日本酒の会 sake nagoya
「定例会」報告
日時:2017年8月25日(金)
場所:旬彩処かのう(名古屋市中区三の丸一丁目)
テーマ:辛口のお酒
参加者:50名
今回のお酒(順不同)
銘柄 / 種別 / 使用米・精米歩合 / 日本酒度 |
製造 (産地) |
購入 価格 (容量) |
把握する 銘柄取扱店舗 |
参加者のコメント | 酒 № |
蓬莱泉 /人生感意氣 /国産米 ・ 55% |
関谷醸造 (愛知県) |
- (1.8L) |
森正商店、 酒のきまた、 シバタほか | フルーティ、あっさり、旨み、バランス良し、熟成系、スッキリ、まろやか | 7 |
誠鏡 /純米超辛口 生原酒 /広島県産米 ・ 65% /+8 |
中尾醸造 (広島県) |
2,586 (1.8L) |
庄兼、あさい商店 | エレガント、バランスが良い、さわやか、クセがない、水のような感じ | 11 |
文佳人 /辛口純米酒 /国産米 ・ 55% |
アリサワ (高知県) |
2,484 (1.8L) |
知多繁、サケハウス、酒のさいとう | ふくよか、しっかり味がある、りんご、バナナ、セメダイン、フルーティ | 12 |
天吹 /純米酒 超辛口 /国産米 ・ 60% |
天吹酒造 (佐賀県) |
2,484 (1.8L) |
あさい商店、オオタケ | 飲み飽きない、スッキリ、透明感、さらさら、バランスが良い | 13 |
百楽門 /特別純米酒 冴 無濾過 /備前雄町 ・ 60% /+10 |
葛城酒造 (奈良県) |
2,808 (1.8L) |
調査中 | 麹の味、バランス良し、飲みやすい、後味軽い、酸が複雑 | 8 |
陸奥八仙 /純米 生原酒 芳醇超辛 /華吹雪/レイメイ ・ 55%/65% |
八戸酒造 (青森県) |
3,024 (1.8L) |
酒泉洞堀一 、吉田屋 | 味が濃い、フルーティ、独特の酸、すいか、バナナ、白ワインのよう、爽やか、微炭酸 | 1 |
南方 /超辛口純米酒 /山田錦 ・ 60% |
世界一統 (和歌山県) |
2,700 (1.8L) |
調査中 | 料理に合う、旨口、さわやか、マスカットのような香り、酸味が強い | 9 |
駿州中屋 /純米 辛口 /国産米 ・ 60% /+10 |
富士高砂酒造 (静岡県) |
2,139 (1.8L) |
シバタ、吉田屋、 秋貞酒店ほか | リンゴの香り、飲み飽きない、熟成、香ばしい、体温でふくらむ、すっきり | 5 |
花の舞 /超辛口純米酒 /静岡県産米 ・ 60% |
花の舞酒造 (静岡県) |
2,479 (1.8L) |
調査中 | すっきり、後から苦み、薄い甘みが続く、ふくらみ大きい、さっぱり、食中酒 | 6 |
誉池月 /超辛口純米酒 無濾過生原酒 /佐香錦 ・ 75% /+10 |
池月酒造 (島根県) |
2,646 (1.8L) |
調査中 | 樽の香り、スッキリ、さらり、梨の味、はっきりした酸、旨み、いい渋み | 10 |
山城屋 /爽快辛口 /国産米 ・ 60% /+11 |
越銘醸 (新潟県) |
2,592 (1.8L) |
調査中 | 水のよう、麹の味、ソフト、すっきり、舌に残る、うすい | 4 |
大山 /特別純米酒 辛口夏にごり 夏の雪 /国産米 ・ 60% |
加藤嘉八郎酒造 (山形県) |
2,646 (1.8L) |
調査中 | スッキリ、米の感じ、もろみの味、グレープフルーツの白い部分、あっさり | 3 |
天の戸 /醇辛 超辛 生 /秋田県産米 ・ 60% /+18 |
浅舞酒造 (秋田県) |
2,700 (1.8L)) |
知多繁、 吉田屋、 あさい商店 | すっきり、木の香り、バランス良し、ご飯と一緒に、コク、旨み | 2 |
五味
特徴
(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください
(コメント)
今月のテーマ「辛口のお酒」、楽しんでいただけましたか?
さて、日本酒の甘口辛口をみる一つの目安には「日本酒度」というものがあります(ラベルに書いてあることが多いですね)。
この日本酒度は日本酒の比重を表示するために設けられた単位で、15℃の清酒に日本酒度計と呼ばれる特別の浮秤を浮かべて測定します。
15℃で4℃の純粋の水と同じ重さのお酒(比重=1)は日本酒度±0で、それより軽いものはプラス(+)、重いものはマイナス(-)で表示します(例えば+3、-5など)。
清酒の甘味は糖分に由来し、糖含量が多くなれば比重が大きくなって日本酒度は(-)側に傾き、逆に糖分の少ないものは(+)側に傾きます。一般的に、プラス3度~5度程度で「辛口」と評されることが多く、逆にマイナス3度~5度で「甘口」とされるようです。しかし甘辛は官能による判断、日本酒度は比重に対応する値ですので必ずしも一致しません。
甘口辛口をみる要素としては、この「日本酒度」のほか、有機酸(乳酸、コハク酸、クエン酸、リンゴ酸など)の含有量を表す「酸度」、味やアルコール度数を整えるために使われている「添加アルコール」や「加水」などがありますが、様々な要素のバランスにより味の感じ方は複雑になっています。
お酒のスペックはいろいろですが、実際に今回の定例会で飲んでいただいたお酒はいかがでしたか?
これからも、いろいろなお酒を試してみて、自分の好みのお酒を探していきましょう。
今月のテーマは「辛口のお酒」。肴は長芋そーめんからスタート。
今日は辛口ばかり13本。
鯖の浜焼きです。旨いです。
鶏の磯部揚げ。
何か熱心に語っています。
「だし」。まだまだ暑いですね。
きゅうりの何か。聞きそびれた・・・
採点結果の意見交換。お気に入りはありましたか?
デザートはわらび餅。来月もよろしく!
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