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日本酒の会 sake nagoya 「定例会」の報告

日時:2018年10月19日(金)
場所:旬彩処かのう(名古屋市中区三の丸一丁目)
テーマ:「ひやおろし」
参加者:51名

 

今回のお酒(順不同)
銘柄
/ 種別
/ 使用米・精米歩合
製造
(産地)
購入
価格
把握する
取扱店舗
参加者のコメント
太平海
純米吟醸 瓶囲い
国産米 ・ 50%
府中誉
(茨城県)
3,240
(1.8L)
地酒処くりもと
ほぼ透明の酒色。程よくリンゴを思わせるフルーティな香りがある。適度の甘味と澄んだ酸味の組み合わせが魅力的。最後は苦味を纏いながらスッキリ切れていく。穏やかでさっぱりしている。 9
七田
純米吟醸 無濾過
雄町 ・ 50%
天山酒造
(佐賀県)
3,672
(1.8L)
酒のなかや、知多繁
ほぼ透明の酒色。リンゴを思わせる香りが華やか。しっかりした甘味がありたっぷり楽しめる。最後はコクを感じさせながら消えていく。 7
阿部勘
純米吟醸原酒 あきあがり
国産米 ・ 55%
阿部勘酒造店
(宮城県)
3,271
(1.8L)
調査中
ほぼ透明の酒色。穏やかに白ブドウを思わせる香りがある。甘味と酸味のバランスがよい。濃淳だがアルコール感が強くシャープでスッキリしている。 8
一念不動
特別純米酒 ひやおろし
夢山水 ・ 60%
関谷醸造
(愛知県)
-
(1.8L)
森正商店、酒のきまた、リカーワールド21シバタほか ほぼ透明の酒色。バナナを思わせる香りがあり、程よい甘味と爽やかな酸味、落ち着いた旨味でバランスがよい。後半は僅かな苦味・渋味が立ち上がり、スッキリした辛口の印象。 1
青雲
颯 秋純米ひやおろし
神の穂 ・ 60%
後藤酒造場
(三重県)
3,024
(1.8L)
調査中 ほぼ透明の酒色。熟成香がある。ジューシーな甘味がありながら強いアルコール感が味を引き締め、辛い印象を引き出す。日本酒らしさを感じる。 13
早瀬浦
特別純米酒 ひと夏超え夜長月
山田錦 ・55%
三宅彦右衛門酒造
(福井県)
3,132
(1.8L)
サケハウス 微かに黄金色の酒色。軽い甘味がありさらっとした印象。最後にしっかりした渋みを感じる。さっぱりして飲みやすいが、ややまとまりに欠ける。熟成への期待大。 10
上を向いて歩こう
純米吟醸酒 シングルオリジン
夢一献 ・ 55%
溝上酒造
(福岡県)
3,078
(1.8L)
オオタケ ほぼ透明の酒色。華やかで優しいフルーティな香り、醪の香りがある。果実を思わせるぽってりとした、張りのある甘味が魅力的。中盤旨味は少なめで最後は苦味で締めて消えていく。濃淳な一本。 4
都鶴
特別純米 ひやおろし
国産米 ・ 60%
都鶴酒造
(京都府)
3,456
(1.8L)
調査中 微かに黄金色の酒色。バナナの香り、乳製品の香りがある。甘味を感じるがすぐに消え、魅力的な柑橘系の酸と旨味が広がっていく。終盤の苦み、渋味のバランスもよい。滑らかだが切れもよく酒中酒に最適。 12
山城屋
純米大吟醸 特別調合 Matured~円熟~
国産米 ・ 50%
越銘醸
(新潟県)
3,024
(1.8L)
調査中 微かに黄金色の酒色。香りは淡く、シャープな酸味が印象的。すっきりとした辛口で最後は苦味を伴い切れあじがよい。燗を付けて楽しみたい。

6

加賀鳶
山廃純米吟醸 冷やおろし原酒
山田錦 ・ 59%
福光屋
(石川県)
3,564
(1.8L)
吉田屋、JR名古屋高島屋 微かに黄金色の酒色。香ばしい熟成香。黒糖のような香りが僅かにある。甘味、酸味のバランスが良く濃淳。重くなりそうなところをしっかりしたアルコール感が引き締める。落ち着いた印象。 11
越の誉
純米吟醸 秋酒 ひやおろし
新潟県産米 ・ 60%
原酒造
(新潟県)
2,808
(1.8L)
調査中 微かに黄金色の酒色。微かに木の香り、熟成した香りがある。甘味、酸味が全体的に低く、相対的に表面にアルコール感が現れる。後半は辛味を感じるがやや淋しいかも。 3
土佐しらぎく
生詰 純米吟醸 ひやおろし
吟の夢 ・ 55%
仙頭酒造場
(高知県)
3,240
(1.8L)
荒川酒店、富屋酒店、サケハウス ほぼ透明の酒色。接着剤のような香り、バナナや洋梨、白ブドウの香りがある。果実を思わせる甘味を感じさせながら、後半は酸で旨味の余韻を切っていく。苦味もありスッキリした辛口の印象。 2
杉錦
ひやおろし 生酛仕込
国産米 ・ 70%
杉井酒造
(静岡県)
2,376
(1.8L)
酒のきまた、久田商店、リカーワールド21シバタ 微かに黄金色の酒色。僅かな熟成感と木の香り、ミルクの香りがある。甘味は低く、辛い。中盤からは強い渋みを感じる。ドライでまだ若い印象。燗を付けて楽しみたい。 5

五味

特徴

(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください

(コメント)
「ひやおろし」お楽しみ頂けたでしょうか。
ご存知のようにひやおろしは、火入れを1回に留め、生の華やかな香りや旨味を味わえるものです。皆さんの感想の中に「全体的に旨味がのるのは2、3日後という印象」という言葉がありました。確かに抜栓数日後ピークを迎えるお酒はよくあるのですが、定例会では準備の都合上、開会直前の抜栓ため、その点少し残念です。
さて、名古屋城の周りの桜の木が色づきはじめました。「危険な暑さ」という言葉が頻発した平成最後の夏だっただけに、深まりゆく秋がひと際心に沁みてます。
そこで次回のテーマは「燗酒」。秋の夜長にご一献どうぞ。(T)


今月のテーマは「ひやおろし」。肴は豚肉とゴボウの鍋からスタートです。


かのうさんの絶品サンマです。


〆の雑炊、写真撮り忘れでした。来月もよろしく。

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