日本酒の会 sake nagoya
「定例会」報告
日時:2020年11月20日(金)
場所:旬彩処かのう(名古屋市中区三の丸一丁目)
テーマ:気になるハイグレードなお酒
参加者:38名
今回のお酒(順不同)
銘柄 / 種別 / 使用米・精米歩合 |
製造 (産地) |
購入 価格 (容量) |
把握する 銘柄取扱店舗 |
参加者のコメント | 酒 № |
十四代 /角新大吟醸 生酒 /兵庫県特A地区産山田錦 ・ 35% |
高木酒造 (山形県) |
11,000 (1.8L) |
調査中 | ごく僅かに色づく。微かに発泡感がある。リンゴのような香りがある。ハチミツのような強い甘味と微かな苦味がバランスをとる。甘い果実にかぶりついたような印象で、口いっぱいに華やかな甘味が広がり、ふくよかで優しく透明感すら感じる。 | 3 |
一白水成 /純米吟醸 /愛山 ・ 50% |
福禄寿酒造 (秋田県) |
4,402 (1.8L) |
酒泉洞堀一 | 僅かに色づく。微かにフルーティな香りがある。粘性がある。柔らかな甘意味がゆっくり広がり、それぞれくっきりとした甘味、酸味、苦味のバランスが楽しめる。品よくキレていき、甘やかな余韻が続く。さっぱりして落ち着いた印象。 | 7 |
醸し人九平次 /別誂 純米大吟醸 /山田錦 ・ 35% |
萬乗醸造 (愛知県) |
9,338 (1.8L) |
酒のきまた、 荒川酒店、 秋貞酒店ほか | 透明の酒色。微かに発泡感がある。青リンゴの香りがある。甘味はやや低く、涼しげな酸味とのバランスが絶妙。スッキリ、きれいで上品な一本。 | 9 |
鳳凰美田 /赤判 純米大吟醸 生詰 瓶燗火入れ /山田錦 ・ 40% |
小林酒造 (栃木県) |
5,500 (1.8L) |
オオタケ、 吉田屋 | ごく僅かに色づく。微かにフルーティ―な香りがある。淡くきれいな甘味と柔らかな酸味から入り、辛味と快い苦味がコクを感じさせる。優しくスッキリとしたエレガントな飲み口。 | 1 |
花陽浴 /純米吟醸 瓶囲い無濾過生原酒 /山田錦 ・ 55% |
南陽醸造 (埼玉県) |
3,780 (1.8L) |
酒泉洞堀一、 荒川商店 | ごく僅かに色づく。パインやバナナの香りがある。しっかりした甘味にバランスよく酸味が配され、旨味も強い。ジューシーで味の陰影に富む。甘味の余韻が長く続く。 | 2 |
鍋島 /純米大吟醸 /山田錦 ・ 45% |
富久千代酒造 (佐賀県) |
5,500 (1.8L) |
酒泉洞堀一 | 透明の酒色。微かに発泡感がある。フルーティな香りがあり、酸味が高めで旨味は少なく、スッキリした印象。食中酒向き。 | 10 |
大那 /純米大吟醸 /兵庫県特A地区産山田錦 ・ 40% |
菊の里酒造 (栃木県) |
7,700 (1.8L) |
富屋酒店 | ほぼ透明の酒色。微かにマスカットや梨のような香りがある。甘味はやや低くめでフルーティな酸味があり、スッキリ辛い。キレよく最後は苦・渋で締めくくる。 | 8 |
田酒 /純米大吟醸 /国産米 ・ 45% |
西田酒造 (青森県) |
5,965 (1.8L) |
調査中 | 僅かに色づく。微かにメロンのような香りがある。低目の甘味とさっぱりした酸味のバランスよい。やや辛いが体温で温まってくるとじんわりと旨味が広がり、最後は苦味で締めくくる。軽く、スッキリした印象。 | 5 |
白龍 /純米大吟醸 長期氷温熟成酒 /福井県産山田錦 ・ 40% |
吉田酒造 (福井県) |
10,800 (1.8L) |
オオタケ | 僅かに色づく。粘性がある。杉のような香り、快いカビのような香りがあり、上品な甘味や旨味がじんわりと広がる。辛くさっぱりしておりきれいに潔く消えていく。 | 6 |
黒龍 /純吟三十八号 /国産山田錦 ・ 50%/55% |
黒龍酒造 (福井県) |
4,180 (1.8L) |
森正商店、 リカーワールド21シバタ、 知多繁ほか | ごく僅かに色づく。ブドウや接着剤のような香りがある。甘味は低く、中盤にはすっきりした酸味や辛味を感じる。旨味は少なめで最後は苦味を感じさせながら上品にキレていく。あっさりして爽やかな飲み口。 | 4 |
五味
特徴
(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください
(コメント)
「気になるハイグレードなお酒」お楽しみいただけたでしょうか。
sake nagoyaは新型コロナの感染拡大が少し落ち着いた中で参加者を減らすなどの感染対策をしながら定例会を続けてきましたが、冬が近づく中、市中の感染者数が急増、先日名古屋の繁華街の一部に飲食店の営業時間を夜9時までとする旨の要請が知事からありました。さらに感染が拡大する名古屋市内の繁華街などへの不要不急の移動についても「できるだけ控え、自覚を持っての行動をお願いする」との言葉もありました。
空気が乾燥する時期となるとともに、感染に注意を払いながらも「go to」が実施されることにより社会の中の警戒感が少し下がったことは間違いないように思います。私にとっては毎週土曜日は気心の知れたメンバーとの角打ちの日なのですが、うつさない、うつされないという観点から少し自重しようかなと思っているところです。参加者の皆様方におかれても家庭内にウィルスを持ち込まないよう十分ご注意いただきたいと思います。
さて、次回は「やれたらいいな。スペシャルなお酒」とのこと。12月第三金曜日の状況はどのようになっているのでしょう。「神のみぞ知る」と言ってしまう政府高官もいるのですが。(T)
今月のテーマは「気になるハイグレードなお酒」。肴は出汁巻き玉子ときんぴらごぼうからスタート。
白子ポン酢。酒に合うねぇ。
サバの味噌煮。生姜がいい感じ。
フグのから揚げ。これも旨い。
〆の牡蠣ときのこの雑炊です。来月もよろしく!
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