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日本酒の会 sake nagoya 「定例会」の報告

日時:2019年4月19日(金)
場所:旬彩処かのう(名古屋市中区三の丸一丁目)
テーマ:「気になるお酒」
参加者:51名

 

今回のお酒(順不同)
銘柄
/ 種別
/ 使用米・精米歩合
製造
(産地)
購入
価格
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取扱店舗
参加者のコメント
菊鷹
~雄飛~ 速上 純米吟醸 無濾過生酒
愛知県産夢吟香 ・ 60%
藤市酒造
(愛知県)
3456
(1.8L)
秋貞商店、 オオタケ、知多繁ほか
薄い滓があり、発酵感がある。リンゴ、モモ、イチゴなどのフルーティな香りやヨーグルトの様な香りがある。果実を思わせる甘味、爽やかな酸味、炭酸の刺激が心地良い。すっきりしながらもしっかりしたコクも感じる力強い一本。 13
東洋美人
一歩 山酒4号
山酒4号、国産米 ・ -%
澄川酒造場
(山口県)
3,240
(1.8L)
リカーワールド21シバタ、 あさい商店
ほぼ透明の酒色。メロンやブドウの香りがあり華やか。熟したブドウを思わせる爽やかな甘味があり華やか。スッキリしながらも濃い印象。終盤も甘味の余韻が続き、温度によっては重くなるかも。 9
喜平
純米吟醸 無濾過生原酒 新米新酒
誉富士 ・ 55%
静岡平喜酒造
(静岡県)
3,050
(1.8L)
調査中
ほぼ透明の酒色。米の香りやナシの香りがある。微かに熟成感があり、甘味、酸味のバランスが良く、メリハリの良い印象。最後は苦味が切れ感を作る。 6
鍋島
純米吟醸 Blossoms Moon
但馬強力 ・ 50%
富久千代酒造
(佐賀県)
3,607
(1.8L)
酒泉洞堀一 透明で炭酸感があり、リンゴ、パイン、の香りがある。柔らかな甘味と酸味がありフレッシュな飲み口。辛味や苦味がきちんとした骨格を作り、スッキリとして切れもよい。後半には旨味やアルコール感がせり上がりしっかり楽しめる。 8
二兎
純米吟醸 出羽燦々五十五 生原酒
出羽燦々 ・ 55%
丸石醸造
(愛知県)
3,500
(1.8L)
酒泉洞堀一、 オオタケ、 荒川商店ほか ほぼ透明の酒色。米の香り、リンゴやハチミツの様な甘い香りがある。甘い果実のようなで爽やかな酸味を感じるソフトな味わい。終盤まで微かな苦味を伴うきれいな甘味が口一杯に広がる。 4
天明
喜多方山田86おりがらみ本生東京精米Version
喜多方産山田錦 ・86%
曙酒造
(福島県)
3,240
(1.8L)
リカーワールド21シバタ、 あさい商店 ごく薄い濁り。クレープフルーツやバナナのような爽やかな香りがある。柑橘系の酸が印象的なフレッシュでジューシーな一本。あっさり、すっきりしながら最後は苦味がしっかりコクを感じさせながら切れていく。 12
蓬莱泉
sakenagoya オーダーメイド酒
夢山水/一般米 ・ 55%
関谷醸造 吟醸工房
(愛知県)
-
(1.8L)
非売品 ほぼ透明の酒色で微かな炭酸感がある。華やかなブドウやナシの香り、ミルクの香りがある。柔らかな甘味にバランスよく酸味が寄り添う。中盤には微かな旨味が感じられ、最後は快い苦味で締めていく。 5
福田
純米吟醸
山田錦 ・ 55%
福田酒造
(長崎県)
3,348
(1.8L)
調査中 ほぼ透明の酒色。香りは微か。アタックは弱く、軽めの味の構成の中では少し酸味をきかせバランスがよい。終盤は苦味・渋味がしっかり感じられコクを形作る。酒中酒向き。 11
七水
純米60 直汲み 生原酒
五百万石 ・ 60%
虎屋本店
(栃木県)
3,024
(1.8L)
調査中 ほぼ透明の酒色。微発泡。華やかなパインやバナナの香りがある。甘味、旨味は低めでさらっとした酸味があり、瑞々しくジューシー。軽くスッキリした印象で最後は微かに苦味を残しながら消えていく。温度によってはやや甘すぎるかも。

1

酉与右衛門
純米酒 無濾過生原酒
徳島県産山田錦 ・ 70%
川村酒造店
(岩手県)
3,402
(1.8L)
酒のなかや 透明で発泡感がある。香りは低い。甘味は少なく、酸味はやや高めで炭酸感もあり辛くシャープでドライ。終盤にはくっきりした苦味が幕を引く。 10
七本鎗
純米酒 搾りたて生原酒
山田錦 ・ 60%
冨田酒造
(滋賀県)
3,240
(1.8L)
中島屋、 森正商店、 オオタケ ほぼ透明の酒色。微かに炭酸感がある。麹の香り、木、バナナの香りがある。甘味や旨味がしっかりしていて最後は意外とスッキリ切れていく。温度による印象の差が大きいかも。 7
月の輪
花見酒 特別純米酒おりがらみ
国産米 ・ 55%
月の輪酒造店
(岩手県)
2,916
(1.8L)
庄兼 薄濁り。微かにパインの香りがある。柔らかな入口で甘味は低く、さっぱりしたきれいな酸がエレガント。最後は力強く苦味渋みで押していく。 3
臥龍梅
純米吟醸 生貯原酒 鳳雛
静岡県産誉富士 ・ 55%
三和酒造
(静岡県)
3,294
(1.8L)
調査中 ほぼ透明の酒色。香りは低く、甘味・酸味・旨味も低目。辛味やアルコール感がしっかりありスッキリしたドライな印象。最後ははっきりした苦味で締めくくる。やや淋しいところがあるかも。 2

五味

特徴

(注)この評価は、単に参加者の感想を集計したものであり、他意はありませんので、ご了承ください

(コメント)
平成最後の定例会お楽しみいただけたでしょうか。
前回のアイテムは単品で出されたら区別に本当に悩んでしまう…という会でしたが、今回は様々。コメント作成者としては落ち着いていただくことができました。
さて、この30年間は、皆様にとってどんな30年間だったでしょうか。30年間の日本酒の変化に思いを馳せる方もいれば、30年前と言われても生まれていない…という方もいらっしゃることと思います。30年間飲み続けた私として思うのは、銘柄選択の幅が広くなり、そして美味しくなったこと。30年間でマニアックな酒販店が多くなり、それぞれの取り扱い銘柄も格段に増え、どれもこれも大変美味しくなりました。
日本はこれから人口急減期。経済の見通しは不透明とのことですが、これからも、うまい酒が飲める平和な時代が続いていってほしいと思います。
そして、令和になっても日本酒の会sake nagoyaをよろしくお願いします。
さて、次回は「気になるちょっといいお酒」。会費が少し高いので大いに期待しましょう。(T)


今月のテーマは「気になるお酒」。肴はあさり鍋からスタートです。


生酒が多いですね。バイヤーさんの好みかな?


蒸したタカアシガニです。


味噌カツです。


お気に入りは見つかりましたか?


カニ味噌もありました。〆は雑炊です。来月もよろしく。

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