日本酒の会 sake nagoya
「定例会」報告
日時：2012年5月18日(金)
場所：旬彩処かのう(名古屋市中区三の丸一丁目）
テーマ：dancyuのお酒Part2
参加者：52名
今回のお酒(順不同)
| 銘柄 / 種別 / 使用米･精米歩合 |
製造 (産地) |
購入 価格 (容量) |
把握する 銘柄取扱店舗 |
参加者のコメント | 酒 № |
| 松の司 /純米吟醸AZZOLA生原酒 /山田錦・50% |
松瀬酒造 (滋賀県) |
4,990 (1.8L) |
知多繁、酒のきまた、酒の中島屋 | 木のような立ち香がある。口に含むとバナナ様の強い香りがある。甘味が強くやや重いが最後を強い苦味が締めくくる。 | 8 |
| 羽前白梅 /純米原酒 /美山錦･50% |
羽根田酒造 (山形県) |
3,000 (1.8L) |
調査中 | 香りは低い。さっぱりしていて軽くバランスも良いが、やや酸味の不足にもの足りなさを感じるかも。 | 12 |
| 王禄 /丈径 純米吟醸生原酒 /山田錦・55% |
王禄酒造 (島根県) |
4,064 (1.8L) |
リカーワールド21シバタ | フルーティな含み香があり、爽やかな白ブドウ様の酸を感じる。その後潜んでいる甘味が口に広がる。旨味もあり、最後は苦味でスッパリ切れる。 | 5 |
| 長珍 /純米吟醸 /山田錦、雄町・50% |
長珍酒造 (愛知県) |
3,539 (1.8L) |
三祐、酒のきまた、酒の中島屋 ほか | 麹の立ち香があるが、含み香は低い。ほんのりとした甘味と辛味のバランスが良く食物を邪魔しないさらりとした呑口。 | 1 |
| 玉川 /山廃純米無濾過生原酒 /雄町・66% |
木下酒造 (京都府) |
2,940 (1.8L) |
調査中 | トロピカルフルーツ様の含み香があり、強い甘味とバランスのとれた酸味がある。複雑な旨味があり、独特のコクを感じる。 | 7 |
| 隆 /純米吟醸 若水五拾五 生原酒 /足柄若水・55% |
川西屋酒造店 (神奈川県) |
3,255 (1.8L) |
徳丸商店、ごとう屋、酒屋はやし | 香りは高く甘味も強いがすっきりした柑橘系の酸がそれを裏打ちする。ライムを思わせる苦味でスッパリ切れる。 | 6 |
| 綿屋 /純米吟醸 小僧佐藤農場 山田錦 /山田錦・55% |
金の井酒造 (宮城県) |
3,675 (1.8L) |
酒屋はやし、ごとう屋 | メロンとヨーグルトを合わせたような含み香がる。甘味と酸味が加水により上品で伸びやかな味わいとなりすっきりした切れを形作る。 | 9 |
| 磐城壽 /地縁復興純米酒 /夢の香・65% |
鈴木酒造店 長井蔵 (山形県) |
2,520 (1.8L) |
調査中 | リンゴのような含み香がある。甘味、酸味のバランスが良く軽くすっきりしている。苦味が強く切れもよい。 | 11 |
| 遊穂 /純米吟醸無濾過生原酒 /山田錦,美山錦・55% |
御祖酒造 (石川県) |
2,900 (1.8L) |
知多繁 | 淡黄色。麹の立ち香、フルーティな含み香。微炭酸が爽やかさを演出するが、甘味、酸味とも強く旨味もたっぷり。やや後味に粗さがあるかも。 | 4 |
| 司牡丹 /金凰司牡丹 本醸造 /-・70% |
司牡丹酒造 (高知県) |
1,888 (1.8L) |
調査中 | 全く透明の酒色。香りは低く水のように軽い呑口。バランスの良い甘味や酸の淡い味の広がりを、最後に苦味が爽やかに収める。 | 2 |
| 天隠 /純米原酒 /雄町・70% |
板倉酒造 (島根県) |
3,000 (1.8L) |
調査中 | 良く色づいた酒色。少しフルーツ様な含み香があり、仄かな甘味と裏打ちする酸味がある。辛味強く旨味もあるが、ややあと口に苦味が残るかも。 | 3 |
| 睡龍 /生酛純米吟醸 /山田錦・50% |
久保本家酒造 (奈良県) |
4,999 (1.8L)) |
酒屋はやし、酒のきまた | 酒色は黄色で、含み香に米の香、スモーク香、熟成香がある。とろりとし旨味はたっぷりで切れもよい。やや後に残る部分があるかも。 | 10 |
五味
特徴
(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください
（コメント）
第２回dancyuの酒お楽しみいただけたでしょうか。dancyuでは年１回日本酒をテーマに特集が組まれますが、４月号のテーマは『無人島に持って行きたい１本はどれですか』。著名人がそれぞれ心に残る１本を推薦しています。そのトップで紹介されているのが、吉田類氏推薦の『司牡丹本醸造』、今回２番目に出品されたものです。司牡丹を改めてきいてみて、霞がたなびくような微かな香りや旨味があり、ある種上品と言ってよいこの酒に強い個性を持つ生原にはない魅力を感じるとともに、この酒を選んだ吉田類氏の酒を飲むスタイルや今までの人生が透けて見えるような気持ちになる１本でした。
さて次回のテーマは「うすにごり・おりがらみ」。夏らしいテーマですが、なかなか評価の難しい一群でもあります。
お楽しみに。
今日も「dancyuのお酒」。肴は、鶏胸肉のオリーブオイル煮から。
今日も新人さんがたくさんです。
オリーブです。意外と日本酒と合うんです。
お酒がおいしいと笑顔になりますね。
きびなごの唐揚げです。
お隣さんとも和気あいあい。
かのうさん、今日もdancyu掲載の肴から作ってくれました。なんとタンドリーチキンです！
お気に入りは見つかりましたか？
最後はあさりのパスタでした。来月もお楽しみに。
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