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日本酒の会 sake nagoya
「定例会」報告

日時:2014年4月18日(金)
場所:旬彩処かのう(名古屋市中区三の丸一丁目)
テーマ:気なるお酒
参加者:50名

 

今回のお酒(順不同)

銘柄
/ 種別
/ 使用米・精米歩合
製造
(産地)
購入
価格
(容量)
把握する
銘柄取扱店舗
参加者のコメント
天吹
/純米吟醸 雄町 いちご酵母
/雄町 ・ 55%
天吹酒造
(佐賀県)
3,150
(1.8L)
あさい商店 ほぼ透明の酒色。フルーツの香りや砂糖のような香りがある。優しい甘さと心地よいトロミがある。冷やしているためかダレルことはない。コクが感じられ苦味を残して切れていく。 4
羽根屋
/純米吟醸 煌火 生原酒
/五百万石 ・ 60%
富美菊酒造
(富山県)
3,110
(1.8L)
酒泉洞堀一 僅かに黄金色の酒色。柑橘類を思わせる爽やかで華やかな香りがある。酸味に較べてやや甘味が強調されるが、重さを感じることはない。最後は苦味が締めくくり切れていく。 2
亀齢
/亀齢萬年 純米吟醸 原酒五拾
/広島造賀産線状心白米 ・ 50%
亀齢酒造
(広島県)
3,150
(1.8L)
酒泉洞堀一 僅かに黄金色の酒色。洋ナシやメロンのようなフルーツの香りがある。甘味と酸味のバランスが良く、口の中に太い旨味が広がる。コクがあり、最後は辛味や苦味で締めくくる。 1
新政
/No.6 S-type
/吟の精、酒こまち ・ 55%
新政酒造
(秋田県)
3,300
(1.8L)
酒泉洞堀一、知多繁 ほぼ透明の酒色で微発泡。甘い香りがある。印象的な爽やかでフルーティな酸があり、甘酸っぱさが口の中に広がる。バランスの良い軽い呑み口。 5
風の森
/純米 無濾過無加水
/山田錦 ・80%
油長酒造
(奈良県)
2,625
(1.8L)
シバタ、酒のきまた、酒のさいとう、丸内酒食品 微発泡。メロンやバナナの香りがあり、仄かな甘味が感じられる。バランス良く酸味も感じられるが、コクや辛味は少なくサラッとした呑み口。 11
天青
/純米吟醸 千峰 朝しぼり 直汲み無濾過生原酒
/山田錦 ・ 50%
熊澤酒造
(神奈川県)
3,240
(1.8L)
吉田屋、サケハウス 黄金色の酒色。微発泡で麹の香りがある。爽やかな酸と優しい甘さがありバランスが良い。やや重めの呑み口。 8
町田酒造
/特別純米 無濾過生酒 限定直汲み
/五百万石 ・55%
町田酒造店
(群馬県)
2,730
(1.8L)
調査中 透明の酒色。微発泡。フルーティな香りとほのかな甘味を炭酸感が爽やかに盛り上げる。甘味、酸味のバランスも良い。 10
松の司
/生酛純米生原酒  H24BY
/滋賀県竜王町産米 ・ 65%
松瀬酒造
(滋賀県)
3,240
(1.8L)
知多繁、酒のきまた、酒の中島屋、あさい商店 黄金色の酒色。微かに熟成感がある。上質な甘味があり、スッキリ軽やかで最後は苦味がコクを形づくる。 3
飛露喜
/特別純米
/山田錦/五百万石 ・ 55%
廣喜酒造
(福島県)
2,730
(1.8L)
調査中 やや黄金色の酒色。香りは低めだが、甘味は強目。加水で軽くなり酸も感じられるが、ややバランスが悪いかも。さらっとしていて切れはよい。 12
紀土
/純米酒 あがらの生原酒
/山田錦 ・ 80%
平和酒造
(和歌山県)
2,700
(1.8L)
富屋酒店 黄金色の酒色。接着剤様の香りがある。甘味、酸味のバランスは良いが、アルコール感もあり強い辛味を感じる。後口には強い苦味が残る。 9
花巴
/弓絃葉 特別純米 無濾過生原酒
/吟のさと ・ 60%
美吉野醸造
(奈良県)
3,024
(1.8L)
調査中 ほぼ透明な酒色。バナナのようなフルーティな香りがある。酸味と甘味が口の中に広がる。アルコール感により辛味が感じられる。やや気になる香りがあるかも。 6
田中六五
/純米酒
/山田錦 ・ 65%
白糸酒造
(福岡県)
3,175
(1.8L))
調査中 黄金色の酒色。ミルキーな、香りがある。仄かな酸味とそれを引き立てる甘味が感じられる。トロミがあるものの効果的な加水で軽やかでさっぱり。後口もスッキリ爽やか。 7

五味

特徴

(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください

(コメント)

「気になるお酒」お楽しみいただけたでしょうか。バラエティに富んだアイテムで十分楽しめたことと思います。
ところで、若水、夢山水、日本晴、玉栄。これらの酒米の共通点をご存知でしょうか。それは愛知県で誕生したこと。先日の新聞で、これに新しく「夢吟香」が加わったことが報道されました。夢吟香は若水と山田錦を交配し、自家受精による世代交代・選抜を経て生み出されたもので、若水では難しかった高度精米にも向くといわれています。今年度から試験栽培を経て本格的に作付けが始まるということでした。既に24BYごろから見かけ始めたような気がしますが、25BYでは幾つかの蔵で、お勧め品となっていました。まだ、私は夢吟香についてしっかりしたイメージをつかんではいないのですが、記事によれば「しっかりした味で、後味はすっきりしている」とのことでした。
愛知県は、兵庫、京都、新潟、秋田に次ぐ酒造県ですが、先行4府県に比べ、愛知の酒といっても全くイメージは浮かびません。今回開発された夢吟香をキーワードに、愛知の酒のブランドイメージが確立されることを期待しています。また、地元で生産される酒米を使って日本酒を生産していくことは、地元の契約農家や自営田での生産につながり、差別化に繋がっていくと考えられます。この点からも夢吟香を期待を込めて見守りたいと思います。
さて、次回のテーマは「気になるお酒Part2」。どんなお酒と出会えるのか。楽しみです。(T)

 


今月のテーマは「気になるお酒」。肴は小松菜のおひたし。


dancyu 3月号で紹介した酒をベースに、気になるお酒。わくわくです。


静岡御前崎の金目鯛の煮付、チリ酢添えです。


一斉に金目鯛の記念写真。酒も肴も旨いです。


知多ポークと三河湾のアサリ鍋です。後でうどんも入りました。


あなたは、どのお酒が気になりましたか?来月もよろしく。

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