日本酒の会 sake nagoya
「定例会」報告
日時:2014年2月21日(金)
場所:旬彩処かのう(名古屋市中区三の丸一丁目)
テーマ:燗酒
参加者:49名
今回のお酒(順不同)
銘柄 / 種別 / 使用米・精米歩合 |
製造 (産地) |
購入 価格 (容量) |
把握する 銘柄取扱店舗 |
参加者のコメント | 酒 № |
鯵ケ澤 /番外 山廃純米 /華思い、むつほまれ ・ 60% |
尾崎酒造 (青森県) |
2,800 (1.8L) |
調査中 | ごく薄い黄金色の酒色。微かに麹の香りやフルーティな香りが感じられる。甘味が強いが裏打ちする酸味やアルコールが作る辛味がしっかりしており、メリハリを感じる。ほどよい旨味もあり、バランスが良い。最後は余韻を残してきれいに切れていく。 | 11 |
醸し人九平次 /純米吟醸 火と月の間に /山田錦 ・ 50% |
萬乗醸造 (愛知県) |
3,308 (1.8L) |
酒のきまた、荒川酒店、秋貞酒店ほか | ごく薄い黄金色。燗では少し木の香りや麹の香りが感じられる。しっかりした甘味と酸味、適度な旨味が感じられバランスが良い。最後は鮮やかに切れる。 | 10 |
天神囃子 /特別純米酒 /五百万石 ・ 55% |
魚沼酒蔵 (新潟県) |
2,657 (1.8L) |
調査中 | やや黄金色の酒色。熟成感がある。燗では優しい甘味があり、旨味もある。しかし、濃厚ではなくさらっとしている。味の余韻は長い。 | 6 |
鷹勇 /純米吟醸なかだれ /山田錦、玉栄・ 50% |
大谷酒造 (鳥取県) |
3,265 (1.8L) |
久田酒店、酒泉洞堀一、酒のさいとう | ごく薄い黄金色の酒色。燗では少し麹の香りがあるが香りは低調。甘味が先ず感じられるが、その後ろに控え目に酸が覗く。旨味も十分あり、最後はきれいに切れていく。バランスが良い。 | 9 |
花泉 /本醸造 原酒 /五百万石、たかねみのり ・ 65% |
花泉酒造 (福島県) |
2,730 (1.8L) |
調査中 | 薄い黄金色の酒色。燗ではアルコールの香りと木の様な香りがある。甘味が強いがアルコールの辛味が引き締める。適度な旨味もある。やや苦味が残るがスムーズな飲み口。 | 3 |
八海山 /純米吟醸 /山田錦、美山錦 ・50% |
八海醸造 (新潟県) |
3,774 (1.8L) |
知多繁、リカーワールド21シバタ、吉田屋ほか | ほぼ透明な酒色。少し麹の香りがある。燗では甘味、酸味とも少なく、味は淡い。穏やかだがアルコール感と切れは印象的。やや物足りなさを感じるかも。 | 8 |
神亀 /純米酒 上槽中汲 仕込第50号 /阿波山田錦 ・ 55% |
神亀酒蔵 (埼玉県) |
4,620 (1.8L) |
ごとう屋、酒屋はやし、知多繁ほか | 薄濁り。燗では米の香りや木の香りがある。先ず辛味が感じられ後から甘味や強い旨味が口の中に広がり、コクが感じられる。やや苦味が残るかも。 | 7 |
泉川 /純米吟醸 /五百万石 ・ 55% |
廣木酒造 (福島県) |
2,310 (1.8L) |
調査中 | 薄い小金色の酒色。燗では微かに木の様な香りがある。甘味もあるが酸味もあり、さっぱりしている。旨味は少な目。最後はスッパリ切れる。 | 12 |
大那 /あかまる辛口本醸造 /五百万石 ・ 65% |
菊の里酒蔵 (栃木県) |
1,785 (1.8L) |
富屋酒店 | 薄い黄金色の酒色。燗ではアルコールの香りと麹の香りが感じられる。甘味酸味がバランスよく配される。旨味やコクもあるが穏やかな印象。最後はゆっくり引いていく。 | 2 |
淡墨桜 /純米酒 ひやおろし 生詰め・原酒 /ハツシモ ・70% |
白木恒助商店 (岐阜県) |
2,300 (1.8L) |
調査中 | やや黄金色の酒色。熟成感があり、燗では香ばしい香りやスパイスの香り、アルコールの香りがある。甘味が強く旨味もあるが、アルコールの辛味が全体を引き締める。切れも良い。 | 5 |
山形正宗 /純米 生もと /赤磐雄町 ・65% |
水戸部酒造 (山形県) |
2,940 (1.8L) |
酒泉洞堀一 | 黄金色の酒色。燗では木の様な香りがある。酸味を中心に据え甘味は少な目。旨味も少ない。切れがある。 | 4 |
浦霞 /純米辛口 /まなむすめ ・ 65% |
佐浦Y (宮城県) |
2,520 (1.8L)) |
知多繁、吉田屋 | ごく薄い黄金色の酒色。燗ではアルコールの香りが強い。甘味、酸味、旨味とも少なくさらっとしている。最後はすっきり切れていく。ややあっさりしすぎかも。 | 1 |
五味
特徴
(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください
(コメント)
燗酒の会お楽しみいただけたでしょうか。それぞれのお酒にはピタッと決まる温度があると言いますが、何せ蟹を食べながらのこと。沸く寸前までいったり、燗冷ましになったり。図らずも様々な温度で楽しめました。
さて、2月下旬から3月上旬は蔵開放の季節です。皆さんもうどこかの蔵に足を運ばれたでしょうか。蔵開放とは、大体年1回、その年のお酒のできばえを地元ファンに確認してもらう行事。振る舞い酒や各種アイテムの試飲など、それぞれの蔵が趣向を凝らして実施しています。普段は中に入れない蔵で、できたてのお酒を楽しみながら、直接、杜氏さんや蔵人さんに今年のお酒のできばえや酒造りの苦労を教えていただける貴重な機会です。参加したことのない方は、是非一度足を運び参加してみてください。そして参加されたらぜひお気に入りの1本のお買い上げをお忘れなく。
さて、次回は長期熟成酒がテーマ。熟成酒というとあの香りが…という人もいるかもしれませんが、きっと新しい発見があると思います。是非ご参加ください。(T)
今月のテーマは再び「燗酒」。肴はホタルイカの酢味噌添えからスタート。
ラベルを隠して飲むと、先入観がなく飲めますね。
ホッケの開き。あと、鹿児島いぶすきの空豆もありました。
キビナゴと玉ねぎの漁師鍋です。うまうま。
自分の好みのお酒は、やはり飲んでみないとわかりません。
毛蟹もでてきました。一人、足2本です。
絶品カキフライです。
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最後はお茶漬けでした。来月もよろしくお願いします。
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