日本酒の会 sake nagoya
「定例会」報告
日時:2013年6月21日(金)
場所:旬彩処かのう(名古屋市中区三の丸一丁目)
テーマ:愛知県のお酒
参加者:51名
今回のお酒(順不同)
銘柄 / 種別 / 使用米・精米歩合 |
製造 (産地) |
購入 価格 (容量) |
把握する 銘柄取扱店舗 |
参加者のコメント | 酒 № |
濃姫の里 /隠し吟醸 /- ・ 60% |
清洲桜醸造 (愛知県) |
780 (720ml) |
市内主要スーパー、コンビニエンスストア | ほぼ透明な酒色。吟醸香がある。仄かな甘味で酸味辛味旨味もバランスがよくほどよい。さらりとした軽やかさが身上で苦味も少ない。 | 11 |
神杉 /純米吟醸 杉の舞 /夢山水 ・ 60% |
神杉酒造 (愛知県) |
3,150 (1.8L) |
松坂屋名古屋店 | ごく薄い酒色。華やかな吟醸香と蜜のような香りがある。甘味が強いが裏に酸味もあり、バランスが良い。旨味もしっかり。 | 7 |
尊皇 /奥 夢山水十割 熟2010BY /夢山水 ・ 60% |
山崎合資 (愛知県) |
2,993 (1.8L) |
酒泉洞堀一、シバタ、知多繁ほか | 黄金色の酒色。吟醸香とともにシナモンや蜂蜜のような甘い香りがある。熟成感があり、甘味と酸味がメリハリよく配され、旨味もしっかり。コクがあり、最後は苦味が締めくくる。 | 5 |
四海王 /純米吟醸 /夢山水 ・ 50% |
福井酒造 (愛知県) |
3,000 (1.8L) |
松坂屋名古屋店 | ほぼ透明な酒色。微かに木のような香りがある。甘味としっかりした酸味がバランスよくあり、きれいな飲み口。切れよく引いていくが、味の余韻が印象的。 | 4 |
菊石 /本醸造 もと /愛知県産一般米 ・ 70% |
浦野合資 (愛知県) |
2,293 (1.8L) |
つぼい、サケハウス、松坂屋名古屋店 | ほぼ透明な酒色。木か接着剤を思わせる香りがある。甘味が少し口に残るが味は軽めできれい。しかし、終盤には押しがあり、苦味が最後を締めくくる。 | 1 |
白老 /限定純米 百二拾二號 生 /若水 ・ 60% |
澤田酒造 (愛知県) |
2,730 (1.8L) |
松坂屋名古屋店、星が丘三越、くりもと、庄兼 | ごく薄い黄金色。木か接着剤を思わせる香りがある。甘味が強く、裏打ちする酸味もたっぷり。旨味もあるが、辛く最後はすっぱり切れる。 | 6 |
蓬莱泉 /人生感意氣 /夢山水/チヨニシキ ・ 55% |
関谷醸造 (愛知県) |
2,370 (1.8L) |
森正商店、酒のきまた、シバタ、サケハウスほか | ごく薄い酒色。香りはほとんどない。甘味は少しあるが酸味は低くさらりとした飲み口。旨味もバランスを崩さない程度にあり、軽くスイスイの飲める。最後はエグミ、苦味を感じさせさっぱりと消えていく。 | 9 |
長珍 /特別純米酒 /五百万石 ・ 60% |
長珍酒造 (愛知県) |
- (1.8L) |
三祐、酒のきまた、酒の中島屋 、シバタほか | 薄い黄金色の酒色。微かにヨーグルトの様な香りと少し熟成感がある。甘味酸味とも低く、さらりとしてバランスよく切れがよい。最後に少し渋味が感じられる。やや味が単調かも。 | 2 |
東龍 /特別純米酒 龍田屋 /山田錦 ・ 55% |
東春酒造 (愛知県) |
2,510 (1.8L) |
松坂屋名古屋店 | ほぼ透明な酒色。少し木のような香りがある。柔らかな甘味があるが、酸味は低い。旨味も少なめでややあっさりしすぎかも。 | 10 |
ねのひ /子乃日松 純米吟醸 /五百万石 ・ 58% |
盛田 (愛知県) |
2,500 (1.8L) |
松坂屋名古屋店 | ごく薄い酒色。香りは低調。甘味は低くやや酸味を前面に感じる。旨味は少なめで、コクも弱く穏やかな印象。ややあっさりしすぎかも。 | 8 |
ほしいずみ /辛口純米 /- ・ 60% |
丸一酒造 (愛知県) |
2,142 (1.8L)) |
松坂屋名古屋店、秋貞、くりもと | ほぼ透明の酒色。香りは低く、透明感のある淡麗できれいな飲み口。まとまりよく柔らか。バランスがよく最後はすっぱりと切れる。 | 3 |
五味
特徴
(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください
(コメント)
「愛知県のお酒」お楽しみいただけたでしょうか。
参加いただいた蔵の皆様には、大変お忙しいところをありがとうございました。
定例会で愛知県のお酒を取り上げることは今までもありましたが、10蔵もの杜氏さんに参加いただき、直接お話を伺える機会は初めてのこと。参加者一同、直接杜氏さんからお話を伺うことができて大変勉強になりました。また、飲み慣れた銘柄でもブラインドできいてみると、今まで見過ごしてきた新しい魅力が見つかることもあります。このような地元のお酒を確認する機会も、大切にしていきたいと思います。
今回の出品酒は、季節を意識してのことでしょうか、さっぱりとした軽いお酒が多かったように思いました。暑い夏には、グラスに氷を浮かべて日本酒を楽しむのも一興。それぞれの夏を楽しんでいきたいものです。
杜氏の皆様には、今後とも日本酒の会sake nagoya をよろしくお願いします。
さて、次回は7月12日の特別企画「滋賀県のお酒」。すでに満席ですが、参加される方はご期待ください。(T)
今月のテーマは「愛知県のお酒」。ゲストは福井酒造の今泉さんです。
清州桜醸造の金田さんです。
東春酒造の安藤さんです。
盛田(株)の濱嶋さんです。
澤田酒造の三浦さんです。
神杉酒造の野々垣さんです。
山崎合資の山崎さんです。
丸一酒造の木村さんです。
浦野合資の新井さんです。
そして、関谷醸造の遠山さんです。10蔵も参加いただきました!
かのうさんの料理は白菜と豚のミルフィーユ鍋からスタートです。
蔵元さんも一緒にブラインドで評価です。
かのう名物、蛸の丸茹でです。
地元愛知のお酒を楽しみながら、その蔵元の杜氏さんと交流。なんて贅沢なんでしょう。
キンキの煮付けです!豪華。
お気に入りは見つかりましたか。
どて煮です。愛知のお酒にぴったり。
最後はあんかけスパゲティでした。来月もよろしくお願いします。
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