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日本酒の会 sake nagoya
「定例会」報告

日時:2019年5月17日(金)
場所:旬彩処かのう(名古屋市中区三の丸一丁目)
テーマ:「気になるちょっといいお酒」
参加者:49名

 

今回のお酒(順不同)

銘柄
/ 種別
/ 使用米・精米歩合
製造
(産地)
購入
価格
把握する
銘柄取扱店舗
参加者のコメント
羽根屋
純米吟醸プリズム究極しぼりたてHologram Label
国産米 ・ 60%
富美菊酒造
(富山県)
3,800
(1.8L)
酒泉洞堀一 ごく薄い酒色。発泡感、粘性がある。リンゴのような甘い香りがある。甘味が強く炭酸感や程よい酸味、苦味でしっかりとしたコクを感じる。ジューシーで最後は甘い余韻が続く。 4
七田
純米吟醸 生 無濾過
雄町 ・ 50%
天山酒造
(佐賀県)
3,942
(1.8L)
酒のなかや、 知多繁 ごく薄い酒色。発泡感がある。パインのようなフローラルな香りがある。しっかりした甘味と裏打ちする辛味、酸味があり陰影に富む。軽い甘味の余韻が続き、最後は苦味で引き締める。 8
鳳凰美田
純米大吟醸 無濾過本生 赤判
兵庫県西脇市山田錦 ・ 40%
小林酒造
(栃木県)
5,400
(1.8L)
オオタケ、 吉田屋 ほぼ透明の酒色。洋梨やライチの香りがある。上品だがしっかりした甘味とバランスのとれた酸味があり、メリハリがしっかりしている。中盤からは辛味がしっかり引き締める。やや飲み疲れるかも。 10
栄光富士
純米大吟醸 無濾過生原酒 スネークアイ2018~ワイン酵母仕込み~
出羽の里 ・ 50%
富士酒造
(山形県)
4,320
(1.5L)
調査中 ごく薄い酒色。ブドウやメロンの華やかな香りがある。しっかりした甘味、パインを思わせる酸味があり、中盤からは辛味も強く感じられ陰影に富む。最後は微かな苦味・渋味で幕を引く。 1
一白水成
純米吟醸
美郷錦 ・50%
福禄寿酒造
(秋田県)
3,564
(1.8L)
酒泉洞堀一 ごく薄い酒色。僅かに発泡感がある。クリーミーでフローラルな香りがある。きれいな酸味が印象的で透明感を感じさせる。スッキリとしてソフトな飲み口だが、後半は苦味がアクセントを作る。冷酒向きの一本。 9
古伊万里 前
monochrome+
国産米 ・ -%
古伊万里酒造
(佐賀県)
4,320
(1.8L)
調査中 ごく薄い酒色。発泡感がある。柑橘系の香り、パインの香りがある。辛みを伴う上品な甘味ときりっとした酸味がバランスよい。旨味も重くならずまとまっている。最後はスッキリと消えていく。 7
風が吹く
純米大吟醸 生酒
五百万石 ・ 47%
白井酒造店
(福島県)
3,456
(1.8L)
調査中 ごく薄い酒色。微かにリンゴのような香りや緑を思わせる香りがある。きれいな甘味にバランスよく酸味が添えられ、辛味はあるものの軽い飲み口。軽いので後半苦味が少し目立ちややドライな印象も。 5
流輝
純米吟醸 無濾過生
新潟県産五百万石 ・ 55%
松屋酒造
(群馬県)
2,970
(1.8L)
調査中 ごく薄い酒色。砂糖を思わせるしっかりした甘味やたっぷりした旨味が中心で酸味や辛味は抑え気味。後半は苦味や渋味が立ち上がりやや重いかも。 11
田酒
純米吟醸
辨慶 ・ 50%
西田酒造店
(青森県)
3,996
(1.8L)
調査中 ほぼ透明の酒色。微かに炭酸感がある。メロンやマスカットの香り、乳製品の香り、きな粉の様な粉っぽい香りがある。ほんのり甘くきれいな入口だが、後半には酸味ときりっとした苦味が感じられる。ややドライな印象。 2
田酒
純米吟醸
秋田酒こまち ・ 50%
西田酒造店
(青森県)
3,078
(1.8L)
調査中 ほぼ透明の酒色。僅かに発泡感がある。微かにバナナやブドウの香りがあり、程よい甘味とバランスを取り酸味、旨味が配される。きれいであっさりしているがやや単調かも。 12
豊盃
純米吟醸
華想い ・ 55%
三浦酒造
(青森県)
3,672
(1.8L)
富屋酒店 ほぼ透明の酒色。微かにフルーティな香りがある。最初にほのかな甘味を感じ、酸味が続く。さっぱりときれいで水のよう。軽いタッチが食中酒向き。僅かな苦味がアクセント。 3
越乃寒梅
純米大吟醸 無垢
兵庫県産山田錦 ・ 48%
石本酒造
(新潟県)
5,400
(1.8L)
知多繁、酒泉洞堀一 ほぼ透明の酒色。微かな熟成感、接着剤を思わせる香りがある。甘味や旨味などが少なくあっさりしているため酸味や苦味渋味が目につく。辛くドライな飲み口。少し温めて試してみたい。 6

五味

特徴

(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください

(コメント)

「気になるちょっといいお酒」お楽しみいただけたでしょうか。
毎回のことですが、やはり上位になりそうなお酒が順当に上位を占め、参加者の味覚にブレがないことがわかる会でした。
さて、日本酒を飲むと様々な香りや味があります。パイナップル、バナナ、洋梨、メロン、イチゴと色々な果実が、そして果実以外にもハチミツやヨーグルトなど色々な食品が思い浮かびます。また、酸味でも柑橘系のものからどっしりした酸味まで色々思い浮かびますし、甘味も色々です。そして様々な匂いや味は原因物質が明確に分析されています。
杜氏さんと話していると酢エチ、カプロン酸、酢イソとか乳酸とかコハク酸とかソトロンなど色々な物質名を伺うのですが、どうも良く分からない。いつか勉強しなきゃと思っているところである方から『科学的視点で見る日本酒の香味成分セミナー』と紹介いただき、早速申し込んでしまいました。
セミナーを受けると益々日本酒が楽しく飲めなくなるのかもしれませんが、まあ一度行ってきます。
五月も末となり、名古屋では早々に34度を記録しもう夏の本番が近づいてきました。
それでは次回の「うすにごり」をお楽しみに。(T)

 


今月のテーマは「気になるちょっといいお酒」。肴は黒鯛の酒蒸しからスタートです。


今回も素敵なお酒が揃いました。


新じゃがバターのしおから添えです。


ねぎ塩重ねカツです。


お気に入りは見つかりましたか?


〆は生青のりの雑炊です。来月もよろしく。

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