日本酒の会 sake nagoya
「定例会」報告
日時:2023年9月15日(金)
場所:割烹 みどり(名古屋市中区栄三丁目)
テーマ:夏の名残り
参加者:25名
今回のお酒(順不同)
銘柄 / 種別 / 使用米・精米歩合 |
製造 (産地) |
購入 価格 (容量) |
把握する 銘柄取扱店舗 |
参加者のコメント | 酒 № |
大嶺 /純米3粒 火入れ /山田錦 ・ 50% |
大嶺酒造 (山口県) |
3,630 (1.8L) |
酒泉洞堀一、酒正 |
透明の酒色。フルーティな香りがある。アルコール感が弱目で口当たりが優しい。酸味は控え目で、やや上質な甘味が涼しげに続く。 | 7 |
敷嶋 /特別純米 無濾過生原酒 /夢山水79%山田錦21% ・ 60% |
伊東 (愛知県) |
3,630 (1.8L) |
オオタケ、 丸内酒食品、 富屋酒店 ほか | ほぼ透明な酒色。微発泡。少し熟成感を感じる。樽を連想させる針葉樹の香りがある。厚みのある酸味としっかりした甘味、強いアルコール感で力強い印象。苦味や渋味も強くキレよく終わる。 | 4 |
鍋島 /吟醸 Summer Moon /国産米 ・ 50% |
富久千代酒造 (佐賀県) |
3,740 (1.8L) |
酒泉洞堀一 |
薄い黄金色の酒色。ミルキーな香りや甘い香りがある。甘味は控えめでさっぱりしており、旨味を感じさせながらも優しい印象。アルコール感がしっかりしたボディを感じさせる。 | 3 |
楽器正宗 /純米吟醸 混醸 山田錦 /播州山田錦94%、国産米 ・ 60% |
大木代吉本店 (福島県) |
3,880 (1.8L) |
酒泉洞堀一 |
ほぼ透明な酒色。僅かに発泡感がある。メロンの様な香りがある。強い甘味と爽やかな酸味がありジューシー。アルコール感が強い印象で後半はしっかりした苦味でコクを作りながらキレよく消えていく。よく冷やして夏の名残を楽しみたい。 | 5 |
天美 /純米吟醸 /国産米 ・ 60% |
長州酒造 (山口県) |
3,960 (1.8L) |
酒泉洞堀一 |
ごく薄い黄金色の酒色。優しい発泡感がある。甘味と酸味のバランスが良い。最後は炭酸の辛味、爽やかな酸味でスッキリ切れる。よく冷やして楽しみたい。 | 1 |
光栄菊 /Harjion 無濾過生原酒 /春陽 ・ -% |
光栄菊酒造 (佐賀県) |
3,465 (1.8L) |
オオタケ | ほぼ透明な酒色。発泡感がある。マスカットを思わせる香りがある。甘味が少なく酸味中心の味わいで爽やかでジューシー。緑のニュワンスを感じるという声も。 | 8 |
蒼斗七星 /特別純米65 木槽搾り /島根県産佐香錦 ・ 65% |
青砥酒造 (島根県) |
3,146 (1.8L) |
森正酒店 | ごく薄い黄金色の酒色。発泡感がある。フルーティな香りがある。粘性を伴う濃厚な甘味があるが、炭酸の辛味、苦味でしっかりしたコクを感じる。最後は旨味の余韻が続く。 | 2 |
小夜衣 /純米生原酒 /静岡県産米 ・ 65% |
森本酒造 (静岡県) |
2,794 (1.8L) |
調査中 | 透明な酒色。甘味は抑え目のため、爽やかな酸味が浮きだしてくる。強いアルコール感があり、終始苦味が続き最後は渋みを感じる。熱燗向きという声も。 | 6 |
五味
特徴
(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください
(コメント)
テーマ「夏の名残り」のお酒 、お楽しみいただけたでしょうか。
いつも思うのですが、家飲み派の私はどうしてもジャケ買いならぬジャケ嫌いのお酒があり、どうしても買わないお酒ができてしまいます。毎回定例会のラインアップには大抵一つ二つはジャケ嫌いのお酒があり、珍しいお酒が飲めることをありがたく思っています。
さて、いつも「滋賀県の会」にご参加頂く浪乃音酒造の次期蔵元予定、11代目の活躍についての記事がありました。浪乃音酒造さんはsake nagoyaの合宿でお邪魔したことがありましたので随分お若いのに代替わりかと驚いてしまいました。
世代交代の波を感じたのは、ご縁があって松尾大社を参拝した時もです。幾人もの懇意な方から定年となった話や後進の育成に力を入れていると伺いました。
月日の経つのは早いもの。とりわけこの数年はコロナの影響もあり変化が加速しています。
自宅の近所では、ずっと昭和テイストの蔵と思っていたT酒造さんは経営者が変わり、酒造品温モニタリングシステム『もろみ日誌クラウド』を導入。クラウドで醪の温度管理をしているそうです。酒造りは職人の世界と思い込んでいた私にはいきなりの「クラウド」にはビックリした次第です。
そんなこんなの変化を伺うと、改めて銘柄や生原、純大etcの属性に惑わされず先ず一杯の酒を試してみたいと思う今日この頃です。
閑話休題。次回の定例会は10月20日。10月も半ばを過ぎ暑さも少し収まっていることと思います。秋の深まりの中でどんなお酒が登場するかご期待下さい。(T)
肴はお刺身からスタート。
もずく酢。
天ぷらかき揚げ。
鮭とキノコのホイル焼き。
最後は炊き込みご飯。来月もよろしく。
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