日本酒の会 sake nagoya
「定例会」報告
日時:2013年7月19日(金)
場所:旬彩処かのう(名古屋市中区三の丸一丁目)
テーマ:夏のお酒
参加者:51名
今回のお酒(順不同)
銘柄 / 種別 / 使用米・精米歩合 |
製造 (産地) |
購入 価格 (容量) |
把握する 銘柄取扱店舗 |
参加者のコメント | 酒 № |
百楽門 /純米吟醸生原酒 爽夏純吟 /露葉風 ・ 58% |
葛城酒造 (奈良県) |
2,625 (1.8L) |
調査中 | 透明の酒色。バナナの様な香りがある。冷酒では甘味と酸味のバランスがよく、スッキリしている。後味は辛味や苦味で切れていく。 | 8 |
田光 /純米吟醸 夏生 中取り /雄町 ・ 50% |
早川酒造 (三重県) |
3,150 (1.8L) |
丸内酒食品 | 薄い黄金色の酒色。シロップのような穏やかな香りがある。強い甘味があるが酸味は低調。ふくらみのある旨味やコクがあり、余韻が長い。 | 5 |
宮寒梅 /Mr.summer time /美山錦/ササニシキ ・ 45%/55% |
寒梅酒造 (宮城県) |
2,940 (1.8L) |
調査中 | 薄い黄金色の酒色。微かにメロンを思わせる香りがある。最初は軽めの甘味、その後軽めの酸、最後はコクと辛味ですっぱり切れる。アルコール感があるが、全体がスッキリ、爽やかにまとまりバランスがよい。 | 2 |
黒龍 /吟醸 吟十八号 /五百万石 ・ 55% |
黒龍酒造 (福井県) |
2,730 (1.8L) |
森正、シバタ、知多繁、きまた他 | 薄い黄金色の酒色。強くないが華やかな香がある。冷やしたときは、酸味により引き締まった甘味が感じられる。最後は苦味を伴い切れていく。味の余韻もたっぷり。 | 3 |
姿 /特別純米生酒 ゆかた姿 /ひとごこち ・ 58% |
飯沼銘醸 (栃木県) |
2,520 (1.8L) |
調査中 | ほぼ透明の酒色。香りは低く、甘味と酸味のバランスがよい。コクがあり、余韻も長い。最後にそっと米の香りが顔を出す。 | 6 |
日輪田 /純米原酒 超速火入 /山田錦 ・ 60% |
萩野酒造 (宮城県) |
3,045 (1.8L) |
久田酒店 | 薄い黄金色の酒色。少し発泡感があり、柑橘系の香りとレモンのような苦味を伴う酸味がある。甘味と苦味がバランスをとり、爽やか。微かな雑味感がコシを作り、最後は少しの辛味を残して切れていく。 | 4 |
天の戸 /純米吟醸 Land of water 生 /美山錦 ・ 55% |
浅舞酒造 (秋田県) |
3,024 (1.8L) |
知多繁、吉田屋 | ほぼ透明の酒色。香りは低い。ねっとりとした甘味があるが酸味は低調。穏やかでスッキリしているが旨味はあまり強くない。 | 9 |
米鶴 /純米酒 蛍ラベル /出羽の里 ・ 65% |
米鶴酒造 (山形県) |
2,667 (1.8L) |
調査中 | 薄い黄金色の酒色。微かにフルーティな香りがある。酸味を甘味が包み甘酸っぱい印象。コクもあるが、加水で度数を下げ、爽やかさと切れを狙う。 | 7 |
雨後の月 /涼風吟醸 /山田錦 ・ 55% |
相原酒造 (広島県) |
2,625 (1.8L) |
吉田屋、庄兼 | ほぼ透明な酒色。香りは低く、冷酒では甘味は低調で酸味がやや前面に感じられる。旨味は細く淡麗辛口で切れがよい。やや味幅が狭いかも。 | 11 |
久礼 /花河童 特別純米生酒 /松山三井 ・ 60% |
西岡酒造店 (高知県) |
2,700 (1.8L) |
調査中 | 薄い黄金色の酒色。微発泡で、少しフルーティな香りがある。酸味自体は強くないが、発泡感と甘味が少ないため酸味が目立つ。このため、最後は切れ良く消えていく。ややバランスが悪いかも。 | 1 |
白瀑 /ブルーハワイ(リキュール) /美山錦 ・ 55% |
山本合名 (秋田県) |
3,200 (1.8L)) |
あさい商店 | 綺麗な青い酒色。香りは低く酸味に比べ甘味がやや強い。旨味は細めでサラリとしている。夏らしい色に驚かされるが、内容はごく普通の日本酒。 | 10 |
五味
特徴
(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください
(コメント)
「夏の酒」お楽しみいただけたでしょうか。
先日の日経新聞に「清酒で乾杯」条例広がるという記事がありました。「清酒で乾杯」条例とは、清酒による乾杯を広めることや、市民が普及促進への協力に努めることを定めた条例です。京都市がこの1月に制定したことを皮切りに、現在、佐賀県や石川県白山市など約10の自治体が同様の条例を制定したとのことでした。
筆者も含め、「ビールで乾杯」や「とりあえずビール」はいつものこと。記事で名前の上がった京都市、白山市、佐賀県鹿島市、西宮市、東広島市、三木市、加東市は、いずれも有名な酒どころや山田錦の生産地、普通の自治体ではそうはいかないとお思いでしょう。では、愛知県は全国で何番目の清酒の生産地でしょう。手元の2010年の資料では全国5番目です。
確かにアルコールは飲酒運転や酒乱によるDVの原因になったりで、悪い結果を招くことも多々あります。しかし、日本酒が日本の食文化への理解へつながることもあります。多様化の時代でなかなか難しいことですが、一考してみてもよいのではないでしょうか。
さて次回は「今年、気になったお酒」。ぜひ日本酒で乾杯をお願いします。(T)
今月のテーマは「夏のお酒」。肴は鯨の尾の皮の酢味噌から始まります。
きびなごの唐揚げです。
かのう名物、タコのまる茹でです。
つぼ鯛のひらき、旨いです。
知多のハッピーポークの角煮です。
最後は烏賊と竹輪たちの和風焼きそば。
夏でもやっぱり日本酒ですよね。(ビールも飲むけど)
銘柄発表の後に確認です。「○番の酒はこれかぁ・・・、なるほど・・・」。
すっかり仲良くなった酒友たちでかんぱぁ~い!。来月もよろしくお願いします。
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