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日本酒の会 sake nagoya
「定例会」報告

日時:2018年7月20日(金)
場所:旬彩処かのう(名古屋市中区三の丸一丁目)
テーマ:にごり酒
参加者:52名

 

今回のお酒(順不同)

銘柄
/ 種別
/ 使用米・精米歩合
製造
(産地)
購入
価格
(容量)
把握する
銘柄取扱店舗
参加者のコメント
高千代
/たかちよ 扁平精米無調整活性生原酒
/国産米 ・ -
高千代酒造
(新潟県)
2,592
(1.8L)
秋貞商店、 酒泉洞堀一 薄濁りで強い発泡感がある。穀物系の香りやナッツの香りがある。上品な軽い甘味と清々しい酸味、炭酸感などの辛味で爽やか。バランスよく完成度が高い夏向きの一本。 12
十四代
/おりからみ角新 本生荒走り
/国産米 ・ 50%
高木酒造
(山形県)
4,665
(1.8L)
調査中 ごく薄い濁りで微発泡。ブドウやナシのような香りがあり、上品でキレイな甘味と優しい酸味がある。クリアーで且つふくよかな落ち着いた印象。最後は甘味と旨味の余韻が続く。やや夏向きではないかも。 4
三諸杉
/純米吟醸おりがらみ生 華きゅん 無濾過生原酒
/雄町 ・ 60%
今西酒造
(奈良県)
3,240
(1.8L)
オオタケ、 酒泉洞堀一 大きな滓が浮遊する薄濁り。弱い発泡感があり、バナナのような甘い香りがある。穏やかな甘味と程よい酸味があり、すっきりあっさりしている。最後は心地よい苦味で引き締めながら引いていく。 1
北島
/純米おりがらみ 生酒
/みずかがみ ・ 65%
北島酒造
(滋賀県)
2,484
(1.8L)
富屋酒店、 オオタケ、 酒正 薄濁りで微発泡。メロンのような香りがある。ほのかな甘味と爽やかな酸味があり、辛口ながらフルーティでジューシー。ライトな飲み口で切れ、のど越しがよい。最後は苦みで締めくくる。 6
あべ
/純米おりがらみ 生酒
/新潟県産米 ・50%/65%
阿部酒造
(新潟県)
3,132
(1.8L)
調査中 薄濁り。少し粘性があり、飴のような甘い香りがある。強い甘味と軽めの酸味でシロップを思わせる。決して重くはならず美味い苦味を伴いながら最後はあっさり切れていく。よく冷やしていただきたい。 10
花陽浴
/純米大吟醸無濾過生原酒
/越後五百万石 ・ 48%
南陽醸造
(埼玉県)
3,888
(1.8L)
酒泉洞堀一、 荒川商店 薄濁りの微発泡。甘いブドウのような香りがある。最初に甘味を感じるが、辛味やアルコール感でキリッとした印象。強めの苦みでしっかりした飲みごたえを感じる。やや気になる香りがあるかも。 2
若駒
/八反錦70無加圧採り無濾過生原酒
/八反錦 ・ 70%
若駒酒造
(栃木県)
3,132
(1.8L)
知多繁 薄濁りで強い発泡感があり炭酸の辛味が強い。華やかなバナナの香り、木の香り、程よい甘味があり、辛口でさっぱりドライな印象。最後は程よい苦味で締めくくる。 3
相模灘
/特別純米辛口 無濾過生酒
/国産米 ・ 55%
久保田酒造
(神奈川県)
2,600
(1.8L)
徳丸商店 薄濁りで微発泡。香りは低く少し辛めで程よい酸、適度な苦味が感じられる。切れよくスッキリしていてドライな印象。やや淋しいかも。 5
越の白鳥
/特別純米酒7号 うすにごり生原酒
/国産米 ・ 60%
新潟第一酒造
(新潟県)
3,030
(1.8L)
調査中 ごく薄い黄金色で濁りは非常に薄い。微かな粘性がありフルーティーな香りがある。はっきりした甘味があり、まろやかでまったりした印象。甘味の余韻が続く。アルコール感は強いが甘味だけがくっきりしており、やや単調かも。よく冷やして飲みたい。 11
山間
/特別純米酒 仕込3号 ORI-ORI ROCK
/国産米 ・ 60%
新潟第一酒造
(新潟県)
3,888
(1.8L)
調査中 強く白濁し発泡感が強い。マスカットを思わせる香りが微かにある。甘味は少なく、アルコール感、炭酸感、シャープな酸味もあり、辛くスッキリドライな印象。後半は早い引きに、苦味や渋味加わり切れ感を感じさせる。 7
早春
/純米生酒 夏期限定 夏のブーリュ
/雄山錦/富山県産米 ・ 55%
早川酒造
(三重県)
2,570
(1.8L)
冨屋酒店 薄濁りで微発泡。甘い香りとヨーグルトのような香りがある。少し甘めでしっかりした旨味も感じる落ち着いた印象の一本。 9
山間
/純米吟醸 仕込15号 ORI-ORI ROCK
/国産米・ 55%
新潟第一酒造
(新潟県)
3,358
(1.8L)
調査中 強く白濁し、発泡感が強い。酒かすを思わせる香りが強い。やや甘めで旨味も強い。一方で強いアルコール感、炭酸感があり、濃厚な印象。最後は苦味や渋味を感じさせながら甘い余韻が続く。 8

五味

特徴

(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください

(コメント)

まずは平成30年7月豪雨で亡くなられた方に哀悼の意を表するとともに、被災された皆様にお見舞い申し上げます。
かくいう私は平成12年9月の東海豪雨で被災した経験があります。私の住む清須市ではたくさんの家屋が床上浸水しました。もっとも浸水といっても、地域は限定的で、庄内川を渡ればコンビニも銭湯も全く無傷でこの点随分助かった記憶があります。しかし今回の水害は随分広範囲で、また2階まで水がきた家も多かったようで、住民はどれ程辛い思いをしていることやら。今晩(7月28日)の台風を無事やり過ごされるとともに、一日も早く平穏な暮らしを取り戻されることをお祈り申し上げます。
話しは変わりますが、「にごり酒」お楽しみいただけたでしょうか。にごり酒というと、少し前までは新酒シーズンに飲むものという印象でしたが、昨今は泡の爽快感を大切にして夏に楽しむものに変化してきたようです。中心となるお酒も、しっかり甘いどぶろくようなものやうす濁りでよく切れたものから、発泡感が強くて、ピーチやマスカットの香り、爽やかな柑橘系の酸、きれいな甘みが印象に残るものに変わってきたようです。夏でも燗という昔気質の方もいらっしゃるかもしれませんが、sake nagoyaとしては、このようなオシャレなスタイルも大切にしていきたいと思いました。
さて、この数日、夏の暑さも一息ついているところですが、次回のテーマは「夏の酒」。ご期待ください。(T)

 


今月のテーマは「にごり酒」。肴は豚肉冷しゃぶサラダからスタートです。


にごり具合も色々です。


バイ貝の煮つけ。


かのうさん名物(?)タコの丸茹で。やわらかくて旨いです。


真剣に採点中。


ゴーヤ炒め。


お漬物でホッとします。


日本酒談議に花が咲きます。


〆はうどんでした来月もよろしく。

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