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日本酒の会 sake nagoya 「定例会」の報告

日時:2022年12月3日(土)
場所:酒房 海の蔵(名古屋市中区伊勢山二丁目)
参加者:25名

 

今回のお酒(順不同)
銘柄
/ 種別
/ 使用米・精米歩合
製造
(産地)
購入
価格
把握する
銘柄取扱店舗
参加者のコメント
赤武
純米大吟醸 結の香 生酒 製造2019.12
結の香 ・ 40%
赤武酒造
(岩手県)
-
(1.8L)
吉田屋、 酒泉洞堀一、 荒川酒店
ほぼ透明な酒色。洋梨、桃の香りがある。和三盆のようなきめ細かい甘味とバランスの良い酸味を感じる。濃厚ながら、ぐっと押してくる辛味と苦味がコクを作り楽しませてくれる。最後は苦味を伴いスッキリ消えていく。プレミアム感を強く感じる1本。 2
忠愛
純米大吟醸 袋しぼり斗瓶囲い
山田錦 ・ 35%
富川酒造店
(栃木県)
8,500
(1.8L)
調査中
ほぼ透明な酒色。接着剤の様な香りがある。やや粘性があり、柔らかな甘味た苦味を中心としたコクが感じられる。終盤はきれいに消えていく。やや単調と感じる向きも。 5
鳳凰美田
大吟醸 別誂至高
兵庫県特A地区山田錦 ・ 35%
小林酒造
(栃木県)
11,000
(1.8L)
オオタケ、 吉田屋
ほぼ透明な酒色。洋梨の様な華やかな香りがある。優しい甘味が強く苦味がコクを感じさせる。プレミアム感を強く感じるがやや単調という意見も。 7
田酒
純米大吟醸 山廃
国産米 ・ 40%
西田酒造
(青森県)
11,220
(1.8L)
調査中
ごく薄い黄金色。微かに洋梨、リンゴの香りがある。甘味にバランスよく酸味が寄り添いながらすっきり辛い。終盤は苦味を伴いながらきれいにキレていく。 3
十四代
純米大吟醸 別撰諸白
兵庫県産白鶴錦 ・ 45%
高木酒造
(山形県)
-
(1.8L)
調査中
ごく薄い黄金色。鮮やかなリンゴの香り、きめ細かい甘味が強くあるミルキーなニュアンスの華やかな1本。口一杯に上品な甘味が広がり最後は苦味で締めくくっていく。やや飲み疲れるかも。 4
龍神丸
純米吟醸 生原酒
山田錦 ・ 50%
高垣酒造
(和歌山県)
4,950
(1.8L)
調査中 ほぼ透明な酒色。木の香り、バナナの香り、ナッツの様な芳ばしい香りがある。きれいな甘味を苦味が引き締める辛い印象の1本。 6
蓬莱泉
純米大吟醸「吟」しぼりたて
国産米 ・35%
関谷醸造
(愛知県)
13,200
(1.8L)
森正商店、 酒のきまた、 リカーワールド21シバタほか ほぼ透明な酒色。リンゴ、ブドウの香りがある。甘味は少なく繊細な酸味を感じる。旨味ははっきり感じるがすっと消えていく。ややドライな印象。渋い、きれいすぎるという意見も。 1

五味

特徴

(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください

(コメント)

令和4年12月定例会お楽しみいただけたでしょうか。
10月以降、定例会3回、特別企画2回の開催会場としてお世話になった「酒房 海の蔵」さんが今月をもって閉店となり、この会場での開催は一区切り。先ずご協力いただいた海の蔵さんにお礼申し上げます。また、一区切りになる会ということで沢山の懐かしいメンバーにも参加いただきありがとうございました。
さて、旧世界のワインではアッサンブラーブラージュが基本。例えば渋味の強いカベルネ・ソーヴィニョンと果実感の強いメルローのキュヴェ(樽に入ったワイン)を混ぜて作るのは普通のこと。ウイスキーでもシングルカスクでない限り同一醸造所若しくは原料の異なる原酒を混和して造ります。あまり意識しないことですが、日本酒においても通年同じ味にするため、特に新しいお酒に切り替わる時期には調合を行い味の調節を行います。普通調合を明示することはないのですが、私が出会った滋賀県、福井弥平商店の「芳弥かさね」は、BY2018~2022の5年間分の芳弥を組み合わせ(中には5%しか入っていない年もあります)ていることを明示。熟成感と瑞々しさ、まろやかさ、キレなどの引き出したとのことで、様々な原酒の出会いが新しい魅力を作ることを教えてくれました。
sakenagoyaにおいても、人との出会い、新しい日本酒との出会いを原動力にお陰様でこれまで続いてきました。
しかしながらご存知のように開催会場の問題で一旦お休みをいただくこととなりました。
日めくりの残りも少なくなり、寒も厳しくなったまいりました。またいつか皆さんと再会できることを楽しみにしています。(T)



肴はお刺身盛り合わせからスタート。


焼き魚、骨せんべい、和え物。


いろんなお魚の煮つけ。


カキフライ。


〆は素麵。


再会を楽しみにしています!

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