top>活動紹介>特別企画>2022年9月「滋賀の会」

日本酒の会 sake nagoya
特別企画報告

日時:2022年9月17日(金)
場所:第1会場:地酒地焼酎 かない(名古屋市東区東桜一丁目)
   第2会場:旬鮮台所 ひのゑ(名古屋市中区栄四丁目)
テーマ:「滋賀県のお酒」
参加者:第1会場 25名+5蔵、第2会場 26名+7蔵

 

今回のお酒(順不同)

銘柄
/ 種別
/ 使用米・精米歩合
製造
(産地)
購入
価格
(容量)
把握する
銘柄取扱店舗
参加者のコメント
笑四季
/赤い糸
/ 兵庫県産渡船2号 ・ 50%
笑四季酒造
(滋賀県)
-
(1.8L)
酒泉洞堀一、あさい商店 桃や洋梨を思わせる香り、密度感のある甘味があり華やか。甘い果実を頬張ったようでまったり楽しみたい。よく冷やしていきたい。 7
松の司
/純米大吟醸 竜王山田錦 [土壌別仕込] 山中
/滋賀県竜王町山中産山田錦 ・ 50%
松瀬酒造
(滋賀県)
-
(1.8L)
あさい商店 バナナの様な香り、緑を感じさせる香りがある。上品な甘味、広がりのある酸味、軽やかな旨味がある。バランスが良くスッキリした印象できれい。 11
神開
/陸号菊酛 天然乳酸発酵水酛二段仕込
/滋賀県産吟吹雪 ・ 60%
藤本酒造
(滋賀県)
-
(1.8L)
シチリ酒店 薄い黄金色の酒色。パインを思わせる香りがある。強い甘味、しっかりした酸味がありコントラストがはっきりしている。最後は甘味や旨味の余韻が続く。甘味がやや重いという向きも。 5
北島
/みずかがみ純米 直汲み無濾過生原酒
/近江産みずかがみ ・ 65%
北島酒造
(滋賀県)
-
(1.8L)
富屋酒店、 オオタケ、 酒正 僅かに発泡感がある。バナナの様なフルーティな香りがある。強い甘味、しっかりした酸味、強いアルコール感で濃厚。たっぷりの旨味の後、辛味がせり上がり甘味の余韻を引きながら苦味を伴って消えていく。 1
喜楽長
/純米大吟醸
/国産米 ・50%
喜多酒造
(滋賀県)
-
(1.8L)
リカーワールド21シバタ、 森正商店、 あさい商店、 他 香りは低い。程よい甘味、透明感のある酸味のバランスが良く、軽い飲み口。優しく、スッキリして落ち着いた印象。穀物のニュアンスがしっかり、ありきれいな余韻が続く。 12
三連星
/生酛純米 二黒土星 生
/滋賀県産山田錦 ・ 60%
美冨久酒造
(滋賀県)
-
(1.8L)
オオタケ、 吉田屋 僅かに発泡感がある。フルーティな香りがある。強い甘味、やや尖った酸味が配されるがバランスはよい。後半は強い苦味、渋味が出てくる。強いアルコール感もありしっかりした印象。赤コンニャクに合うという意見も。 6
春乃峰
/大吟醸 Both g 生酒
/滋賀県甲賀町産山田錦 ・ 50%
田中酒造
(滋賀県)
-
(1.8L)
シチリ酒店 洋梨の様な香り、パウダリーな甘い香りがある。柔らかな甘味が口の中に広がり上品な佇まい。滑らかで落ち着いた飲み口で飲み込むとすっと消えていく。 2
浅茅生
/特別純米 無圧無濾過生原酒
/滋賀渡船六号 ・ 60%
平井商店
(滋賀県)
-
(1.8L)
調査中 薄い黄金色の酒色。僅かに発泡感がある。バナナの香り、スパイシーな香りがある。重めの酸味と甘味があるが、炭酸の刺激と辛味で濃厚ながらキリっとした印象。後半は苦味や渋味を強く感じる。 8
初桜
/純米火入 生酛太郎 玉栄
/滋賀県産玉栄 ・ 70%
安井酒造場
(滋賀県)
-
(1.8L)
オオタケ 香りは低い。甘味はそこそこあるが酸味は少な目でシンプルな印象。柔らかく滑らかでまとまりはよいが、終盤ははっきりと渋味を感じさせ、辛く切れていく。食中酒向き。 10
萩乃露
/純米吟醸 無ろ過生原酒
/滋賀渡船六号 ・ 60%
福井弥平商店
(滋賀県)
-
(1.8L)
酒泉洞堀一、 知多繁 僅かに発泡感がある。微かにバナナの様な香り、熟成により香ばしい香りがある。酸味が高めでさっぱりしている。キリッとしてスッキリした飲み口。最後は苦味を伴って切れていく。 3
大治郎
/山廃純米生酒 純米よび酒 
/滋賀県産吟吹雪 ・ 60%
畑酒造
(滋賀県)
-
(1.8L)
酒のさいとう、 酒屋はやし 微かに柑橘類や接着剤を思わせる優しい香りがある。イチゴの様な甘味、程よい酸味があり落ち着いた印象。後半は辛味や苦味が引き締める。 4
忍者
/純米吟醸 Plus+
/甲賀産玉栄 ・ 60%
瀬古酒造
(滋賀県)
-
(1.8L)
調査中 熟成感がある。ナッツ、はちみつ、木の香りがある。米のニュワンスが強い。旨味が少ないため、酸味がやや目につく。ゆったりとして穏やかな印象。燗にして試してみたい。 9

