日本酒の会 sake nagoya
「定例会」報告
日時:2014年1月17日(金)
場所:旬彩処かのう(名古屋市中区三の丸一丁目)
テーマ:新酒しぼりたて
参加者:50名
今回のお酒(順不同)
銘柄 / 種別 / 使用米・精米歩合 |
製造 (産地) |
購入 価格 (容量) |
把握する 銘柄取扱店舗 |
参加者のコメント | 酒 № |
一歩己 /無濾過純米生原酒 /美山錦 ・ 60% |
豊国酒蔵 (福島県) |
2,600 (1.8L) |
調査中 | やや抑え目のメロンのような香りがある。穏やかで上品な甘味を控え目な酸味が優しく包む。旨味は細めで意外と軽く、最後は苦味を伴い優しく切れていく。 | 8 |
尾瀬の雪どけ /純米大吟醸澄酒 本生 /五百万石 ・ 50% |
龍神酒蔵 (群馬県) |
3,150 (1.8L) |
調査中 | 透明の酒色。中程度の香りがあり、甘味、酸味のバランスが良い。旨味も中程度で穏やかでさらっとしている。最後は柑橘類を思わせる苦味を残して引いていく。 | 12 |
寫楽 /純米吟醸 生酒 /ささめゆき ・ 50% |
宮泉銘醸 (福島県) |
3,150 (1.8L) |
調査中 | 薄い黄金色の酒色。少し炭酸感がありメロンやバナナを思わせる華やかな香りがある。甘味が強いが、酸味もある。旨味もしっかりしており、くっきりした印象。少しの苦味を残し切れていく。 | 2 |
旭鳳 /特別純米酒 仕込み第一号生 /中生新千本・ 60% |
旭鳳酒造 (広島県) |
2,200 (1.8L) |
久田酒店 | 黄金色の酒色。メロンを思わせる華やかな香りがある。甘味とバランスのよい酸味が口いっぱいに広がる。高アルコールによる辛味とたっぷりした旨味やコクも感じられる。最後は苦味を伴い切れていく。 | 1 |
仙禽 /雪だるま しぼりたて活性にごり酒 /- ・ 50% |
せんきん (栃木県) |
2,700 (1.8L) |
オオタケ、富屋酒店、酒泉洞堀一 | 細かくモロミを砕いた濁り酒。炭酸感があり麹の香がある。甘味は意外と少なく酸が高めで意外とあっさりしている。辛口で切れも良い。 | 9 |
嘉美心 /純米吟醸生酒 冬の月 /日本晴 ・58% |
嘉美心酒造 (岡山県) |
3,150 (1.8L) |
日本名門酒会加盟店 | やや黄金色の酒色。香りは中程度で優しい甘味を感じる。少しトロミがあるが、さらっとしている。最後は苦味を伴った爽やかな酸味で儚く消える。 | 5 |
天鷹 /特別本醸造 しぼりたて生酒 /五百万石 ・ 60% |
天鷹酒造 (栃木県) |
2,625 (1.8L) |
調査中 | ごく薄い黄金色。バナナや接着剤を思わせる香りがある。最初アルコールの辛味を感じるが、穏やかな甘味が後に続く。強い旨味が広がり余韻は長い。 | 7 |
琥泉 /純米吟醸 しぼりたて無濾過生原酒 /山田錦 ・ 60% |
泉酒造 (兵庫県) |
2,850 (1.8L) |
調査中 | やや黄金色の酒色。少しの炭酸感と低目だがフルーツを思わせる香りがある。バランスよく甘味、酸味が配され、旨味も中程度で比較的軽い。少し雑味感が感じられるような気もするが、最後は苦味を伴いきれいに切れていく。 | 4 |
生道井 /本醸造 新酒槽搾り生酒 /- ・ 70% |
原田酒造 (愛知県) |
2,400 (1.8L) |
松坂屋名古屋店、酒泉洞堀一 | モロミの香りやメロンの香りがある。甘味、酸味とも控えめでバランスをとる。旨味も少なく最後は苦味を残しスッパリ切れる。 | 10 |
初亀 /本醸造 荒ばしり生酒 /雄山錦 ・65% |
初亀醸造 (静岡県) |
2,100 (1.8L) |
シバタ、森正商店、酒のきまた他 | 薄にごりの黄金色の酒色。少し炭酸感があり、甘味、酸味、旨味とも少なく軽い。最後は苦味が口の中に広がりスッキリ切れる。少し違和感のある匂いがあるかも。 | 3 |
義侠 /五百万石純米原酒60%生酒 /五百万石 ・60% |
山忠本家酒造 (愛知県) |
2,520 (1.8L) |
サケハウス、 シバタ、 知多繁他 | ごく薄い黄金色。木や接着剤を思わせる香りがある。甘味や酸味も程よく旨味もまた程々でさっぱりしている。最後は苦味を残しスッパリ切れる。 | 11 |
白岳仙 /しぼりたて純生 中取り /五百万石 ・ 55%/58% |
安本酒造 (福井県) |
2,980 (1.8L)) |
富屋酒店 | やや黄金色の酒色。軽いバナナや木を感じさせる香りがある。甘味と酸味のバランスが良く旨味は少な目でさっぱりしている。最後は苦味や渋味が口に残る。 | 6 |
五味
特徴
(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください
(コメント)
「新酒しぼりたての酒」お楽しみいただけたでしょうか。搾ったばかりのお酒は、僅かに残るモロミの香り、そして華やかな吟醸香を楽しむもの。今回のアイテムも期待に違わず、十分その若々しい魅力で私たちを楽しませてくれました。ただ、一つ一つを注意してみれば、味のまとまりに欠けたり、渋かったり。まだまだ若さを感じるものでした。しかし、そんなお酒も日々少しずつ熟成を重ね、やがて大きく成長していきます。
季節の移ろいの中で成長していくお酒のように、本年も定例会参加の皆さんとともに成長し、また楽しんでいきたいと思います。
引き続きsake nagoyaの活動にご協力いただきますようお願いします。
さて、次回の定例会は昨年の11月に引き続いて「燗酒」。実は燗酒は特徴がつかみにくく、コメントを書くのが大変なのですが、それはそれとして。
是非お楽しみに。(T)
今月のテーマは「新酒しぼりたて」。1月らしい肴でスタート。
まさに季節のお酒。
牛筋の土手煮。いいですね。
日本酒の輪が広がっています。
千葉のハマグリの鍋。
え~!? そんなことが・・・。キーワードは、「獺祭」。
絶品ヒレカツです。
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最後は焼きそばでした。今年もよろしくお願いします。
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