日本酒の会 sake nagoya
「定例会」報告
日時:2019年3月15日(金)
場所:旬彩処かのう(名古屋市中区三の丸一丁目)
テーマ:オーダーメイドの酒を丸ごと味わう
参加者:51名
今回のお酒(順不同)
銘柄 / 種別 / 使用米・精米歩合 |
製造 (産地) |
購入 価格 (容量) |
把握する 銘柄取扱店舗 |
参加者のコメント | 酒 № |
蓬莱泉 /オーダーメイド酒 荒走り 圧搾圧なし 生 /夢山水/一般米 ・ 55% |
関谷醸造 吟醸工房 (愛知県) |
- (1.8L) |
非売品 | 微発泡 メロン・ブドウの香り 軽い甘味 柔らかな酸味 透明感 輝き さっぱり フレッシュ 穏やか きれい 後半シャープ 切れよし 微かな苦味 うすい | 1 |
蓬莱泉 /オーダーメイド酒 無濾過火入れ原酒 /夢山水/一般米 ・ 55% |
関谷醸造 吟醸工房 (愛知県) |
- (1.8L) |
非売品 | 少し滓あり 涼やかな香り 甘味あり ふくよか きれい バランスよい 滑らかでメロウ すっきり やや軽い | 8 |
蓬莱泉 /オーダーメイド酒 濾過火入れ原酒 /夢山水/一般米 ・ 55% |
関谷醸造 吟醸工房 (愛知県) |
- (1.8L) |
非売品 | バナナの香り 甘味ほどよい すっきり さわやか きれい 飲みやすい 軽い 薄い 広がり エレガント 舌触りよい 仄かな苦味 落ち着き | 10 |
蓬莱泉 /オーダーメイド酒 中汲み 生 圧搾開始~60分 圧200~300Kpa /夢山水/一般米 ・ 55% |
関谷醸造 吟醸工房 (愛知県) |
- (1.8L) |
非売品 | 微発泡 フルーティ 荒走りより甘味・旨味・ふくらみ↑辛味・苦味↑透明感・切れ↓ 華やか まろやか ほどよい濃さ | 3 |
蓬莱泉 /オーダーメイド酒 無濾過生原酒 /夢山水/一般米 ・ 55% |
関谷醸造 吟醸工房 (愛知県) |
- (1.8L) |
非売品 | 微発泡 少し滓あり まろやかに甘い 濃厚 切れあり 少し酸を感じる すっきり ふくよか 穏やか 少し辛味 雑味感 | 7 |
蓬莱泉 /オーダーメイド酒 中汲み~責め 生 圧搾開始~90分 圧300~400Kpa /夢山水/一般米 ・ 55% |
関谷醸造 吟醸工房 (愛知県) |
- (1.8L) |
非売品 | 微発泡 香り控えめ ほどよい酸味 マイルドだが濃い旨味 強いコクのある苦味 少しくどくなる 少し渋味 最後は切れる | 4 |
蓬莱泉 /オーダーメイド酒 濾過生原酒 /夢山水/一般米 ・ 55% |
関谷醸造 吟醸工房 (愛知県) |
- (1.8L) |
非売品 | バナナの香り 甘味ほどよい エレガント すっきりしている 酸がしっかり 切れがない 最後に苦味が強い | 9 |
蓬莱泉 /オーダーメイド酒 荒走り~中汲み 生 圧搾開始~20分 圧50~100Kpa /夢山水/一般米 ・ 55% |
関谷醸造 吟醸工房 (愛知県) |
- (1.8L) |
非売品 | 微発泡 荒走り圧なしより香り↓・甘味・酸味・旨味・切れは↑ 丸味あり スッキリしているが鮮やか 五味感タップリ | 2 |
蓬莱泉 /オーダーメイド酒 責めの責め 生 圧搾開始~210分 圧600Kpa /夢山水/一般米 ・ 55% |
関谷醸造 吟醸工房 (愛知県) |
- (1.8L) |
非売品 | 香り低い 中庸 まろやか 味がぼんやり 切れよくない 責めの頭より味が薄い 酸が強い 余韻残る 重い シャープ 苦味・渋味強い | 6 |
蓬莱泉 /オーダーメイド酒 責め 生 圧搾開始~150分 圧500~600Kpa /夢山水/一般米 ・ 55% |
関谷醸造 吟醸工房 (愛知県) |
- (1.8L) |
非売品 | 中庸 旨味たっぷり 透明感ない 濃い フラット 淋しい 中汲みより薄い 少し酸味がある 仄かな苦味・渋味 味に尖り 少しべたつく バランスよい | 5 |
蓬莱泉 /オーダーメイドとは対照の酒 /- ・ -% |
関谷醸造 吟醸工房 (愛知県) |
- (1.8L) |
非売品 | 微発泡 バナナ・ブドウの香り 辛い 酸味 押しがあるが雑味はない べたつく 旨味が多い 苦い 切れあり 渋味残る | 12 |
蓬莱泉 /オーダーメイド酒 濾過火入れ加水14.5% /夢山水/一般米 ・ 55% |
関谷醸造 吟醸工房 (愛知県) |
- (1.8L) |
非売品 | バナナの香り 甘味が表に出る 軽い すっきり さっぱり きれい 飲みやすい 食中酒向き ものたりない 水っぽい | 11 |
五味
特徴
(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください
(コメント)
「オーダーメイドのお酒を丸ごと味わう」お楽しみいただけたでしょうか。
酒№1~6は酒が搾られ流れ出てくるタイミングによる区分。7、8は無濾過の生原とその火入れ。9、10は濾過生原とその火入れ。11は濾過加水火入れ。最後の12は今回のオーダーのお酒ではなく対極にある香り:低、甘味:低、辛・酸・苦・渋:高のお酒を蔵でご用意いただいたということでした。
前半の1~6をまとめてみると甘味は1が高く、あとはあまり変わらない。加圧すると酸味が出てくるが責めではまた低くなる。苦味は中盤から後半、渋味は後半から最後に出てくるというところでしょうか。あと辛味はエキス分が少なくきれいなためなのか1が高い。香りも1が高い。切れは中盤が高く責めでは低い。バランスは中盤がよいというところでしょうか。
7からの後半では火入れは角が取れて落ち着き飲みやすくなる。火入れの方が辛くなり切れが出る。酸も少し目立たなくなる。加水は香りは低くなるのですが、甘味や苦味は落ち着き、他の味が目立たなくなる分酸が目立つというというところでしょうか。
これは皆さんに入れていただいたポイントを見てのことで、アイテムごとで総ポイントが異なりますし、一つずつ落ち着いて飲み比べているのでもありませんので、正鵠を得ているかは分かりませんが…
何れにしても今回は、遠山専務様のご厚意で特別な対応をしていただき大変ありがとうございました。また蓬莱泉吟醸工房の宮瀬様、夏目様を始めとする皆様にも改めて感謝申し上げます。
定例会の日、早咲きの桜華会館の桜はもう開花。ソメイヨシノもそろそろ という時期になりました。3月31日は恒例のsake nagoyaのお花見会です。
では当日、名城公園でお会いしましょう。(T)
今月のテーマは「オーダーメイドの酒を丸ごと味わう」。肴は生キハダマグロの刺身からスタートです。
ベビーホタテの酒蒸しです。
手羽先も良いですね。
自然に笑みがこぼれます。
マコガレイの煮つけです。
同じタンクでここまで味が変わるんですね。
関谷醸造の遠山さんから、お酒の説明もいただきました。
オーダー酒の酒粕も皆さんでお持ち帰り。
〆は酒蒸しの出汁で雑炊です。来月もよろしく。
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