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日本酒の会 sake nagoya
「定例会」報告

日時:2017年10月20日(金)
場所:旬彩処かのう(名古屋市中区三の丸一丁目)
テーマ:ひやおろし
参加者:50名

 

今回のお酒(順不同)

銘柄
/ 種別
/ 使用米・精米歩合
製造
(産地)
購入
価格
(容量)
把握する
銘柄取扱店舗
参加者のコメント
東魁盛
/純米吟醸 秋あがり
/山田錦 ・ 55%
小泉酒造
(千葉県)
3,240
(1.8L)
調査中 ごく薄い黄金色の酒色。花を思わせるフルーティな香りがある。優しい甘味と程よい酸味のバランスが良い。旨味もしっかりあり、後半は苦味がせり上がる。 9
山城屋
/純米 秋あがり
/国産米 ・ 60%
越銘醸
(新潟県)
2,592
(1.8L)
調査中 ごく薄い黄金色の酒色。リンゴの様な香りがある。最初は水のように軽いがゆっくりと程よい甘味、酸味が現れてくる。旨味も程々でバランスが良い。 2
美寿々
/純米吟醸 ひやおろし
/美山錦 ・ 49%
美寿々酒造
(長野県)
2,862
(1.8L)
調査中 ほぼ透明の酒色。白ブドウの香りやメロンの香りがある。やや甘めだが程よい酸やしっかりしたコクもありバランスが良い。きれいで穏やかな印象。 6
伯楽星
/特別純米 冷卸
/国産米 ・ 60%
新澤醸造店K
(宮城県)
2,700
(1.8L)
庄兼 ほぼ透明の酒色。メロンの香りや米の香りがある。アタックはソフトでほのかな甘味と穏やかな酸味のバランスが良く、軽いタッチの旨味が感じられる。後半は辛味や苦味が立ち上がり軽く切れていく。 4
勢正宗
/Yellow carp 秋あがり 純米無濾過火入
/美山錦/ひめのもち ・ 70%
丸世酒造店
(長野県)
2,777
(1.8L)
調査中 ごく薄い黄金色の酒色。ミルキーな香り、洋梨の様な香りがある。インパクトのある強い甘味があり、その後しっかりした旨味が広がる。やや重いかも。 5
一念不動
/特別純米酒 ひやおろし
/夢山水 ・ 60%
関谷醸造
(愛知県)
-
(1.8L)
森正商店、 酒のきまた、 シバタほか ほぼ透明の酒色。熟成香がある。甘味は低く旨味も軽やかで柔らかくまろやかだが、辛口で程よい苦味がコクを感じさせる。バランスのとれた一本。 1
長陽福娘
/八反錦 純米酒 秋あがり火入れ
/八反錦 ・ 60%
岩崎酒造
(山口県)
2,700
(1.8L)
調査中 ごく薄い黄金色の酒色。スモーキーな香りがある。甘味は少なく特徴のある酸が目につく。味はまとまっているが旨味も少なめでややドライな印象。最後は渋味や苦味を残して消えていく。 11
北光正宗
/実りの秋の純米酒80
/金紋錦 ・ 80%
角口酒造店
(長野県)
2,376
(1.8L)
調査中 ごく薄い黄金色の酒色。白ブドウやリンゴの様な香りがある。甘味に比べて少し酸が高めでシャープな印象。旨味もスマートでさっぱりした飲み口。最後は快い苦味を伴い素早く消えていく。 7
辰泉
/純米酒 秋あがり
/国産米 ・ 65%
辰泉酒造
(福島県)
2,484
(1.8L)
調査中 ごく薄い黄金色の酒色。バナナの様な甘い香りがある。程よい甘味ときれいな酸味でバランスが良い。旨味は細く、まろやかで落ち着いた印象。 12
百春
/MOONLIGHTING 純米吟醸ひやおろし
/雄山錦 ・ 60%
小坂酒造場
(岐阜県)
3,200
(1.8L)
オオタケ、 酒泉洞堀一、 丸内酒食品ほか 微発泡でごく薄い黄金色の酒色。アルコール感が強く香ばしい香りがある。程よい甘味があり、酸味はやや低めで旨味は強い。最後は苦味を残し消えていく。やや香りが気になるかも。 10
大井川畔 鰍
/特別純米酒
/誉富士 ・ 60%
大村屋酒造場
(静岡県)
2,808
(1.8L)
調査中 ごく薄い黄金色の酒色。ごく僅かに接着剤の様な香りがある。甘味や旨味は少なく、荒々しい酸が目立つ。ドライでシャープだがあっさりしており、やや淋しいかも。終盤は苦味渋味が支配する。 3
小夜衣
/純米原酒 生詰 秋あがり
/国産米 ・ 65%
森本酒造
(静岡県)
2,538
(1.8L))
調査中 ごく薄い黄金色の酒色。熟成感があり、香ばしい香り、木の様な香りがある。甘味は少なめで厚みのある酸がある。強い旨味が力強いがやや重いと感じる向きも。最後は微かに苦味を残しながら引いていく。 8

五味

特徴

(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください

(コメント)

「ひやおろし」お楽しみいただけたでしょうか。
「ひやおろし」については定例会の中で詳しい説明がありましたので繰り返しませんが、まとめて飲んでみると、今更ながら一夏という時間の重みを感じることができました。分かりにくいことですが、搾って直ぐのお酒は味がバラバラで散らかった印象です。これが、時間の経過とともにまとまってきます。また、熟成というと何年も経ったお酒をつい考えてしまうのですが、今回のアイテムの中にもいくつか熟成がすすんで旨味ののってきたことを感じさせるものがありました。少しずつ秋から冬に向かっていくこの季節に一夏越したお酒を楽しむ。これがひやおろしの醍醐味なのでしょう。三の丸界隈ではいつも慌ただしく毎日が過ぎていきます。そんな中でも、たまには季節のものを頂きながら、静かに今回の出品酒を復習してみたいと思う夜でした。
さて、少しずつ寒さが募り、お酒を温めたい時期になりました。お酒は燗にすると本性が現れると書いてある本があります。確かに燗の温度をかなり上げると味がバラバラになったり、時には生ヒネのにおいが強調されることもあります。そして、しっかり造られた力強いお酒ほど高い温度の燗でも風味を損なわないと言います。でもそんなことは考えず名古屋で言う「どん燗」にしておけば、ただただ美味しいだけです。ただ困ったことが一つ。私にはどれもこれも美味いというだけで区別がつかないということです。是非次回のテーマ「燗酒」に備えて皆さん予習しておいてください。(T)

 


今月のテーマは「ひやおろし」。肴は網走の天然ぶりです。


今日はすべてお酒を常温で提供です。


鯖の味噌煮です。


牡蠣フライです。そんな季節ですね


人数が集まると多くの種類が楽しめますね。


炊き込みご飯と、なめこの赤だし。来月もよろしく!

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