五味

特徴

(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください

(コメント)

「滋賀県のお酒」いかがでしたでしょうか。
先ずは遠路ご出席いただいた12蔵の皆様にお礼申し上げます。またご参加いただいた皆様にも感謝申し上げます。
暑かった夏も台風とともに終わり、冷おろしの季節となりました。一回火入れで一夏越え。味は落ち着いてきているのですが、やや濃いめの味。そうだったこの味だったと涼しい風に吹かれながら盃を傾けています。
今回、数人の蔵元さんにお尋ねしたところでは、近頃良く出るお酒はスイスイ、ダラダラ飲めるお酒とのことでした。試飲会ではどうしてもインパクトのあるお酒が有利で、こちらの気分も少し上がっているので家で飲むのとは少し異なるものを選んでいるように思います。試飲会ですので仕方ないところもありますが、改めて平常心でお酒と向き合わないといけないと思った会でした。
さて、旬彩処かのうさんから定例会の会場が変わる第一回目の予告もあり、会場の目途も立ったようです。さてどんな会になるのか。次回の定例会を楽しみにお待ちください。(T)

 


今回のテーマは「滋賀県のお酒」。まずは第1会場かないさん。参加蔵元は、北島酒造の北島さんです。


田中酒造の田中さんです。


福井弥平商店の福井さんです。


畑酒造の畑さんです。


藤本酒造の藤本さんです。


かないさんの肴は、おばんざい盛り(赤こんにゃくレバ刺し風、イカと青菜煮物、とうもろこし天ぷら、蒸し鶏ポン酢、ゆでらっかせい、穴子入り玉子焼)からスタート。


秋刀魚山椒煮です。


スルメイカわた入り丸干です。


燻製チーズです。


さつま芋れんこんチップスです。


鶏飯です。
全部、美味しかったぁ・・・


ここからは、第2会場ひのゑさん。美冨久酒造の藤居さんです。


笑四季酒造の竹島さんです。


平井商店の平井さんです。


瀬古酒造の上野さんです。


安井酒造場の安井さんです。


松瀬酒造の松瀬さんです。


喜多酒造の喜多さんです。2つの会場合わせて12蔵が来てくれました。


ひのゑさんの肴はおばんざい盛り合わせ (肉みそ豆腐、キビナゴ南蛮漬け、ミニトマトのおひたし、チーズくらげ、いぶりがっこのポテサラ、ハモ湯引き梅肉ソース、鶏南蛮、カンパチ照り焼き、生ハムいちぢく)からスタート。


お造り三点盛り(カンパチ、本マグロ、サワラ)です。


子持ち鮎の塩焼きです。


鶏飯です。こちらも趣向を凝らした料理がいいですね。どちらの会場も、肴もお酒も大満足でした。参加いただいた皆様、ありがとうございました。

戻る