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日本酒の会 sake nagoya 「定例会」の報告

日時:2016年10月21日(金)
場所:旬彩処かのう(名古屋市中区三の丸一丁目)
テーマ:「ひやおろし」
参加者:52名

 

今回のお酒(順不同)
銘柄
/ 種別
/ 使用米・精米歩合
製造
(産地)
購入
価格
把握する
銘柄取扱店舗
参加者のコメント
金寶自然酒
生酛純米原酒 秋あがり
国産米 ・ 70%
仁井田本家
(福島県)
3,240
(1.8L)
酒泉洞堀一、知多繁
薄い黄金色の酒色。ヨーグルトの様な香りや接着剤の様な香り、熟成によるカラメル香がある。強い甘味があり、濃厚。余韻の長いまろやかな深みを感じる味わいを感じる。 11
村祐
茜ラベル 秋あがり
国産米 ・ -%
村祐酒造
(新潟県)
3,024
(1.8L)
調査中
薄い黄金色の酒色。ヨーグルトを思わせるミルキーな香りがある。たっぷりした甘味、旨味が口一杯に広がる。後半しっかりしたアルコール感が味を引き締め、長い余韻を感じる。やや飲み疲れするかも。バターを使う料理に合わせたい。 2
一念不動
特別純米酒 ひやおろし
夢山水 ・ 60%
関谷醸造
(愛知県)
-
(1.8L)
森正商店、酒のきまた、シバタほか
ごく薄い黄金色の酒色。パインのようなフルーティな香りがあり、バランスの良い穏やかな入口で優しくあっさりしている。中盤にはエレガントといっても良い旨味を感じさせながらさらりと消えていく。 12
山和
純米吟醸 ひやおろし
美山錦 ・ 50%
山和酒造店
(宮城県)
3,240
(1.8L)
酒泉洞堀一
ごく薄い黄金色の酒色。僅かにバナナの様な香りがあり、落ち着いた甘味と柑橘類を思わせる酸味でさっぱりした印象。穏やかでバランスが良く甘味のベールをまといながら引いていく。 7
金戎
無濾過純米生原酒 秋音
オオセト ・ 70%
西野金陵
(香川県)
2,390
(1.8L)
調査中
黄金色の酒色。バナナの様な香りと熟成によるアーモンドの様なナッツの香りがある。ふくよかな甘味があり濃厚。旨味も強く余韻は長い。やや合わせる食を選ぶかも。 10
雪の茅舎
純米吟醸 秘伝山廃 ひやおろし
国産米 ・ 55%
齋彌酒造店
(秋田県)
3,672
(1.8L)
丸内酒食品、名槌屋 薄い黄金色の酒色。華やかなフルーティな香りや穀物をイメージさせる香りが広がる。穏やかな甘味を中心にしたさっぱりした飲み口。心地よい苦みが味を引き締める。 1
伝心
純米生詰原酒 秋
越の雫 ・ 65%
一本義久保本店
(福井県)
2,808
(1.8L)
秋貞商店 薄い黄金色の酒色。フルーティな香りやキャラメルを思わせる熟成香がある。甘味、酸味のバランスが良く、ふくよかで厚みのある味わい。コクや切れを感じるが余韻は豊か。燗も試してみたい。 13
辻善兵衛
世は満続 純米吟醸 ひやおろし
雄町 ・ 50%
辻善兵衛商店
(栃木県)
3,394
(1.8L)
調査中 ごく薄い黄金色の酒色。フルーティな香りがある。程よい甘味と酸味でバランスが良い。軽めでさっぱりしているが、辛味が強く切れがよい。湯豆腐と合わせたい。 4
西條鶴
無濾過純米酒 ひやおろし
国産米 ・ 65%
西條鶴醸造
(広島県)
2,614
(1.8L)
酒泉洞堀一 薄い黄金色の酒色。パインの様な香りがある。やや粘性がある。甘味が前に出るが、あっさりしていて比較的バランスが良い。終盤は甘い余韻を残しながら切れていく。 3
白木久
純米 ひやおろし
こしひかり ・ 60%
白杉酒造
(京都府)
2,700
(1.8L)
オオタケ、酒泉洞堀一 薄い黄金色の酒色。僅かに接着剤の様な香りがある。甘味は控えめで酸もそれに見合っている。旨味が少なく辛くすっきりしているが少し淋しい印象。食事と合わて楽しみたい。 8
唯々
特別純米酒 ひやおろし
五百万石 ・ 60%
竹内酒造
(滋賀県)
2,700
(1.8L)
オオタケ 薄い黄金色の酒色。バナナの様な香りがある。甘味が少なく酸味が目立ち辛い。すっきりしているが後半苦味がせり上がってくる。最後にややエグミが残る感じがあるかも。 9
楯野川
純米大吟醸 ひやおろし
美山錦 ・ 50%
楯の川酒造
(山形県)
3,380
(1.8L)
酒泉洞堀一、 あさい商店、 酒正 ごく薄い黄金色の酒色。少し発泡感があり、バナナの様な香りがある。甘味や旨味は少なくコンパクト。やや酸が高めですっきりしているが、アルコール感による辛味が切れを演出。最後に口に残る感じがあるかも。 5
久礼
純米酒 洞窟囲い ひやおろし
松山三井 ・ 60%
西岡酒造店
(高知県)
2,370
(1.8L))
オオタケ 薄い黄金色の酒色。甘い花の様な香りや熟成による香煎の様な香りがある。甘味は僅かでその後特徴のある酸味や苦味が感じられる。苦味を中心にした余韻が長く続く。 6

五味

特徴

(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください

(コメント)

「ひやおろし」お楽しみいただけたでしょうか。
ひやおろしの基本は絞ったお酒を一度火入れして、少し涼しくなったこの時期に合わせて瓶詰。二度目の火入れをしていないものです。いくつか飲んでみると、確かに、生に比べると落ち着いており、通常の二度火入れに比べるとフレッシュ感があることがよくわかりました。ただ、やはり熟成期間が短いので、味がばらついたり旨味ののりが不十分だったりして、少し未熟さを感じてしまうものも幾つかあったように思いました。
さて、先日誘うようなキンモクセイの香りを楽しみながら歩いていると、まだ一つも咲いていないのですが、荷台に懸崖作りの菊を載せた車が名古屋城の方に走っていくのを見かけました。まだまだ暑い日もありますが、いよいよ秋本番。次の第三金曜日にはすっかり秋も深まっていることでしょう。そこで次回は「燗酒」。深まる秋を楽しみましょう。(T)



今月のテーマは「ひやおろし」。肴は北海道の牛肩肉と里芋の鍋からスタート。


食欲の秋ですね。酒も肴も減るのが速いです。


いつもの枝豆。落ち着きます。


かのうさんのレジ横には栗が。秋ですねぇ。


今月も新人さんが参加してくれました。日本酒の輪が広がります。


サバの味噌煮。かのうさんの味噌は旨いです。


牡蠣フライ、タルタルソースを添えて。


いい笑顔ですね。


最後は鍋の出汁で雑炊。来月もよろしく!

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