日本酒の会 sake nagoya
「定例会」報告
日時:2019年8月23日(金)
場所:旬彩処かのう(名古屋市中区三の丸一丁目)
テーマ:夏の酒Part2
参加者:40名
今回のお酒(順不同)
銘柄 / 種別 / 使用米・精米歩合 |
製造 (産地) |
購入 価格 (容量) |
把握する 銘柄取扱店舗 |
参加者のコメント | 酒 № |
甲子正宗 /純米吟醸 生原酒 夏生 /国産米 ・ 55% |
飯沼本家 (千葉県) |
3,024 (1.8L) |
調査中 | ごく薄い酒色。リンゴやブドウの様な華やかな香りがある。砂糖の様な甘味があり、夏酒としては濃淳でしっかりした印象。アルコール感も強く氷を浮かべて楽しみたい。 | 5 |
大嶺 /夏純かすみ生酒 /山田錦 ・ 58% |
大嶺酒造 (山口県) |
3,564 (1.8L) |
酒泉洞堀一 | かすみ濁り。微発泡でバナナの様な華やかな香りがある。甘味、酸味、旨味が強くバランスが良く濃淳。後半は重くならず意外にスッキリしている。甘味の余韻が長く続く。 | 8 |
佐久の花 /夏の大吟醸 /国産米 ・ 49% |
佐久の花酒造 (長野県) |
3,240 (1.8L) |
サケハウス、荒川酒店 | ごく薄い酒色。リンゴやパインの香りがある。ほのかな甘味にバランスよく酸味が寄り添う。辛味もあり、さっぱりして軽快、そして上品。最後はキレよくまとまる。 | 6 |
男山 /純米生酒 /国産米 ・ 55% |
男山 (北海道) |
2,916 (1.8L) |
調査中 | ごく薄い酒色。微かにミルキーな香り、フルーティな香りがある。ふくよかな甘味と程よい酸味、辛味、苦味でバランスが良い。スッキリしてクリアな印象。終盤は甘味の余韻が続く。 | 1 |
ゆきの美人 /純米吟醸 夏しぼりたて生酒 /国産米 ・55% |
秋田醸造 (秋田県) |
3,240 (1.8L) |
あさい商店、荒川酒店 | ほぼ透明の酒色。微かに発泡感、フルーティな香りがある。やや上品な甘味とはっきりした酸味が印象的。スッキリしながらもやや香りにクセを感じるかも。 | 2 |
美丈夫 /特別純米 夏酒 /国産米 ・ 60% |
濱川商店 (高知県) |
2,538 (1.8L) |
リカーワールド21シバタ、森正商店、 酒のきまた他 | ほぼ透明の酒色。ブドウ、バナナの香りがある。甘味は少なくさっぱりした酸味、旨味、苦味で押していく。軽く、爽やかな印象。やや物足りなさを感じるかも。 | 10 |
旭日 /辛口純米生原酒 /玉栄 ・ 70% |
藤居本家 (滋賀県) |
2,970 (1.8L) |
シチリ酒店 | 透明の酒色。若干の熟成感、バナナの香りがある。微かな甘味を辛味が引き締める。後半はアルコール感と酸味で切れていく。強く渋味が残る。 | 7 |
楯野川 /純米大吟醸 爽快辛口 /国産米 ・ 50% |
楯の川酒造 (山形県) |
3,024 (1.8L) |
酒泉洞堀一、 あさい商店、 酒正 | ごく薄い酒色。微かにバナナの様な香りがある。甘味は低く穏やかで僅かに酸味を感じる。軽く淡くスッキリ。最後は苦味を残して消えていく。水のようにスイスイいけるが、やや物足りなさを感じる向きも。 | 3 |
山城屋 /純米大吟醸 Dry~超辛口~ /国産米 ・ 50% |
越銘醸 (新潟県) |
3,024 (1.8L) |
調査中 | ごく薄い酒色。微かに華やかな香りがある。さらっと口中に入り、淡い酸味だけを感じる。終盤苦味が墨絵のように広がる。淡麗でスッキリさっぱりしているが、旨味が少なくやや単調に感じるかも。 | 4 |
こなき純米 /夏酒超辛口 無濾過原酒 /国産米 ・ 55% |
千代むすび酒造 (鳥取県) |
2,808 (1.8L) |
秋貞商店、荒川酒店 | 薄い黄金色の酒色。熟成感がありシナモンやナッツの香りがある。甘味は少なくきりっとした辛味が印象的。さっぱりスッキリしながらも後半は軽い旨味を感じさせながらアルコール感と苦みがせり上がる。軽いながらも落ち着きを感じさせる。燗を試してみたい。 | 9 |
五味
特徴
(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください
(コメント)
夏が過ぎるともに「今年は暑かった」という言葉が、繰り返されるのですが、考えてみれば7月下旬から暑くなったものの40度を超える日は遂になく、いつの間にかセミはコウロギにその場所を奪われてしまいました。
8月のテーマ夏酒の代表的なタイプは、酸が高め度数低めでさっぱりしたものや原酒タイプで氷やクラッシュアイスを加えて楽しむもの。そしてそれに微妙に絡むのは涼やかな泡や微かな濁りでしょうか。
今回のアイテムの感想では、そんな夏酒に反応して、薄い、水のよう、シャビシャビ、ペラペラという言葉が何時にも増して多く、少しフラストレーション気味の会だったように感じました。そして次回のテーマは「熟成酒」。軽いところからヘビーなところへ一転です。シナモンのような香り、独特の甘さ、はたまた氷温熟成できれいなまま 静かにまとまっているもの。どんなお酒が登場するのか、今から楽しみです。
次回は9月20日で秋の夜長というにはまだ早いですが、じっくり楽しみたいと思います。
ご期待ください。(T)
今月のテーマは「夏の酒Part2」。肴は枝豆からスタートです。
暑い夏も、やっぱり日本酒ですね。
子鮎の甘露煮です。
きんぴらごぼうです。
ハタの煮つけです。
ゴーヤと豆腐と卵の炒めです。
お漬物。
今回も多くの新人さんが参加してくれました。
〆は、だしごはんです。来月もよろしく!
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