日本酒の会 sake nagoya
「定例会」報告
日時:2013年3月15日(金)
場所:旬彩処かのう(名古屋市中区三の丸一丁目)
テーマ:dancyuのお酒
参加者:52名
今回のお酒(順不同)
銘柄 / 種別 / 使用米・精米歩合 |
製造 (産地) |
購入 価格 (容量) |
把握する 銘柄取扱店舗 |
参加者のコメント | 酒 № |
獺祭 /純米大吟醸48寒造早槽しぼりたて生 /山田錦・50% |
旭酒造 (山口県) |
3,150 (1.8L) |
秋貞商店、吉田屋、荒川酒店 | 酒色はほとんどない。キーウィやメロンの様な甘い香りがある。甘味は強いが酸味や旨味は少ない。最後は強い苦味が締めくくる。 | 5 |
一白水成 /純米吟醸 袋吊り 生 /美山錦・50% |
福禄寿酒造 (秋田県) |
2,940 (1.8L) |
酒泉洞堀一 | 酒色はほとんどない。やや柑橘系の香りがある。酸味が低いためか甘味を強く感じる。スリムでスッキリした飲み口。アルコール感が強い。 | 1 |
ロ万 /純米 無濾過1回火入れ /夢の香・五百万石・- |
花泉酒造 (福島県) |
2,850 (1.8L) |
調査中 | 黄金色の酒色。香りは低めで強い甘味があるが、酸味は少なく、ややメリハリに欠ける。コクはある。冷酒向き。 | 8 |
寫楽 /純米酒 初しぼり /夢の香・60% |
宮泉銘醸 (福島県) |
2,310 (1.8L) |
調査中 | 酒色はほとんどない。香りは低く、強い甘味とコクを感じる。よい余韻があるが、ややアルコール感が強い。 | 3 |
伊予賀儀屋 /純米 無濾過 /松山三井・60% |
成龍酒造 (愛媛県) |
2,541 (1.8L) |
あさい商店 | 酒色はほとんどない。フルーティな香りとモロミの香りがある。甘味は比較的低いが、酸味とのバランスがよい。苦味も少なく軽い飲み口。 | 12 |
日輪田 /しぼりたて純米生原酒 /美山錦・60% |
萩野酒造 (宮城県) |
2,730 (1.8L) |
久田酒店 | やや黄金色の酒色。甘いバナナの様な香りがある。甘味はそれほど強くないが、酸味と多くの旨味を感じる。苦味が最後を締めくくる。 | 2 |
山和 /特別純米 /蔵の華・60% |
山和酒造店 (宮城県) |
2,625 (1.8L) |
酒泉洞堀一 | 酒色はほとんどない。香りは低く甘味や旨味も少ない。個性がないのが個性。サッパリしてキレがよく、スイスイいける。食中酒向き。ややアルコールの香りが気になるかも。 | 7 |
東鶴 /純米おりがらみ生 /レイホウ・60% |
東鶴酒造 (佐賀県) |
2,415 (1.8L) |
丸内酒食品 | 薄濁り。オレンジ色の柑橘類の香り。甘味は少なく苦味が強い。全体として辛い印象。 | 6 |
紀土 /純米酒 /山田錦・50%/60% |
平和酒造 (和歌山県) |
1,890 (1.8L) |
富屋酒店 | 酒色はほとんどない。香りは低く甘味も少ない。控えめな旨味の後ろに苦味やコクを感じる。スッキリしているが、余韻に欠ける印象。食中酒向き。 | 10 |
花巴 /山廃純米吟醸 無濾過生原酒 /五百万石・55% |
美吉野醸造 (奈良県) |
2,835 (1.8L) |
調査中 | やや黄金色の酒色。砂糖や完熟メロンの香り。甘味、酸味ともにあり、やや熟成感を伴う濃厚な飲み口。アルコールのボリュームを感じる。 | 9 |
1787~炎~ /純米 無濾過原酒 /-・60% |
稲花酒造 (千葉県) |
2,940 (1.8L) |
調査中 | 酒色はやや黄金色。熟したバナナの香りがあるが、甘味は低い。アルコールの辛味が強い。苦味が強くスッパリした切れ味を形作る。 | 4 |
剣菱 /超特選 極上黒松 /-・- |
剣菱酒造 (兵庫県) |
2,898 (1.8L)) |
市内主要スーパー | 極薄い黄金色の酒色。蜜の様な香りがある。熟成による甘味と酸味が口中に広がりコクもある。奥に潜む苦味や渋味がキッパリと最後を締めくくる。 | 11 |
五味
特徴
(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください
(コメント)
今回は飲むピッチが早くきき酒できなかった方もいるかもしれませんが、dancyuの酒、お楽しみいただけたでしょうか。学生時代から飲みなれた銘柄から若い方に人気の銘柄まで、様々なアイテムが揃った会でした。12銘柄中10銘柄が20代、30代の若手の蔵のもので多分1銘柄を除き製造量が千石に満たない蔵のもの。2銘柄が万石単位の製造量の蔵です。今回中心となった若手の蔵の銘柄は、もちろんdancyuセレクトですが、意外なことにバランス重視で突出したところの少ないものが多く感じました。本会のようなきき酒会ではインパクトの強い日本酒が高評価に繋がることは自明のこと。売ろうという姿勢ばかりではなく、日常的に楽しんでもらえるお酒を地道に地元で造っていこうという考え方に、お酒を愛する心を感じました。
さて、3月31日は恒例のお花見。このときばかりは定員なしの大宴会。また会場でお会いしましょう。
今月のテーマは「dancyu」。肴も3月号から「ゆで鶏と菜の花のかぼすマリネ」(P59)でスタートです。
dancyuのお酒を揃えるのも大変です。
ミートボールとねぎのスープ煮込み(P59)です。
酒も肴も旨いです。
豚肉の白菜ロール胡麻味噌ソース(P60)です。
日本酒について(?)熱く語っています。
簡単ローストビーフみかんソース(P56)です。
華やかなテーブル。どんどん広がれ日本酒の輪!
最後はミートソースキャベツスパゲティ(P57)でした。かのうさん、ありがとう!来月もよろしくお願いします。
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