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日本酒の会 sake nagoya 「定例会」の報告

日時:2019年1月18日(金)
場所:旬彩処かのう(名古屋市中区三の丸一丁目)
テーマ:「新酒」
参加者:50名

 

今回のお酒(順不同)
銘柄
/ 種別
/ 使用米・精米歩合
製造
(産地)
購入
価格
把握する
取扱店舗
参加者のコメント
よこやま
SILVER 純米吟醸 生酒
山田錦 ・ 55%/50%
重家酒造
(長崎県)
3,218
(1.8L)
調査中
ほぼ透明の酒色。僅かに炭酸感がある。ブドウやイチゴやトロピカルな香りが華やか。僅かな酸味を伴う濃厚な甘味がジューシー。後半は優しい甘さを口中に残しながらしっかりした苦味が押さえる。温度によってはやや重いかも。 11
流輝
純米吟醸 初搾りおりがらみ生
新潟県産五百万石 ・ 55%
松屋酒造
(群馬県)
2,970
(1.8L)
調査中
僅かに滓のある微発泡。微かにバニラやパインの香りがある。僅かな酸味を伴う優しい甘さが緩やかに続く。苦味が味を引き締めながらも軽く柔らかくジューシー。 10
阿武の鶴
Orizuru おりがらみ 純米吟醸 生
山田錦 ・ 50%
阿武の鶴酒造
(山口県)
3,240
(1.8L)
調査中
滓がらみの微発泡。フルーティな甘酸っぱい香りがある。強い甘味と酸味がありフレッシュでジューシー。終盤には苦味を感じしっかりしたコクを感じる。よく冷やして楽しみたい。 3
花陽浴
純米吟醸 無濾過生原酒
八反錦 ・ 55%
南陽醸造
(埼玉県)
3,240
(1.8L)
酒泉洞堀一、 荒川商店 ほぼ透明の酒色。僅かな発泡感、リンゴ、ナシ、ブドウの甘い香りがしっかり香る。ボリューム感のある甘味、酸味がありまろやか。最後は苦味で締める飲みごたえのある一本。やや気になる香りがあるかも。 6
豊盃
純米しぼりたて 生酒限定品
国産米 ・ 55%/60%
三浦酒造
(青森県)
3,240
(1.8L)
富屋酒店 ほぼ透明の酒色。青リンゴやナシを思わせる爽やかな香りが控えめに香る。さっぱりした甘味と程よい酸味、まろやかな旨味のバランスが良い。最後は苦味をともない軽やかに引けていく。さらっとしており、辛くてスッキリした一本。 5
名倉山
純米吟醸酒 月弓かおり うすにごり生酒
山田錦 ・55%
名倉山酒造
(福島県)
2,700
(1.8L)
調査中 微発泡の薄濁り。リンゴやナシのフルーティな香りがある。最初に優しい甘味があり、バランスよく酸が寄り添う。きれいな旨味のあるスッキリした印象。 9
旭興
しぼりたて本醸造 生原酒
JAなすの酒米研究会産ひとごこち ・ 65%
渡邉酒造
(栃木県)
2,603
(1.8L)
富屋酒店 ほぼ透明の酒色。蜂蜜やリンゴを思わせる甘い香りがある。強い甘味の後に辛味を感じる。後半は、苦味や渋味がコクを感じさせ長く余韻が続く。濃厚だがやや単調さを感じるかも。 4
白岳仙
純米吟醸 あらばしり
五百万石 ・ 55%/58%
安本酒造
(福井県)
3,240
(1.8L)
富屋酒店、酒の中島屋 ほぼ透明の酒色。発泡感がある。フルーティで爽やかな香りがあるが、甘味、旨みに比較して酸味や辛味が強くさっぱりスッキリ切れていく。最後はほろ苦い。 7
蓬莱泉
純米吟醸 新春初しぼり 己亥
国産米 ・ 50%
関谷醸造
(愛知県)
-
(1.8L)
森正商店、 酒のきまた、 シバタほか ほぼ透明の酒色。微かにリンゴや醪の香りがある。入口は軽くきれいな酸味を感じ、ボリューム感は程よく穏やか。後半苦味が立ち上がり、素早く消えていく。淡くクリアな1本。

1

水尾
純米 生原酒しぼりたて生一本
ひとごこち ・ 59%/70%
田中屋酒造店
(長野県)
3,078
(1.8L)
あさい商店 ほぼ透明の酒色。接着剤のような香り、木の香りがある。僅かな甘味の後、酸味、辛味が続く。後半は苦味渋みが支配し切れる。すっきりしているが、ややエキス分の少なさを感じるかも。 13
山間
やんま1号 純米吟醸 無濾過生原酒 中採り直詰め
国産米 ・ 55%
新潟第一酒造
(新潟県)
3,834
(1.8L)
調査中 ほぼ透明の酒色。メロンや木の香りがある。まろやかな甘味があるが、辛味や苦味でしっかり脇を固める。スッキリした味わいであっさりしている。軽やかな後味で消えていく。 8
日高見
純米 初しぼり 本生
国産米 ・ 60%
平孝酒造
(宮城県)
2,808
(1.8L)
サケハウス、 富屋酒店、 あさい商店 ほぼ透明の酒色。僅かにヨーグルトの様な香りやグリーンの香りを感じる。甘味や旨味は少なく、きれいな酸味が心地良い。やや辛くスッキリしていてバランスが良い。苦味を残しながらきれいに消えていく。ミネラル感を感じる。 12
雨後の月
純米 無濾過生原酒
国産米 ・ 60%/65%
相原酒造
(広島県)
2,786
(1.8L)
吉田屋、あさい商店 ほぼ透明の酒色。微かな炭酸感がある。バナナや接着剤、マスカットのような香りがある。透明感のある旨味と酸味、辛味を感じる。ややドライでさっぱりしている。最後は苦味と若さによる渋味を感じる。 2

五味

特徴

(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください

(コメント)
新年恒例の「新酒」の会お楽しみいただけたでしょうか。
できたてほやほやのフレッシュ感、醪の香り、ちょっと渋くてもそれはそれ。新酒の季節を満喫できたことと思います。
 先日、いつもお世話になっている関谷酒造さんに酒造り体験にお邪魔しました。会場の吟醸工房では、蒸しあがったコメを床の上でほぐし、60キロのタンクに投入する作業をさせていただきました。宮瀬杜氏の楽しいお話を伺いながらの作業で、参加者全員大満足。仕込んだお酒は3月の定例会で披露されると思いますので、参加できなかった方も楽しみにしていてください。
 さて、各蔵から蔵開放の便りが届く時期となりました。蔵開放では搾り立てのピチピチの新酒が味わえるだけでなく、杜氏さん始め蔵人さんから今年のお酒のできや、コンセプトなど直接伺える貴重な機会でもあります。話を伺いながらの心行くまでの試飲。何とも贅沢なことです。
 ただ皆様くれぐれも防寒対策はお忘れなく。多くの蔵は吹きさらしです。震えながら鼻水をすすって…ということにならないよう、また大人の節度をもってお楽しみください。
 話を戻して次回の定例会は、二回目の「大吟醸」。日本酒は歴史上最もおいしくなったと言われています。どんなお酒が登場するか楽しみにしてください。
 最後になりましたが、本年も日本酒の会sake nagoyaをよろしくお願いします。(T)


今月のテーマは「新酒」。肴は新春らしい煮物からスタートです。


年が明け、元気な顔が集まりました。


ハマグリの鍋です。


じゃこと三つ葉の出汁巻き玉子。


今年もよろしくお願いします。


〆はカニといくらの雑炊。来月もよろしく。

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