日本酒の会 sake nagoya
「定例会」報告
日時:2014年5月16日(金)
場所:旬彩処かのう(名古屋市中区三の丸一丁目)
テーマ:気なるお酒 Part2
参加者:52名
今回のお酒(順不同)
銘柄 / 種別 / 使用米・精米歩合 |
製造 (産地) |
購入 価格 (容量) |
把握する 銘柄取扱店舗 |
参加者のコメント | 酒 № |
聖 /特別純米 無濾過生原酒 槽場直詰 /山田錦 ・ 55% |
聖酒造 (群馬県) |
3,132 (1.8L) |
調査中 | 薄い黄金色の酒色。微発泡でバナナやパインの香りがある。甘味が前面にあり、背後から酸味がバランスよく支える。旨味もあるが、後を引かず、最後は苦味が顔を出し切れていく。 | 11 |
十四代 /吟醸酒 生詰 /備前雄町 ・ -% |
高木酒造 (山形県) |
- (1.8L) |
調査中 | 薄い黄金色の酒色。メロンやライチのような香りが微かにある。少し粘性があり、苦味が強い。旨味は微かで、アルコール感も強くなく穏やか。 | 10 |
川鶴 /純米 無濾過原酒斗びん囲い生酒 /国産米 ・ 65% |
川鶴酒蔵 (香川県) |
3,240 (1.8L) |
調査中 | 黄金色の酒色。バナナのような香りがあり、南国の果実を思わせる濃厚な甘味が広がる。アルコール感と苦味が後半の味を引き締める。 | 9 |
仙介 /純米吟醸 しぼりたて無濾過生原酒 /山田錦 ・ 50% |
泉酒造 (兵庫県) |
3,805 (1.8L) |
オオタケ | ごく薄い黄金色の酒色。少し炭酸感がある。メロンや梨のような甘い香りがある。甘味が強く、酸味は控え目。やや味の多さを感じるかも。最後は苦味が締めくくる。 | 4 |
ちえびじん /特別純米酒 /八反錦 ・60% |
中野酒造 (大分県) |
2,916 (1.8L) |
酒泉洞堀一 | 薄い黄金色の酒色。甘い香りがある。粘性を伴う強い甘味と酸味があり、濃厚。旨味もたっぷりで陰影がはっきりしている。後半アルコール感がせり上がり酒質の割りに切れが良い。 | 7 |
北島 /純米吟醸 無濾過生原酒 /吟吹雪 ・ 55% |
北島酒造 (滋賀県) |
2,808 (1.8L) |
調査中 | 黄金色の酒色。メロンの香りがあり、強い甘味と酸味が濃厚でメリハリがある。アルコール感が後半登場し、余韻が長い。 | 8 |
寒紅梅 /純米酒 早咲き生 /山田錦 ・ 60% |
寒紅梅酒造 (三重県) |
2,499 (1.8L) |
オオタケ | ごく薄い黄金色の酒色。少し炭酸感がある。香りは控え目。やさしい酸味と甘味があるが、ややまとまりを欠く。酸味に続き苦味が顔を出す。酸味や甘味がやや残るかも。 | 3 |
南 /純米吟醸 無濾過生 /松山三井 ・ 50% |
南酒造場 (高知県) |
3,085 (1.8L) |
秋貞酒店 | 薄い黄金色の酒色。甘味酸味のバランスが良く、きれいな旨味も感じられる。最後はアルコールの辛味や苦味がコクを感じさせながら引いていく。 | 12 |
梵 /純米大吟醸 無濾過GOLD /山田錦 ・ 50% |
加藤吉平商店 (福井県) |
3,240 (1.8L) |
知多繁、 あさい商店、サケハウス他 | ほぼ透明の酒色。甘い香りがある。甘味は強いが、軽やかでスッキリしている。旨味が少なくサラサラしており、最後は苦味を伴い消えていく。やや物足りなさを感じるかも。 | 6 |
残草蓬莱 /特別純米 槽場直詰 無濾過生原酒 /出羽燦々、五百万石 ・ 60% |
大矢孝酒造 (神奈川県) |
2,916 (1.8L) |
徳丸商店、オオタケ、酒のなかや | ごく薄い黄金色の酒色で、少し炭酸感がある。フルーティな香りがあるが低調。黄色い柑橘類を思わせる爽やかな酸味が先ず感じられ、その後に甘味が現れる。旨味もたっぷりあり、最後はアルコール感と苦味が締めくくる。 | 1 |
巖 /特別純米酒 本生 /五百万石 ・ 60% |
高井 (群馬県) |
2,571 (1.8L) |
富屋酒店 | 薄い黄金色の酒色。香りは低い。甘味酸味ともバランスよく、旨味も細目で、淡麗系。最後には強い苦味が感じられる。突出した部分は少なく、ややインパクト不足かも。 | 2 |
鳴海 /特別純米 直詰め生 /五百万石 ・ 60% |
東灘醸造 (千葉県) |
2,592 (1.8L)) |
調査中 | ほぼ透明の酒色。少し炭酸感がある。パインのような香りと甘味でフルーティ。裏打ちする酸味もたっぷりで、メリハリが利いている。苦味や辛味がコクを形作る。やや雑味感が気になるかも。 | 5 |
五味
特徴
(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください
(コメント)
「気になるお酒 Part2」お楽しみいただけたでしょうか。今回の出品酒のリストが手元にあるのですが、「生」の表示があるものが、9種類、「生詰」が1種類で、12種類中10種類が、名前からフレッシュ感を味わうものであることが分かります。
日本の風土がはぐくんだ日本酒。四季の移ろいの中で、飲みたい日本酒も変わっていくような気がします。もちろん秋・冬には「冷おろし」から始まり熟成系のお酒が美味しいですが、空気が乾き、まだまだ清々しい風の吹く時期には、ちょっと味が散らかっていても、半製品と言われてもフレッシュ感溢れる「生」が美味しいものです。季節に合った酒肴とともに色々なお酒をお楽しみください。
さて、定例会で1本だけ新酒でないものが混ざっていると前振りがあり、コメントを見ていると随分気にかけてくれた方も多いようです。正解は、10番の「十四代吟醸酒生詰」でした。保管状態でより全く違ってくることですが。
次回の定例会のテーマは、「うすにごり、おりがらみ」。各酒販店では夏に向けて「うすにごり、おりがらみ」が続々登場しています。お楽しみに。(T)
今月のテーマは「気になるお酒Part2」。肴は、ぶたぽんからスタート。
先月に続き、気になるお酒。なぜか、無濾過生が多いような・・・
天然鯛の煮付です。いつも旨いです。
ゴーヤ豆腐タマゴ炒めです。
気になったお酒は情報交換。輪が広がりますね。
最後はキムチ焼きそばでした。来月もよろしく!
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