日本酒の会 sake nagoya
「定例会」報告
日時:2012年3月16日(金)
場所:旬彩処かのう(名古屋市中区三の丸一丁目)
テーマ:東北のお酒
参加者:51名
今回のお酒(順不同)
銘柄 / 種別 / 使用米・精米歩合 |
製造 (産地) |
購入 価格 (容量) |
把握する 銘柄取扱店舗 |
参加者のコメント | 酒 № |
浜娘 /純米「搾りたて生」 /ひとめぼれ・60% |
赤武酒造 (岩手県) |
3,000 (1.8L) |
調査中 | トロピカルフルーツの香りとともに酸に裏打ちされた甘味が押し寄せる。旨味もあり、味の広がりも感じられるがやや重めかも。 | 10 |
泉川 /特選 純米吟醸 /山田錦・50% |
廣木酒造本店 (福島県) |
3,150 (1.8L) |
調査中 | 青い果実の香りと酸味がありフレッシュな呑口。苦味、辛味が爽やかな後味の切れを形づくる。 | 11 |
奈良萬 /純米吟醸 無濾過生原酒 中垂れ /五百万石・53% |
夢心酒造 (福島県) |
3,360 (1.8L) |
酒泉洞堀一 | 香りが高くレモン様の爽やかな酸味と微発泡による爽快感のある呑口。バランスよく濃厚で切れもよい。 | 8 |
愛宕の松 /M -ATAGONOMATSU- 純米吟醸 /五百万石・55% |
新澤醸造店K (宮城県) |
2,856 (1.8L) |
酒のきまた、 庄兼 | バナナミルクの様な甘い香りと上品な甘味が身上。後から来る苦味がアクセントになっている。 | 1 |
日高見 /純米初しぼり 感謝の手紙 /五百万石・60% |
平孝酒造 (宮城県) |
2,730 (1.8L) |
サケハウス、富屋酒店 | 杉の木の様な香りが爽やか。香・甘・酸が透明感を感じさせるすっきりした呑口。 | 5 |
会津娘 /芳醇純米酒 上汲み火いらず /五百万石・60% |
高橋庄作酒造店 (福島県) |
2,780 (1.8L) |
調査中 | 華やかな香りとやわらかな甘味がトロンとした呑口をつくる。裏打ちする酸もあり、すっきり切れていく。 | 3 |
ロ万 /かすみ生原酒 /夢の香,ヒメノモチ・- |
花泉酒造 (福島県) |
2,950 (1.8L) |
調査中 | 薄い濁りがある。先ずクリーミーな香りと強い甘味が押し寄せる。その後酸味と旨味がコクを形づくる。 | 4 |
磐城壽 /季造り純米しぼりたてく /出羽燦々・65% |
鈴木酒造店長井蔵 (山形県) |
- (1.8L) |
調査中 | グレープフルーツ様の香りとともに甘さと酸味が広がる。やや味の広がりには欠けるが、少しの苦味もあり切れはよい。 | 9 |
月の輪 /特別純米生原酒 /ぎんおとめ・55% |
月の輪酒造店 (岩手県) |
2,760 (1.8L) |
富屋酒店 | 果実感のある香りがあり、甘味、酸味がバランスよく感じられる。最後に残る渋味と苦味が快く味を引き締める。 | 6 |
千両男山 /本醸造 復興1号しぼりたて新酒・生 /美山錦・65% |
菱屋酒造店 (岩手県) |
2,310 (1.8L) |
調査中 | 薄濁りで木のような香りがある。味は淡く辛く、苦味をともなったさっぱりした呑口。食中酒向き。 | 12 |
伯楽星 /純米吟醸 うすにごり 本生 /蔵の華・55% |
新澤醸造店K (宮城県) |
3,045 (1.8L) |
庄兼 | 霞状の濁りがあり、香りは低くすっきりした酸が印象的。味は淡くすっぱり切れる。食中酒向きか。 | 2 |
雪っこ /活性原酒 /トヨニシキ・68% |
酔仙酒造 玉の春工場 (岩手県) |
1,176 (900ml ) |
JR名古屋高島屋 | 裏ごししたようなキメの細かい濁り。ミルキーな香りと甘味が口いっぱいに広がる。旨味も強くアルコールによる切れも十分。やや甘味が口に残るかも。 | 7 |
五味
特徴
(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください
(コメント)
今月は「東北の酒」をテーマとした会でした。
震災から一年経ちました。地域社会で大きな役割を果たしてきた日本酒蔵は、地域を象徴する存在であるが故に何度も報道に取り上げられました。震災直後の惨状、生き残った酒、全国からの支援、そして感謝。いくつかの物語が紹介されました。その一方で、瓦礫の受入を巡る問題が生じ、あの「絆」という言葉は何だったのか改めて考えさせられました。
震災とは関係なく、日本酒を巡る状況は厳しい状況です。更に過疎化の進行による地域社会の崩壊は、東北地方では一層加速されることになると思います。
まだ東北は復興には程遠い状況と聞きます。震災一年を迎え、改めてどのような支援ができるのか考える必要があります。
さて、次回の定例会のテーマは「dancyuの酒」ですが、まずその前に4月8日は恒例の花見です。たまには明るい光の中で酒を酌み交わしましょう。
今日のテーマは「東北のお酒」。肴は、鯖の酢味噌スリゴマ掛けからスタート。
震災から1年・・・。早いものです。
復活のお酒も揃いました。
お酒を飲むことも、応援の一つですね。
きゅうりの辛子味噌です。かのうさん、東北の素材を揃えてくれました。
なめこ・長芋・とんぶりのヌメヌメ和えです。
蓴菜(じゅんさい)の酢の物です。
地酒はその地方の素材とよく合いますね。
山形の芋煮です。
玉こんにゃくです。
なんと、台湾から女性が単独で参加です。日本の旅行途中で寄ってくれました。
最後はカレーうどんです。来月もよろしく!
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