や渋味を感じさせながら消えていく。 | 8 |
紫宙 /純米吟醸 スノーラベル /秋田県産美山錦 ・ 55% |
紫波酒造店 (岩手県) |
3,520 (1.8L) |
丸内酒食品 | ほぼ透明の酒色。粘性がある。青くさい、緑を思わせる香りがある。甘酸っぱく、ヤクルトを連想させる。比較的軽い飲み口で最後はスイカをイメージさせるほろ苦さで終了する。 | 4 |
五味
特徴
(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください
(コメント)
梅雨も明け、いよいよ夏本番です。「夏に飲みたいお酒」お楽しみいただけたでしょうか。
私ごとですが、先日夏用にヒョウタンを描いた掛け軸を買いました。棚の葉の陰で揺れるヒョウタンがいかにも涼しげでこれを見ながら一服頂こうと企んだのです。
しかし家に持ち帰り、絵に添えてある文字をよくよく見て秋の絵であることに気付きました。いかにも夏っぽいのに秋!!
このような混乱は新暦では9、10、11月を秋としますが、旧暦では7、8、9月を秋とすることに発しているようです。例えば旧暦7月7日の七夕は秋の季語とされ、新暦とは随分差を感じます。
7月20日からは子供たちは夏休みとなり連日35度を超える日が続いています。でも8月7日は立秋。
次回定例会の8月23日には暑い中にも秋の兆しをはっきりと感じることができるでしょう。あと少しの我慢です。(T)
鯵の刺身
冬瓜と海老の煮物
鰯の塩焼き
鯵フライ
〆は素麵
来月もヨロシク
〔戻る〕