日本酒の会 sake nagoya
「定例会」報告
日時:2013年5月17日(金)
場所:旬彩処かのう(名古屋市中区三の丸一丁目)
テーマ:酵母違いの酒
参加者:51名
今回のお酒(順不同)
銘柄 / 種別 / 使用米・精米歩合 / 酵母 |
製造 (産地) |
購入 価格 (容量) |
把握する 銘柄取扱店舗 |
参加者のコメント | 酒 № |
阿櫻 /純米吟醸 /美郷錦・50% /協会15号 |
阿桜酒造 (秋田県) |
2,560 (1.8L) |
オオタケ | ほぼ透明な酒色。メロン様の甘い香りが強く粘性もある。強い甘味と酸味が拮抗する。旨味もあるがやや荒い。メリハリははっきりしているが苦味はほとんどない。 | 9 |
香露 /特別純米 /山田錦、九州神力 他・60% /協会9号 |
熊本県酒造研究所 (熊本県) |
2,877 (1.8L) |
調査中 | ほぼ透明な酒色。甘い吟醸香が強く麹の香りもある。強い甘味に酸味が寄り添いメリハリがある。旨味もふくらむがやや雑味感があるかも。最後に少し苦味が残り締めくくる。 | 10 |
手取川 /純米大吟醸 吉田蔵 /山田錦/五百万石・45% /協会14号 |
吉田酒造 (石川県) |
3,150 (1.8L) |
吉田屋 | やや黄金色の酒色。熟成による蜜のような香りがある。上品な甘味を裏打ちする酸味が感じられるがやや控え目。旨味もあるが軽く味の引きも早い。 | 5 |
出羽桜 /桜花 吟醸酒 /出羽燦々、他/山形県産米・50% /協会10号 |
出羽桜酒造 (山形県) |
2,940 (1.8L) |
秋貞商店 | ほぼ透明な酒色。メロンやイチゴを思わせる華やかな香りがある。淡い甘味はあるが、酸味は低めで軽快。旨味もあるが快い苦味で切れていく。 | 1 |
新政 /特別純米 六號 /美山錦・吟の精 ・60% /協会6号 |
新政酒造 (秋田県) |
2,560 (1.8L) |
酒泉洞堀一 | ほぼ透明な酒色。ナッツの香りや甘酸っぱい香りがあるが、香りは控えめ。ザクロを思わせる甘酸っぱさが印象的。切れもよい。 | 2 |
夜明け前 /特別本醸造 辰の吟 なまざけ /山田錦・60% /アルプス酵母 |
小野酒造店 (長野県) |
2,200 (1.8L) |
あさい商店、荒川酒店 | ごく薄い酒色。木や梨の香りがするが、ややヒネた香りがするかも。少し甘味があり、バランスが良い。旨味があり、余韻に潜む苦味が味を引き締める。 | 6 |
志太泉 /純米酒 /山田錦・60% /静岡酵母NEW-5 |
志太泉酒造 (静岡県) |
2,415 (1.8L) |
秋貞商店、久田酒店 | ごく薄い酒色。甘い香りとやや接着剤に似た香りがある。上品な甘味がやや強いが味のバランスが良い。スッキリした印象で苦味が切れよく最後を締めくくる。 | 4 |
真澄 /純米酒 奥伝寒造り /美山錦・吟の精 ひとごこち/山田錦・60% /協会7号 |
宮坂醸造 (長野県) |
2,384 (1.8L) |
市内主要百貨店 他 | やや黄金色の酒色。微かにバナナお香りがあり、甘く淡くさっぱりしている。バランスよく後口で旨味がふくらみ切れあがる。 | 7 |
愛宕の松 /限定純米吟醸 /蔵の華・55% /協会12号 |
新澤醸造店K (宮城県) |
2,940 (1.8L) |
酒のきまた、 庄兼 | ごく薄い酒色。少し龍脳の香りが潜むバナナやメロンの様な強い香りがある。甘味や酸味はそれほど強くなくスムーズ。苦味が切れよく最後を締めくくる。 | 3 |
三千盛 /純米大吟醸 /美山錦・45% /協会11号 |
三千盛 (岐阜県) |
3,150 (1.8L)) |
中島屋、知多繁、秋貞商店 他 | ほぼ透明な酒色。ややミルクの香りがあるが低調。甘味、酸味、旨味とも低く水のようにサラリとし墨絵のよう。味が消えていく中、苦味がモノクロの世界に華を添える。 | 8 |
五味
特徴
(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください
(コメント)
「酵母違いの酒」お楽しみいただけたでしょうか。酵母の違いといっても、今回の企画のように米も蔵も熟成も異なるという条件では、大変難しかったのではないでしょうか。もし、このような過酷な条件でも、いくつかの酵母に気が付かれた方があったとしたら…。そのような方は是非プロを目指してください。
そこまでではなくても、日本酒を造る過程で重要な役割を持つ酵母に興味を持っていただき、あるいは今後お酒を呑む際に少しだけラベルを気にしていただけたら幸いです。
さて、次回のテーマは「愛知県のお酒」。実は愛知県は酒どころであることをご存知でしょうか。どんなお酒が登場するのかはお楽しみ。今度こそ、どのお酒がどこの蔵か当ててみてください。
今月のテーマは「酵母違いの酒」。肴はピリ辛春雨からスタートです。
なかなか難しいテーマですね。
うるめイワシです。お酒にピッタリです。
アサリ鍋です。最高に旨いです。
どのテーブルにも笑顔がこぼれています。
じゃがバタ塩辛。塩味が絶妙。
豚肉の温しゃぶサラダ。サッパリといただきました。
今日はいつもよりお酒が少なく、あっという間に完飲。まったりと情報交換です。
シメはイカ焼きそばでした。来月もよろしくお願いします。
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