日本酒の会 sake nagoya
「定例会」報告
日時:2012年10月19日(金)
場所:旬彩処かのう(名古屋市中区三の丸一丁目)
テーマ:ひやおろし
参加者:39名
今回のお酒(順不同)
銘柄 / 種別 / 使用米・精米歩合 |
製造 (産地) |
購入 価格 (容量) |
把握する 銘柄取扱店舗 |
参加者のコメント | 酒 № |
津島屋 /純米吟醸無濾過生原酒 勿忘草 /美山錦・55% |
御代桜醸造 (岐阜県) |
2,940 (1.8L) |
酒のひろせ | スルスル入る。香り綺麗、後口スッキリ。後口が個性的。餅米っぽい。木の実の渋皮系の渋味が好き。喉越しよし。熟香。上品な香りと甘味。 | 9 |
姿 /純米吟醸 原酒秋あがり /山田錦・五百万石・55% |
飯沼銘醸 (栃木県) |
2,992 (1.8L) |
調査中 | 旨み。熟香。りんごの香、コクがある。酸っぱい。薄い。バランス良い。ふくよか。濃い。辛さと甘さのバランスが良い。香りが食を邪魔する。 | 5 |
手取川 /秋 純米・辛口 /山田錦・五百万石・50%/55% |
吉田酒造店 (石川県) |
2,625 (1.8L) |
吉田屋 | フルーティー(りんご)。後で辛く感じる。まろやか。香り過ぎ?。香りよくおいしい。フルーツの香り。柔らかい、バランス○。重い感じ。メロン。 | 6 |
阿櫻 /超旨辛口 特別純米生詰め ひやおろし /秋田酒こまち・60% |
阿桜酒造 (秋田県) |
2,500 (1.8L) |
調査中 | 濃厚。辛口。爽やか。燗にしたい。甘味が尾を引く。フルーティー(葡萄)。パンチあって良い。バランスが良い。バナナ。鋭いキレ。酸の立ちが良い。 | 7 |
十一州 /吟醸ひやおろし 生詰原酒 /吟風・55% |
日本清酒 (北海道) |
2,451 (1.8L) |
調査中 | バランス良い。フルーティー。青りんご系の酸味。燗にしたい。ふくよか。香りよい。この辛さがいい。スルッとして水みたい。熟香。パンチのある押し。 | 1 |
出雲富士 /秋雲 純米ひやおろし /山田錦・70% |
富士酒造 (島根県) |
2,590 (1.8L) |
調査中 | 青りんごの酸味。苦味程良い。ほのかにヨーグルト。柔らかい。純米らしい。とりあえず飲み易い。古酒っぽい。燗にしたい。米香から。乾物の香り。 | 8 |
福祝 /秋あがり辛口純米山田錦七割磨き /山田錦・70% |
藤平酒造 (千葉県) |
2,500 (1.8L) |
調査中 | フルーティー。立香良い。切れ。後味舌に残る癖あり。あっさり。メロンの香り。舌先が苦い。淡い。辛い。バナナ。うすい、でも深い。やさしいふくらみ。 | 2 |
庭のうぐいす /特別純米ひやおろし /山田錦/夢一献・60% |
山口酒造場 (福岡県) |
2,600 (1.8L) |
リカーワールド21シバタ | 丸い。コクがある。正統派。上立ち香良い。軽い味。酸っぱい。あっさり軽い味薄い。酸味でスッキリ。キレ。上品、バランス○。香り強い、飲み疲れ。 | 3 |
初緑 /特別純米火入れ /ひだほまれ・60% |
高木酒造 (岐阜県) |
2,400 (1.8L) |
酒の中島屋、酒のひろせ | 貴婦人のような上品さ。すっきり飲み易い。米っぽい。昔の日本酒。酸が立って切れる。さっぱり系。燗にしたい。水のようなサラサラ。香り系、食と合わない。 | 4 |
富久錦 /特別純米ひやおろし /山田錦・70% |
富久錦 (兵庫県) |
2,800 (1.8L)) |
調査中 | 米の甘味と旨味。辛口。燗にしたい。サラサラで最後にエグ味が残る。ストレートな味(あっさり)。飲んでいるうちに甘くなる。スッキリとしてバランス良い。 | 10 |
五味
特徴
(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください
(コメント)
味の乗った「ひやおろし」楽しんでいただけましたでしょうか。
今回は、初めての試みを行いました。常温でのブラインドテイスティングです。いつもは冷蔵庫で冷やした状態で利きますが、今回は常温でした。
温度を変えて楽しむことができるのが日本酒の特徴です。冷たいほうがおいしい酒、常温が良い酒、ぬる燗がふくらむ酒、飛切燗が切れる酒...酒毎に温度変化が楽しめます。
参加者の評点からすると、全体として今月の評点は厳しかったようです。常温の酒は、謂わばお化粧なしのスッピン状態です。お酒の素顔が表に出るため。香り、味、厚み、バランスにそれぞれの個性が出て、参加者も戸惑いがあったかもしれません。
ブラインドテイスティングが終わり、燗をして飲むと、スッピンでは冴えなかった酒が、生き生きと蘇ったものもありました。適温は酒毎に違いますね。
日本酒は人間と同じで、幾つもの顔を持っています、ひとつの顔だけ見て評価しては、間違います。色々試してみて、多面的に見ると、魅力が見えてくるものではないでしょうか。
これから気温が下がり、酒を温めて飲む季節です。駄目と誤解していた酒を適温を見つけて再評価できれば、造り手と飲み手の心が通じます。
来月のテーマは「燗酒」。日本酒の柔軟さ・幅広さ・奥深さが実感できます。秋の味覚に合う適温の酒を探しに行きましょう。
今日のテーマは「ひやおろし」。肴は、明太子から。
今日は、お酒を冷蔵庫に入れず常温で楽しみました。
姫さざえです。旨いです。
銀杏。いいですねぇ。
なんて華やかなテーブルなんでしょう。
牛肉や牛蒡の入った芋煮です。
ししゃもフライ。酒がすすみます。
かのうさん、今日も美味しい肴をありがとう!
牡蠣フライ。秋ですねぇ。
お漬物。ホッとします。
笑顔で呑むお酒は最高です。
最後は、あおさ海苔の茶漬けです。来月もヨロシク!
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