日本酒の会 sake nagoya
「定例会」報告
日時:2023年5月19日(金)
場所:割烹 みどり(名古屋市中区栄三丁目)
テーマ:気になるお酒
参加者:26名
今回のお酒(順不同)
銘柄 / 種別 / 使用米・精米歩合 |
製造 (産地) |
購入 価格 (容量) |
把握する 銘柄取扱店舗 |
参加者のコメント | 酒 № |
富久長 /八反草 純米吟醸 生酒 /広島県安芸高田市産八反草 ・ 60% |
今田酒造 (広島県) |
3,520 (1.8L) |
酒泉洞堀一、 リカーワールドシバタ、 庄兼 ほか | ごく薄い黄緑色の酒色。発泡感、粘性がある。香りは低く、炭酸感を伴う甘味がラムネを思わせる。後半はきれいに消えていく。フレッシュでスッキリした一本。 | 2 |
鍋島 /純米吟醸 生酒 隠し酒 /国産米 ・ 50% |
富久千代酒造 (佐賀県) |
3,630 (1.8L) |
酒泉洞堀一 | 透明な酒色。微発泡、パインの様な甘い香りがある。上品な甘味、バランスの良い酸味があり、きれいに消えていく。よく冷やして飲みたい。 | 5 |
森嶋 /雄町 純米大吟醸 生酒 /雄町 ・ 50% |
森島酒造 (茨城県) |
3,630 (1.8L) |
酒正 | ほぼ透明な酒色。微発泡。僅かに青リンゴの香り、接着剤の様な香りがある。程よい甘味、酸味、旨味がありやや濃厚。後半はほんのり苦味が漂う。フレッシュで華やかな一本。 | 1 |
大盃 /純米吟醸 macho 生 /雄町 ・ 80% |
牧野酒造 (群馬県) |
3,300 (1.8L) |
調査中 | 強い発泡感がある。メロンの香り、パインの香りがある。強めの甘味を炭酸の辛味が押さえ、スッキリ、きれいで透明感さえ感じる一本。後半ももたつかず、す~と消えていく。 | 6 |
村祐 /無濾過本生清酒 亀口取り /国産米 ・-% |
村祐酒造 (新潟県) |
4,180 (1.8L) |
調査中 | 薄い黄色の酒色。粘性がある。ミルキーな香り、フルーティな香りがある。ブドウの様な濃厚な甘味が続き、甘味の余韻の中僅かな苦味がかかる。ジューシーな果実感を感じる一本。 | 3 |
雁木 /純米 無濾過生原酒 ノ壱 /山田錦 ・ 60% |
八百新酒造 (山口県) |
2,915 (1.8L) |
久田酒店、知多繁、酒正 | ごく薄い黄緑色の酒色。ほんのりパインやリンゴの香り、お米の香りを感じる。甘味、酸味の印象は薄く、まろやかで上品な旨味を感じる。しっかりした苦味やアルコール感でやや辛い印象。 | 7 |
萩乃露 /特別純米 十水仕込 雨垂れ石を穿つ 十年の結実 /滋賀県高島市産山田錦 ・ 60% |
福井弥平商店 (滋賀県) |
3,465 (1.8L) |
酒泉洞堀一、 知多繁 | 微かに黄金色の酒色。香りは控えめ。優しい甘味から始まり酸味を感じそのあときれいな米の旨味をしっかり味わえる。穏やかでスッキリ、まとまっている印象。最後は僅かな苦味と渋味を感じさせながら切れる。 | 8 |
天の戸 /美稲 無濾過純米酒 生酒 /秋田県産米 ・ 80% |
浅舞酒造 (秋田県) |
2,420 (1.8L) |
知多繁、 吉田屋、 あさい商店 | 透明な酒色。炭酸感がある。軽い熟成感がある。軽くフルーティな香りがあり、甘味は控えめ、アルコール感強く、旨味は少なめでドライでスッキリした印象。後半は強めの苦味・渋味が支配する。 | 4 |
五味
特徴
(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください
(コメント)
5月の定例会お楽しみいただけたでしょうか。
今回は8番の萩乃露だけを除き全て「生」でした。ただ「生」といっても何となく以前より生っぽさが少なくなったような気がしますが、どんなもんでしょうか。
さて、5月13~14日に岡崎市で開催された『マルシェと地酒の集い&発行物語』に行ってきました。行事は試飲、マルシェ、キッチンカー、音楽ステージなど森り沢山でした。私は2日目に伺い講演に参加しました。講演では愛知県の日本酒の生産量は兵庫、京都、新潟、埼玉、秋田、福岡に次いで7位ですが、年間の一人当たりの消費量は3リットルで本州最下位とのこと。アルコールには害もあるので多ければよいものではありませんが、やや不思議な順位でした。
う~ん、確かに県内の親戚が集まっても宴会にはならないのですが、九州の親戚が集まると絶対大宴会なんですが…
そのほかに講演会では、柴田酒造場の社長さんと杜氏さんのお話を伺いました。自分は昔 宿泊施設を管理していたことがあり、そこからは比較的近く気にはなっていたのですが、不便な場所でお話しを伺う機会もなくスルーしていました。お話しの中では、超軟水の仕込み水を踏まえ地域のリーダーとして酒造りはもとより様々な努力をし、成果を上げているお話しには感じ入りました。この原稿はアップされるタイミングはわかりませんが、ちょうど29日(月)まで名駅高島屋で『日本の酒蔵展』に出展していらっしゃいます。是非試していただきたいと思います。
さて、話は長くなりましたが、次回はどんなお酒が揃うのでしょうか?ご期待下さい。(T)
肴は刺身盛り合わせからスタート。
茄子の焼きびたし。
豚しゃぶサラダ。ゴマダレを添えて。
鶏肉の竜田揚げ、ポテトフライ。
最後は鱒の押し寿司。来月もよろしく。
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