日本酒の会 sake nagoya
「定例会」報告
日時:2023年1月20日(金)
場所:割烹 みどり(名古屋市中区栄三丁目)
テーマ:あけましておめでとうございます
参加者:31名
今回のお酒(順不同)
銘柄 / 種別 / 使用米・精米歩合 |
製造 (産地) |
購入 価格 (容量) |
把握する 銘柄取扱店舗 |
参加者のコメント | 酒 № |
蓬莱泉 /特別純米酒 可 生原酒 /国産米 ・ 55% |
蓬莱泉 (愛知県) |
3,454 (1.8L) |
酒泉洞堀一 | 透明の酒色。ブドウの様なフルーティな香りがある。ほんのりした甘味、酸味、旨味、コクのバランスが良く、きれいでスッキリしながらもふくよかな味わい。最後は程よい苦味で締めくくる。 | 8 |
高千代 /純米大吟醸 扁平精米 無調整 生原酒 厳選中取り /国産米 ・ 48% |
高千代酒造 (新潟県) |
3,520 (1.8L) |
酒泉洞堀一、 秋貞商店、 オオタケ | ごく僅かに発泡感がある。粘性がある。リンゴや洋梨の様な華やかな香りがある。さっぱりしているがまったりした甘味が強い。苦味を中心にしたコクも楽しめる。よく冷やして飲みたい。 | 5 |
来福 /元祖くだもの"フルーツポンチ"Concept Workers Selection /国産米 ・ 50% |
来福酒造 (茨城県) |
3,390 (1.8L) |
オオタケ、 丸内酒店、 知多繁 他 | ごく薄い酒色。華やかで濃厚なバナナ、メロンの香りがある。きれいな甘味と程よい酸味がありジューシー。最後は重くならずに爽やかに消えていく。 | 3 |
敷嶋 /冬椿 季節限定酒 /五百万石 ・ 60% |
伊東 (愛知県) |
3,300 (1.8L) |
オオタケ、 丸内酒食品、 富屋酒店 | 微発泡。若い針葉樹のような香りがある。炭酸の刺激もあり辛く感じる。グレープフルーツを思わせる甘味、酸味、ほろ苦さが飲みごたえを作る。 | 2 |
十六代九郎右衛門 /生もと純米 金紋錦13 火入れ原酒 /金紋錦 ・ 65% |
湯川酒造店 (長野県) |
3,855 (1.8L) |
酒泉洞堀一 | ごく僅かな発泡感がある。ほぼ透明でふんわりと米の旨味が広がる。水のようにサラサラしたさっぱりした飲み口。程よい甘味があるもののエキス分が少ないためやや酸味が前に出るが、最後は上品にキレていく。個性がハッキリしたお酒の中ではやや物足りないかも。 | 4 |
旦 /山廃純米大吟醸 備前雄町 /備前雄町 ・ 45% |
笹一酒造 (山梨県) |
5,704 (1.8L) |
秋貞商店、 酒正 | ごく薄い酒色。香りは低く、アルコール感・辛味を感じる。スッキリしてきれいだが、快い苦味などがしっかりしたボディを作りキレよく消えていく。少し温めて楽しみたい。 | 1 |
勢起 /純米大吟醸 2017 /木島平村産金紋錦 ・ 49% |
大澤酒造 (長野県) |
4,400 (1.8L) |
酒主人 | ごく薄い酒色。バナナや木の香りがある。やや熟成感を感じる。きれいな旨味が広がり静かな落ち着きを感じる。味のバランスが良くスッキリまとまっている。最後は苦味を伴って消えていく。燗も試してみたい。 | 7 |
傅一郎 /純米吟醸 手づくり生 雅の粋 /山田錦 ・50%/60% |
国香酒造 (静岡県) |
3,630 (1.8L) |
やすだや | 透明の酒色。青竹を思わせるグリーンな香りがある。甘味は少なめでスッキリさっぱりして辛い。後半は苦味を感じさせながらドライにキレていく。 | 6 |
五味
特徴
(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください
(コメント)
新しい会場での定例会お楽しみいただけたでしょうか。
初めての会場で運営側に不慣れなところはありましたが、参加者の皆様の協力で先ずは順調に会を終了することができて感謝しております。会場の割烹みどりさんは栄駅に近く、会場内のレイアウトは余裕のある横一線。私としては全体の一体感があり大変良かったと思っています。sake nagoyaは会場への要望が中々多いですので、是非引き続き使わせていただけると大変ありがたいと思います。
さて、今年は随分厳しい冬となり、雪が降ったり、キリリとした晴天が続いています。一方では電気料金など値上げの話題には事欠かず何とも恨めしいところです。こんな寒い中ですが、2月になると幾つかの蔵では新酒の時期に合わせて蔵開放という行事が行われます。伊吹おろしが吹き荒れ小雪の舞う中、手袋をはめたまま、試飲用のお酒をいただくと、また新しい年の日本酒に巡り合えた実感を感じるのは私だけではないでしょう。しかし、この蔵開放、コロナの影響もあり各蔵とも最近少しずつ変わり始めたように思います。具体的にいうと酒宴から沢山の種類のお酒を作り手の話を伺いながら確認する場にウェートが移ってきたような気がします。まあどちらがよいかは人それぞれ。全ての蔵が同じ方向になるものではないので好みの選択をすればよいだけのことですが。
寒い寒いと言いながらも2週間ほど前から庭で紅梅が花を開き、殺風景な風景も少しずつ春に向けて歩みだしたのを感じます。友人によれば節分を過ぎると三河湾の水が少しずつ温み始め、貝がぷっくりと美味しくなるそうです。今年の節分は2月3日。あと少しです。
閑話休題、次回の2月定例会は新しいお酒もそろそろ出てくる時期です。どんなお酒が登場するかお楽しみに。(T)
肴はお刺身盛り合わせからスタート。マグロ、タコ、鯖、甘エビ。
茶碗蒸し。旨いです。
味噌串カツ、カキフライ、ポテトフライ、トマトソースとタルタルソースを添えて。
みどりさん、これからヨロシクお願いします♪
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