top>活動紹介>定例会>2023年4月

日本酒の会 sake nagoya
「定例会」報告

日時:2023年4月21日(金)
場所:割烹 みどり(名古屋市中区栄三丁目)
テーマ:花見の名残
参加者:26名

 

今回のお酒(順不同)

銘柄
/ 種別
/ 使用米・精米歩合
製造
(産地)
購入
価格
(容量)
把握する
銘柄取扱店舗
参加者のコメント
川中島
/「幻舞」純米吟醸無濾過生原酒
/美山錦 ・ 49%
酒千蔵野
(長野県)
3,300
(1.8L)
The蔵、丸内酒食品 微かに緑かかった酒色。僅かに発泡感がある。バナナやパインの様な香りがある。しっかりした甘味と酸味のバランスが良く、香り、甘味が弾ける華やかな一本。最後は意外とさっぱりと消えていく。 2
花邑
/純米吟醸 瓶火入れ一回
/山田錦 ・ 50%
両関酒造
(秋田県)
3,993
(1.8L)
オオタケ ほぼ透明な酒色。甘い香りがある。上品な甘味を程よい酸味でしっかり支える。フレッシュ、フルーティで透明感のある旨味が魅力的。豊かでふくよか。広がりを感じる。 6
寒菊
/純米大吟醸 超限定無濾過生原酒 愛山50 Red Diamond
/愛山 ・ 50%
寒菊銘醸
(千葉県)
3,410
(1.8L)
酒泉洞堀一 ほぼ透明な酒色。パイン、リンゴの香りがある。しっかりした甘味を感じるが、炭酸の辛味や苦味が味を引き締める。フルーティでキリっとした華やかな一本。よく冷やして飲みたい。 3
片野桜
/山廃純米 無濾過生原酒
/雄町 ・ 65%
山野酒造
(大阪府)
3,300
(1.8L)
調査中 ほぼ透明な酒色。僅かに発泡感、粘性がある。少し熟したような独特の香りがある。しっかりした甘味と酸味、きれいな旨味、強めのアルコール感がハッキリした輪郭を形作る。中盤からはふくよかさを感じさせながら最後はほろ苦さと旨味の余韻が続く。 8
萩乃露
/純米大吟醸 無ろ過生原酒 あらばしり
/国産米 ・ 50%
福井弥平商店
(滋賀県)
3,388
(1.8L)
酒泉洞堀一、 知多繁 微かに緑かかった酒色。僅かに発泡感、粘性がある。フルーティな香りがある。上品な甘味、しっかりした酸味があり瑞々しい印象。アルコール感を中心にしっかりした飲みごたえを感じるが、後半はさっぱり、スッキリして残らない。 1
大典白菊
/サンライズピンク・生 Concept Workers Selection
/岡山県産米 ・ -%
白菊酒造
(岡山県)
3,490
(1.8L)
調査中 僅かに滓が漂う。麹の香りがある。程よい甘味、酸味、炊き立てのご飯を思わせる旨味があり、辛いのに濃厚な印象。最後はほろ苦さを残しながら消えていく。温度を変えて試してみたい。 7
四季桜
/はなのえん 特別純米酒 生
/国産米 ・ 60%
宇都宮酒造
(栃木県)
3,135
(1.8L)
調査中 。ほぼ透明な酒色。微かにバナナの香りがある。甘味や旨味は少ない。後半は苦味やキレ感が強くドライでスッキリ切れる。やや平板という意見も。タケノコ料理にあう。 4
神亀
/手造り純米酒 生酒
/青森県産華吹雪特等米 ・55%
神亀酒造
(埼玉県)
3,476
(1.8L)
酒屋はやし、 知多繁、 酒泉洞堀一ほか 透明な酒色。香りは控えめ。全体に軽い感じで甘味、酸味、旨味のバランスがよい。後半はほろ苦さを伴い、スッキリしておりキリっと切れる。春を感じるという意見が何人かあった。 5

五味

特徴

(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください

(コメント)

4月定例会、お楽しみいただけたでしょうか。
割烹みどりでの定例会も4回目となり運営側も少し落ち着いてきたように思います。4月のテーマは「花見の名残」とのことですが、微かに発泡感のある生酒がほとんどで料理と共に春を満喫できました。
私事ですが、頂き物のタケノコで若竹煮を作りました。皆さんはタケノコはどのように切っているのでしょうか。私は子供のころからずっとタケノコは繊維に直角に切っていました。こうするとタケノコは半月か満月の形となり噛むとサクッという食感になります。学生時代、竹林のある家に下宿していたのでタケノコシーズンになるとこの切り方で毎日ご飯の代わりにタケノコを食べていた思い出があります。ところが人と住むようになって驚いたのはタケノコは繊維と平行に切ってあるのです。このように切ると噛むと裂ける感じではなく水分を含んだものを潰すような食感となり、いい感じなのです。見回してみればお店のタケノコも果てはラーメンのシナチクまで皆同じ切り方。これに気が付かないとは…随分勿体ないことをしたものです。
話は変わって師弟のお酒を飲み比べるため、時々飲む弟子のお酒と今まで名前があまり美味しそうでないので買わなかった師匠のお酒を飲んでみました。二人のお酒は流石に師弟なので味の基本は似ていますが、数々の賞を受賞している師匠のお酒は、風のない、夜の水面を見るような静けさを湛えながらも、何者にも対応するようなしなやかな力を秘めており、名前と違って大変魅力的なものでした。
改めて毎日の生活の中で当たり前と思っていることや積み重ねられた小さな偏見をブラッシュアップしていかないと、と思った次第です。
さて、次回は5月も中旬でそろそろ暑くなってくる時期です。どんなお酒が登場するかお楽しみに。(T)

 


肴は筍と蕗からスタート。春ですね。


ホタルイカ。プリプリ旨いです。


かつおのたたき。


鯵フライと蓮根チップ。来月もよろしく。

戻る